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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(180)天国はなくてもいい? 正木弥

2019年2月2日08時27分 コラムニスト : 正木弥
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関連タグ:正木弥

この世界は少しずつ進歩している。人間は幸福になりつつある。天国はなくてもいい。

科学技術や医療技術は日進月歩で発展し、社会のシステムもある面で進歩しています。それに伴い、生活はどんどん便利になり、快適化も進んでいます。しかしその一方で、昔はなかったような負の面も多く顕在化してきました。

戦争の悲惨化、核兵器や非人道兵器の拡大、テロ活動の過激化、難民の増大、飢餓の広域化・常態化、経済格差・貧困の深刻化、エイズやうつ病などの増加、地球温暖化の進展、環境の悪化、絶滅種の増大などなど。わが国ではアルコール中毒・ギャンブル中毒・麻薬類薬物中毒の増加、共同体社会の崩壊、家族の絆の弱体化、人間の愛が冷たくなっていること、性倫理が低下して不倫や離婚が常体化していること、いじめや虐待の増加・深刻化、競争社会、忙しくて落ち着かない社会、生きる目的の喪失、自殺者数の高止まり・・・。

これらを総合的に見た場合、人間が果たして幸福になっているといえるのか疑問に思えます(年配の人に聞くと「昔は良かった。ゆったりとして、うるおいや思いやりがあった」との感想が多いから言うのではありません)。一人一人の人生を見ると、やはり人生は苦が絶えず、悩みがつきまとう。孤独で寂しいという人も多い中で、結婚できない若者や中年が多い。競争・比較の激化により劣等感・落伍感・精神的疲労感が強烈になっています。

便利・快適になっても、欲望も強烈化し、憎しみ・ねたみ・恐れ・不安からは解放されません。世の中に不条理・不公平・不満足が満ち、罪が支配しています。家族が死んでもその遺体を葬らないといった人心の荒廃もあります。そして最後に、死の問題が残ります。その悲しみ・むなしさ・不安はどうしようもありません。

天国はいらないというのは、地球上の一部の恵まれた地域の人々、恵まれた境遇の下に生まれた人々なのでしょう。いくら世界が進歩しても、叙上の多くの問題が解消できるとは思われません。

万一、人間が自らの努力で幸福になれるなら、「神はいらない」「天国もいらない」という考え方になるのでしょうか。それなら、神は人間の幸福のために存在することになります。それはまさに神無視、人間中心の世界観です。

天の御座に着いている方は笑い、主はその者どもをあざけられる。ここに主は、怒りをもって彼らに告げ、燃える怒りで彼らを恐れおののかせる。(詩篇2:4、5)

神は、世界や人間を造った方です。神が初めであり、終わりであり、神が中心なのです。神はこの世を支配すると同時に、最後の審判を予定し、信徒の復活・天国での永遠のいのちを予定しておられます。そして、言いたくないことですが、地獄も備えておられます。この世だけでなく、来世をも支配しているのです。この世のことだけを考えて、「しのぎやすくなった」「この世が幸福になった。それでいいではないか」では救われません。

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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