ロンドンでペンテコステに祭典「御国を来たらせたまえ」 5千人超が参加

2019年6月11日13時43分 印刷
+ロンドンでペンテコステに祭典「御国を来たらせたまえ」 5千人超が参加
人々で埋め尽くされたロンドンのトラファルガー広場(写真:All Saints, Fulham)

英ロンドン中心部ウェストミンスターにあるトラファルガー広場は9日、教団教派を超えてペンテコステ(聖霊降臨祭)を祝うために集まった数千人の人々で埋め尽くされた。

カンタベリー大主教とヨーク大主教が11日間にわたって主催する祈りのキャンペーン「御国を来たらせたまえ」は同日、トラファルガー広場で催されたイベントで最高潮を迎え、少なくとも5千人が参加した。

イベントでは、グラミー賞受賞歌手で英ワーシップ界のパイオニアとして知られるマット・レッドマンが、ヒット曲「10,000 Reasons(Bless the Lord)」を披露。昨年女性として初めて任命されたロンドン主教サラ・マラリーが、同じく2年前に女性として初めて任命されたロンドン警視庁のクレシダ・ディック警視総監や、ロンドンの救急サービスの代表者らのための祈りを導いた。ディック氏は、ロンドンを悩ます暴力の終焉(しゅうえん)を祈り求めるよう人々に要請した。

イベントには、英国国教会のトップであるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーをはじめ、カトリック教会ウェストミンスター教区のビンセント・ニコルズ大司教、コプト正教会ロンドン教区のアンバ・アンジェロス大主教、リディームド・クリスチャン・チャーチ・オブ・ゴッド(RCCG)英国議長のアグ・イルクウ牧師らも参加した。

ウェルビー氏は、さまざまな違いがあってもクリスチャンはキリストにあって皆一つになることができると語った。

「私たちには、皆違いがあります。見た目も違いますし、文化や背景も違います。それでもイエスにあって贖(あがな)われた私たちは、一つなのです。そのような違いを持つ人々が一つの教会となり、教会の外でさまざまな人々に仕え、イエスの愛を示し、イエスついて語ることを可能にする要因は何でしょうか。それは神の御霊に他なりません。私たちは自分が言いたいことを言うことができます。しかし、人の心に対してできることはあまりありません。ただ御霊が語ることによってのみ、心と心がつながるのです」

ウエルビー氏は、会場から数百メートル先にある英国会議事堂に意識を向け、英国の政治家は、欧州連合(EU)離脱問題で一致を見いだすに当たり、「奮闘し」「苦しんでいる」と語った。

「私たち国民は政治家たちをあまりにも軽蔑しています。しかし、彼らは崩壊したこの国の民を再建しようとしています。一部の政治家は違うとしても、大半の政治家は正しい理由で政治に参加しているのです。

しかし、政治家たちは過去35年間で今ほど困難を極めた時はないと言っています。この状況を変えることができるのは誰でしょうか。それは神の御霊です。神がこの国にイエスの癒やしと希望をもたらすことを教会が固く信じるよう、神は呼び掛けているのです。

私たちには、互いの違いを認めることが許されています。イエスも私たちが皆同じだとは言っていません。主は人を異なるものとして造ったと言っておられます。皆さんは、違いがあるままで互いに愛し合うようになるのです。それは十字架と復活を通して起こることであり、昇天とペンテコステ、つまり御霊の到来を通して起こることです。私たちはこの社会が変貌するのを見ることになるでしょう」

「御国を来たらせたまえ」は、友人や家族にイエス・キリストを知ってもらうために、毎年昇天祭からペンテコステまでの11日間に行われる祈りのキャンペーン。今年は5月30日から6月9日まで催された。昨年は114カ国から65余りの教団教派が参加した。

イベントにはこの他、昨年行われたヘンリー王子と米女優メーガン・マークルさんの結婚式にも出演したキングダム・クワイアや、クリスチャン歌手のルー・フェリンガム、先ごろ英最大のゴスペル賞「プレミア・ゴスペル賞」で最優秀新人賞を受賞したサウンズ・オブ・ニュー・ワイン・ゴスペル・クワイアなどが出演した。

午後4時からは教会指導者たちが聴衆の前で祈りの時を導いた。

ロンドン主教のマラリー氏は次のように述べた。

「これは、クリスチャンがロンドンという大都市の象徴的な地区に集まってキリストを礼拝し、御心を求め、御国が来ますようにと祈ることのできる素晴らしい機会です。昨年は大聖堂で行われた集会に、膨大な数の人々が参加したので驚かされました。今年はトラファルガー広場での催し物と交流を通して、神が多くの方々にどのような御業をなさるのか楽しみにしています」

メソジスト教会の代表として参加したトレー・ホール牧師は次のように述べた。

「あらゆる教団教派からさまざまな背景を持つ方々がご参加くださり、ご友人も誘ってくださることを期待しています。この祭典は、子どもたちや家族が神を礼拝し、信仰について深く学び、楽しいひと時を過ごすためのものです。また、祈りの時も持ちます。この国に神の正義と喜びと平和が流れるよう、共に祈ります」

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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