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とりなしの祈り 穂森幸一(154)

2020年4月2日08時23分 コラムニスト : 穂森幸一
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そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。(1テモテ2:1、2)

政治の指導者たちの行動を見て、批判し、憤慨することもあります。自分たちの願うような方向に政策を打ち出してくれないので、あきれてしまい、無関心になってしまうこともあります。しかし、それでいいのでしょうか。使徒パウロはテモテに王や高い地位にある人々のためにとりなしの祈りをしなさいと勧めています。

現在、世界情勢は混沌としています。いつ紛争や戦争が起きてもおかしくない状況です。気候変動のせいで世界的な飢饉や経済破綻による大恐慌がいつ起こるか分からない不安定な世界です。指導者たちが舵取りを誤ると危機が早まるかもしれません。間違った方向に行かないように心を砕いて祈る必要があります。

政界のリーダーや会社経営者は孤独感に悩まされているといわれます。情勢の判断や最終決断を自分一人でしなければならない場面がありますので精神的には厳しい立場に立たされていると思います。そういうときに損得勘定なしに中立的な立場でとりなしの祈りをしてくれる人はとても心強く感じるのです。

私は経済団体の集まりに行ったら、なるべく政界の方々や経済界をリードする方々から名刺を頂くようにしています。名刺にメールアドレスがありますので、SNSでつながり、メールを送ることもあります。その時はその方が行っている政策で評価できるところを見つけてお伝えするようにしています。そのあとに要望などを伝えますと目を通してくださるみたいです。

ダビデ王がバテシバと不倫をし、バテシバの夫、ウリヤが戦場で非業の死を遂げるように細工までしてしまうという大きな罪を犯してしまいます。当時、最高権力者だったダビデのもとを預言者ナタンが訪れ、その罪を糾弾し、悔い改めを迫ります。(2サムエル記11:2〜27、12:1〜14)

もしナタンがいきなりダビデのもとを訪れてもダビデは会わなかったかもしれません。しかし、ナタンは普段からダビデと交流していて、とりなしの祈りをしていました。そのつながりの中でダビデは悔い改めに導かれ、危機を脱することができました。

先日、日本を訪問されたローマ教皇は、天皇陛下に謁見され、安倍首相とも会見されました。日本の宗教指導者でこのようなことが許される人がいるかと考えてみますと、なかなか思い当たりません。バチカンはカトリックの総本山であり、国家として承認されているから当然だという意見があるかもしれません。しかし、ローマ教皇は普段から世界平和に関心を持ち、社会正義のために貢献していますので、その働きが評価され、受け入れられていることを忘れてはならないと思います。

プロテスタントの牧師もパウロが勧めているように国の行く末を案じ、上に立つ人々のためにとりなしの祈りを続けていくと、直接面会して、祈り、進言する機会が与えられると思います。

牧師とか教会のリーダーに求められている大きな役割は、社会のリーダーだけでなく自分と関わりのあるすべての人々を覚えて、とりなしの祈りをしていくことです。祈りに覚えてもらうことは何よりも大きな励ましになります。また、もう一つの大切な役割はアドバイザーになってあげることです。どのように決断したらいいか悩んでいるときに的確なアドバイスは何よりもうれしいのです。

牧師自身のアドバイスだけでなく、人脈を駆使して必要な専門家を紹介してあげることも大切だと思います。特に士業と呼ばれる弁護士、司法書士、行政書士、税理士、会計士、社労士など、仕事や生活上の悩み、トラブルでは適切な専門家と出会えるかどうかが人生の分かれ目になります。私は経済団体の会合やセミナーなどで専門家にお目にかかり、名刺交換したときは、自分と関わりがある人がトラブルに巻き込まれたときは連絡していいかどうか確認しますと、ほとんどの方が無料相談についても提案してくださいます。

この社会には思いがけない落とし穴やわながあり、そこにはまり込んで人知れず悩み、絶望している人も少なくありません。しかし、世の中には私たちの知らない救済システムや法律的な支援体制もあります。専門家の知恵を拝借することで脱出の道を見いだすことができます。一人で悩むよりも人脈のネットワークを駆使して支援活動を見いださなければなりません。

兄弟たちよ。あなたがたにお願いします。あなたがたの間で労苦し、主にあってあなたがたを指導し、訓戒している人々を認めなさい。その務めのゆえに、愛をもって深い尊敬を払いなさい。お互いの間に平和を保ちなさい。兄弟たち。あなたがたに勧告します。気ままな者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい。だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行うよう努めなさい。(1テサロニケ5:12〜15)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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