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真実の声に耳を傾けよ 穂森幸一(136)

2019年7月25日14時58分 コラムニスト : 穂森幸一
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見よ。その日が来る。――神である主の御告げーーその日、わたしは、この地にききんを送る。パンのききんではない。水に渇くのでもない。実に、主のことばを聞くことのききんである。彼らは海から海へとさまよい歩き、北から東へと、主のことばを捜し求めて、行き巡る。しかしこれを見いだせない。その日には、美しい若い女も、若い男も、渇きのために衰え果てる。(アモス書8:11〜13)

私たちの周りにはさまざまな通信手段があり、SNSやブログなどにより瞬時に地球の反対側の人々ともつながることのできる便利な世の中です。欲しい書籍があれば、通販ですぐに取り寄せることができます。テレビやラジオも一日中情報を発信し続けています。情報過多ともいえる時代にあって、何でも知っている、分かっていると錯覚してしまうことがあります。しかし、情報の洪水の中で、真実の声が消されてしまう危険性を危惧しなければなりません。

マスメディアの発する情報がすべて真実とは限らない事実に注目しなければなりません。世の中に出回っている情報はうそと真実が混ぜ合わさっていて、真実に見せかけて虚偽の世界に誘導することがあります。神に敵対する勢力が、どうしようもない現実の中にある世の中に希望はないと思わせようとすることがあります。また、私たちの努力や善意がいかに無力なものか思わせようとすることもあります。

例えば、世界の貧困とか飢餓の問題も、私たちの些細な努力なんて大して役に立たないと悲嘆してしまうような報道が流され、キャンペーンが行われることもあります。しかし、私たちが力を合わせ努力することで、着実に良い方向に向かっているのです。

20年前は、今日食べる物にも事欠くような貧困層は世界の中で26億人といわれていました。2019年現在、13億人の貧困層だといわれます。20年後には2億人になっているといわれています。しかし、マスメディアは一切この事実に触れようとしません。人々が分かち合うことによって少しずつ良い方向に進むこともありますが、悲観的なニュースや悲劇的な出来事でないと人々の注目が得られないという事情があります。

世の中の人々は、神の正義に反することを好むこともあります。例えば、ある街にとても素敵な夫婦がいて愛し合い、支え合っていましたという物語をドラマ化しても視聴率は取れません。むしろ、とんでもない不倫をしている悲劇のヒロインを描くと人気が出るのです。

私たちが絶対的に信頼していい情報源は聖書だけだと思います。聖書は長い間、手書きにより写本という形で受け継がれてきましたが、厳密な写本考証の結果、ほとんど原書に近いといわれています。死海写本などの発見により、それは間違いないと証明されています。

多くの歴史書は、当時の為政者の権勢を誇ったり、業績を誇示するために改ざんされたり、捏造(ねつぞう)されることさえありました。だから一冊の歴史書だけで真意を測ることはできないといわれています。

魏志倭人伝という中国の古書の中に邪馬台国の記述があり、邪馬台国は日本のどこにあったのか、女王卑弥呼とはどのような人物だったのか邪馬台国論争が起きたことがあります。邪馬台国は九州北部だったとか、近畿地方とか、果ては徳之島とか、四国とか論争が尽きることはありません。それは一冊の歴史書のみを根拠に論じているからです。魏志倭人伝に記述されている邪馬台国は、中国から船でどのくらいの旅程にあり、どのくらいの港に寄港しながら進んだとか記述してある内容を根拠に計算した結果、計算方法により候補地があちこちに出てくるのです。

魏志倭人伝は、中国の皇帝の権勢を伝えるために書かれたものだと思います。大事な内容は、東の果てにある倭の国、邪馬台国に金印を届けたと記されていることです。当時の金印は、中国の属国になったという証しなのです。皇帝の権威は東の果てにまで及ぶくらいすごいぞということを印象付けているのです。

そして、倭の国に一度も足を踏み入れたことのない宮廷の記録人が、伝聞に基づいて創作している捏造記事だと断定している人もいます。日本は過去の歴史の中で一度も中国の属国になった証拠もありません。聖徳太子が隋に使節を派遣するとき、親書に日本の元号を用いて「日いずる国の天子より」というメッセージを記されたのは、日本は属国ではないという気概を示されたのでないかと思います。もし卑弥呼が実在の人物なら、どこかに卑弥呼神社があってもおかしくないのに、どこにもないといわれています。

世の中には偽書、捏造書、フェイクニュースがあふれていますが、惑わされることなく、神の真実の声を聞く者とならなければと思います。

私はだれに語りかけ、だれをさとして、聞かせようか。見よ。彼らの耳は閉じたままで、聞くこともできない。見よ。主のことばは、彼らにとって、そしりとなる。彼らはそれを喜ばない。(エレミヤ書6:10)

たまには、マスメディアの情報を一切断ち切り、スマホもスイッチを切り、心を静めて聖書に向かい合う時間をつくることも必要ではないかと思います。情報の洪水を逃れ、気持ちを落ち着けると、静かなる細い神の声が聞こえてきます。それは希望の声であり、前向きの言葉です。

わたしの民よ。わたしに心を留めよ。わたしの国民よ。わたしに耳を傾けよ。おしえはわたしから出、わたしはわたしの公義を定め、国々の民の光とする。(イザヤ書51:4)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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