闇から光へ~的外れからの解放~(72)西へ避難! 佐伯玲子

2018年11月19日21時39分 コラムニスト : 佐伯玲子 印刷
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レイキヒーラー資格を取得するために「アチューメント」を受けていた最中に発生した東日本大震災(2011年3月11日(金)14時46分)は、東北地方に多大な被害を与えました。が、さらに全国的に恐怖を与えたのは、福島第一原子力発電所の放射性物質漏洩事故でした。

チェルノブイリ原発と同レベルといわれ、漏れた放射能の影響で発ガンの恐れがあり、被害は広範囲に及ぶ・・・とのうわさが立ちました。「“少しでも西へ避難”しよう!」と、移住する人たちも現れ始めました。家族で東京から沖縄に移住した友人もいました。また、被曝(ひばく)の被害を防ぐために「ヨウ素入りのうがい薬や消毒剤を飲んだり、海苔などの海藻を食べると良い」などの怪情報もネットで流れ、多くの人たちが“躍らされ”ました。

震災から2、3日たったとき、突然、我が家に元夫Aが、両手いっぱいの買い物袋を持って現れました。何と!中には、大量のヨードチンキ、うがい薬、のどスプレー、海苔パックが詰まっていました。まさに、“躍らされた人”でした(^^;)))。うがい薬などは「飲むと体に有害となる可能性がある」と聞いていたので、息子には飲ませませんでした。しかし、それだけにとどまらず、「今日のうちにそっち(私)の実家(愛知県豊田市)に避難するから仕度して!!」と言い出したのです。

「 少しでも西へ避難!」ということも、Aはしっかり信じていたようで、体全体から鬼気迫るオーラを発し、その“圧”に押し切られ、仕度もそこそこに、息子を連れ、3人で新幹線に乗り込みました。3人掛けの座席に、息子を挟み座りました。

7歳だった息子は、久しぶりの3人そろってのお出掛けに、Aと私の顔を交互に見つめながらとってもうれしそうでした。子どもながら、一生懸命に両親を取りなそうとしている姿を見て、胸が苦しくなったのを思い出します。

心配してくれていた高校時代の友人が、在来線の途中駅まで車で迎えに来てくれました。実家までたどり着くと「自分はここで・・・」と、Aは車を降り、近くのビジネスホテルに行ってしまいました。私の実家には、さすがに泊まりづらかったのでしょう。

帰省の間、Aは息子を呼び出し、2人で出掛けることはありましたが、3人で過ごすことはありませんでした。1週間ほど過ぎた頃、Aは仕事で先に帰京しました。「そろそろ私たちも(東京に)戻ろうと思う」と電話で話すと、「東京も放射能で危険なのになぜだ!?なぜ、そのまま(豊田に)居ようとしないんだ!?どうなっても知らないぞ!」と責められました。

が、余りにも極端で強引な提案を受け入れることができず、勇気を持って「無理だ」と断ると、久々に自分に逆らった私に少し驚いた様子で「好きにすれば!!」と電話を切りました。今、私も息子も健康に生きています!しかも、東京に帰っていなかったら、マルセ先生と再会し、伝道され、救われる機会を得られなかったかもしれません。

とは言うものの、“X教から遠く離れることへの不安と恐れ”があったのも、帰京理由の一つでした。間違った考えでしたが、かえってその決断が「救いの道」へとつながったのだと思うと、「主がすべてを相働かせ、益としてくださった」 と、感謝の心でいっぱいです。

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ローマ8:28)

神様のご計画に従っているどころか、不信仰、不従順、反キリスト、偶像礼拝などで罪の中に死んでいた私だったにもかかわらず、ぎりぎりのところで救われたのは、幼い頃、移動図書館で出会ったイエス様の絵本(洋書)・・・英文が分からず、母に話を聞いた後、「この人は何も悪い事をしていないのに、なぜこんな酷い目に?」という思いが、ずっと心に残り続けていた・・・あの時きっと、“福音の種”が蒔かれていたのでしょう。

小さな種だったかもしれませんが、その種が私の中で確実に成長を続け、やがて私の命を救い、永遠の命を得させる“実”となったのだと信じています。しかし、救われるまでには、まだしばらくの時が掛かりました。

帰京後、震災の中で「レイキヒーラー」となった私は、本格的に仕事として始めるため、サロンのホームページを立ち上げ、専用電話(携帯)も用意しました。友達にお試し価格で体験してもらい、口コミPRも試みましたが、思うように展開できませんでした。その間も、子宮筋腫は確実に肥大して、人の体を癒やしている場合ではなくなっていったからです。しかし、クリスチャンとなった今では、「成功しなくて本当に良かった!」と思っています。

状態が悪くなりつつも、医療に対する不信感と恐れが、私を病院に行けなくさせていました。「X教祖Y氏の波動と墓参、レイキ治療を信じて治す!」と思いながらも、いまひとつ不安で「他にも何か、手術をしないで治す方法はないものか?」と探し続けました。 そしてついに「手術をせず、子宮筋腫を改善する方法」という、一つの“情報商材”に出会ったのです。

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佐伯玲子

佐伯玲子(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

B.B Wonderland公式サイト

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