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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(68)御神鏡 佐伯玲子

2018年9月24日22時28分 コラムニスト : 佐伯玲子
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関連タグ:佐伯玲子

毎月の排卵時の激痛、子宮筋腫の成長とともに生じる生理期の大出血と、それに伴う重度の貧血。さらに、筋腫が膀胱を圧迫し、排尿困難(尿閉)を起こして救急搬送。そこで、またもや医師の冷たい扱いに遭遇。心身共に傷付き、病院に行くことを完全にやめた私は、I師(呪術的整体師)の施術と食事療法、そして、ますますX教の教理と波動の力に頼るようになっていきました。

尿閉は「今度再発したら、管と袋を下げた生活をさせられる!」という恐れから異常に神経質になり、日中は30分おき、就寝中は1時間おきに目覚ましをかけてトイレに行きました。トイレは、気にしなければ2、3時間は大丈夫だったのが、この時は少しでも我慢するとすぐ排泄困難になるため、「24時間トイレ中心の生活」を余儀なくされました。そんな、気が休まらぬ日々の連続が心と体にダメージを与え続け、ストレスは増す一方でした。

Aとの共同生活にも限界が訪れ、本格的に家探しを始めました。そんな折、Xの新しい波動アイテム、「御神鏡」が販売されることになったのです。「鏡から放射される波動は、墓参りで充電される気の力と、X教祖Y氏の手から流れる波動力と同等のものが得られるため、特に墓をいろいろといじられて気が弱っている人たちは、ぜひとも家に置き、毎日その前に座っていることで元気を得られるから安心」と、購入を強く勧められました。

当然、「欲しい!」と思いましたが、約20万と高額で、当時の私には「到底無理」と諦めようとしたところ、Y氏から「あなたは、とても心配な状態。何かあってからでは遅い。代金は有るとき払いでいいから、とにかく持っていきなさい」と言われ、「自分はそんなに最悪な状態なのだ ! 」と怖くなり、ついに初めて借金をしてまで買ってしまったのです!

借金をしている状態が嫌で、少しずつでもまめに返済するも、その間も墓参りに行かねばならず、御神酒だの観音カード(浄め札)だのと出費が重なり、思うように返済は進みませんでした。だからといって「お清めアイテム」を節約することも不安で、また、“不信心”と熱狂的な信者たちから不興を買うのも面倒であったため、「買わない」選択はできず、完済の見通しはまったく立ちませんでした。

それから間もなくして新居が決まり、息子と共に家を出ました。息子のことを考え、今までの家から徒歩4分ほどの所に引っ越し、息子が父親と頻繁に会えるよう配慮しました。すると不思議なことに、転居してすぐ、尿閉の症状は消え、翌月から排卵痛も起きなくなったのです。

Aと離れ、精神的に解放されたことが大きかったと思うのですが、「御神鏡のおかげに違いない ! 」と自分の心に言い聞かせました。そう思い込むことで、心のどこかで「愚かな散財をしてしまった ! 」という思いを必死で打ち消し、自分の行為を肯定してプライドを保ちたかったのだと思います。

「イエス・キリストの血潮に勝るものは無い」。当時の私が知っていたら、こんな愚かな行為に及ぶことはなかったでしょう。しかし、この体験があったからこそ、イエス様と共に歩んでいる今を、心の底から有り難いと思える。この喜びを、同じような体験をし、傷付き苦しんでいる方たちへ証しし、伝道の力にしていきたいと願っています。

家を出て、ますます生活が大変になった途端、追い打ちをかけるように、息子の身に付けさせていたお守りの観音ペンダント(18金とプラチナの2つ)がこつぜんと消える事件が起きました。Y氏に告げると、「それは、相当マイナスの気が溜まっている場所に行ったのね。そういう場合、その土地が気を欲しがり、ペンダントを吸い込んでしまうから、それで消えてしまったのよ」と・・・。そして、「シールド(ペンダントから出る渦巻く波動の覆い)が無いのは危険 ! 」とペンダントも買わされ、借金は増加!闇の支配者は、私の経済を一層苦しめていきました。

息子と2人の新しい生活の始まりは、私への「盗み、殺し、滅ぼす」闇からの計画が、さらに加速していく始まりでもあったのです!

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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