なにゆえキリストの道なのか(183)千年王国はどう考えたらよいのか? 正木弥

2019年2月23日14時53分 コラムニスト : 正木弥 印刷
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千年王国はどう考えたらよいのか。

いささか学問的で恐縮ですが、千年王国論とは、この世と来るべき世の間に、正義と繁栄と平和の千年期(長い期間)があるとするものです。これについては、初期の教会の時からさまざまな説があり、確定的見解は出ていないようです。

その解釈の仕方により、1)無千年期説、2)千年期後再臨説、3)千年期前再臨説に大別されます。

しかし、これはキリスト信仰にとって死活的に重要な教理とは考えられません。もしそうなら、聖書の多くの箇所で明瞭に書かれているはずですが、言葉としてはっきり書いてあるのは、黙示録第20章の1~6節だけです。ところが、黙示録は謎めいた、象徴的表現に満ちた書です。従って、黙示録だけから「どの説が正しい」と断定することは難しいのです。

教理は聖書の全体から導き出されねばなりませんが、聖書は一貫して、今の世と来るべき世の2つしか示していません。

それぞれ真面目なキリスト者が福音的立場から議論していますが、現在のところ、まだ一致していません。よって、他の説もあることを踏まえて、いたずらに他説を非難せずに、各自が聖書によって考えたらいいでしょう。

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正木弥

正木弥(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版
ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書
ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ
創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から
なにゆえキリストの道なのか

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

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