Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(66)肉腫の疑い 佐伯玲子

2018年8月27日07時22分 コラムニスト : 佐伯玲子
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐伯玲子

2009年7月。正式に離婚が成立しました。公証役場・家庭裁判所・市役所と、面倒な手続きはすべて私1人で行い、言い出した本人は急ぎ立てるだけで終わりました(^_^;)。そういうケースは、割と多いそうです。

この年は、大変お世話になったプロレスラー・三沢光晴さんが6月に、元全日本女子プロレス会長・松永高司さんが7月に亡くなられ、離婚のつらさに追い打ちをかける悲しい出来事が続きました。

離婚後も、私の新しい仕事が落ち着いて新居が見つかるまで、そして、まだ小さい息子(幼稚園年長)の気持ちも考え、しばらくは同居をしていました。しかし、その生活は想像以上に私の心と体に大きな負担をかけていたようで・・・ある日、下腹部に鶏の卵大のシコリが出来ていることに気付きました。

「妊娠したとき、“子宮筋腫がある” と診断されたが、それが大きくなってきたのか?」と不安になり始めたころ、偶然にも市から、婦人科健診の案内が届きました。X教の影響で、あまり病院に行かなくなっていた私でしたが、「一度検査した方がいいだろう」と、受診することにしました。

健診は、市が指定する幾つかの病院から選んで受診することになっていました。しかし、「婦人科は、やはり女性ドクター」と選んだクリニックで、とんでもない目に遭ったのです。診察室に入ると、そこには小柄で無表情な女性医師が座っていました。銀縁メガネから覗く冷めた視線を私のお腹に落としたまま、淡々と話し始めました。

「あなたの年齢ですと、子宮頸がんだけでなく、子宮体がん検査も行った方がよいですね。ほとんどの方が受けられますが、どうされます?」・・・「NO」と言えない重たい空気の中、これもまた冷めた目のナースたちに背後を包囲され、まるで拉致され脅迫されているような恐怖に襲われました。いろいろなことがあり過ぎて弱っていた私は、抵抗する力も湧かず、言われるがままに検査を承諾しました。が、その検査の激痛ときたら!!!

その後、出血と、じくじくとした腹痛がしばらく続きました。そのことをママ友の1人に話すと、そこはとても評判の悪いクリニックで、私と同じような症状になった人がたくさんいるということでした 。「“女性医師”といっても、女性に優しい人ばかりではない。“敵意”を抱いているのでは?と疑えるような人もいるのだ」と思うと、ますます病院に対する不信感が募っていきました。

それから約2週間後、“検査結果”として告げられたのは、「肉腫の疑い濃厚!」というものでした。女性医師は、また私のお腹を見つめつつ、表情一つ変えることなく淡々と、「エコーの写り方からして、良性ではありません。肉腫の写り方です。速やかに大学病院でMRI検査をしてください。いずれにしても、子宮全摘です」と言うと、その場で大学病院を選ばされ、検査の予約を取らされました。

呆然としたままクリニックを出て、どうやって帰宅したかはまったく覚えていませんが、家に入ってすぐ、Aに結果報告をしている途中、とてつもない恐怖とつらさに思わず泣き出したことは覚えています。「I先生(以前お話しした呪術的な整体師)に相談し、治療を受けながら、必要に応じてひいきの病院を紹介してもらえばいい」と、 さすがに気の毒に思ってくれたのか、提案をくれました。

私も、手術は嫌でした。X教祖Y氏から「手術をしても、墓の気が弱いままならまた悪くなるし、手術自体、成功しない」と教え込まれていたため、「手術をしたら死ぬ!?」という恐れがありました。「肉腫」の診断が確実に下ったら、術後に待っているのはつらい抗ガン剤や放射線治療・・・しかし、その甲斐なく・・・といった具合に、もう、ポジティブに考える余裕はまったく残っていませんでした。

かつて、「こんなにつらいことばかり起きるなら、いっそ治らない病気にでもなって死にたい!」と、何度も口に出していたことを思い出しました。きっと、その「刈り取り」だったのでしょう。「種まきと刈り取りの法則」です。ノンクリスチャンだった私は、「言葉の力」がどれほど大きいものかを知らず、たくさんの呪いの言葉を撒き散らし、悔い改めることもしませんでした。それが、このような現実を造り出してしまった、大きな要因なのでしょう。

もちろん、Y氏にも報告すると、当然のごとく、検査の前に墓参りをすることを強く勧められました。「悪い結果が出てからでは、それを覆すのは難しい。検査前に墓参し、気を蓄えて臨めば、病巣が消えるか、消えなくとも悪性が良性に変わる」と言われ、再び墓参りを決め、それと並行して、整体師I氏の治療も受け始めたのです。こうして、悪魔は手を緩めることなく、さらなる的外れ人生へと私を引きずり下ろし続けるのでした。

<<前回へ     次回へ>>

◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐伯玲子
  • ツイート

関連記事

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(65)仕事探し 佐伯玲子

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(64)霊能者のLさん 佐伯玲子

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(63)「改名」したい! 佐伯玲子

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(62)突然の「離婚」宣告 佐伯玲子

  • 闇から光へ~的外れからの解放~(61)分裂の溝 佐伯玲子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.