Skip to main content
2025年6月30日09時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

「生めよ。ふえよ。地を満たせ」 穂森幸一(110)

2018年7月26日15時46分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。(詩篇127:3)

先日、政府高官が「子どもは3人以上産みなさい」などと発言したことがマスコミで取り上げられ、問題になっていました。子どもを産むとか産まないとか、上から強要されることではありません。中には子どもがどうしても欲しくて不妊治療を続け、悔しい思いをしている人も少なくないのです。

このニュースを耳にしたとき、とても嫌な記憶を思い出しました。私たちはいわゆる団塊の世代に属しています。ベビーブーマー世代ともいわれ、小学校、中学校の時、教室はすし詰めでした。受験や就職のために東京や大阪に行くときは、列車の切符が取れなくて徹夜して並ぶ人もいたくらいです。この頃は、よく人口過剰という言葉が用いられていました。

私が結婚して3番目の子どもが生まれたときのことですが、保健所の相談員という人が2人やってきて、「あなたは正しい家族計画について聞いたことがありますか」と尋ねるのです。「避妊について正しい知識を持っているか」とか、「家族は夫婦2人、子ども2人の4人家族が理想だ」と言うのです。保健所の結婚講座を受ければ、家族計画と避妊について十分に教えているということでした。

私はその当時、どのように反論したらいいのか分からずに聖書を持ってきて、創世記の「生めよ。ふえよ。地を満たせ」(1:28)を示しながら「聖書には家族計画のことは示されていません」と言いました。そうすると、子どもが多ければちゃんとした教育ができないとか、適切な環境維持ができないと言われました。「あなたのような非常識な人がいるから、日本は豊かな国になれないのだ」と言われました。つい35年くらい前の話です。

日本は国策として家族計画を進めていた時期があり、その成果が現在あり、少子化に向かっているのではないかと思います。

現在、日本が抱えている社会問題の90パーセントは、人口が増えれば解決するといわれています。労働力不足、経済成長の鈍化、各地の空き家問題、限界集落のことなど、人口が増えてくれば自然になくなります。

いのちの問題も真剣に考える必要があります。日本では、堕胎が簡単に行われているように思います。経済的理由を口実に堕胎を選択できることは、大変おかしいと思います。日本で年間、60万件の堕胎手術が行われているともいわれます。日本の地方都市が1つ消滅してしまうかのような事態が行われていることを思えば、少子化対策のためにしなければならないことが示されているように思います。

政府の高官は国民に「3人以上産みなさい」と強要する前に、30年くらい前まで行っていた国の政策が間違っていたことを認め、反省しなければならないと思います。

ある意地悪な人が「生めよ。ふえよ」という教えに従って人口が増えたら、この地球は人類で溢れ、食料不足など深刻な問題が起きるのではないかと指摘しました。それに対して、神の示されたことに従うなら、必ず神が解決策を示してくださるという意見もあります。

生命は神が与え、神が支配しておられます。生命の問題は、決して人の都合や意思でコントロールしてはいけないと思います。日本の若者、15歳から39歳までの統計ですが、死因の第1位が何と自殺だそうです。この中には、奨学金返済に苦悩する人やいじめ問題に追い詰められている人も含まれています。社会の制度を変革して若者が生きやすいようにすることで、2万人から3万人の生命が救われます。「子どもは国の宝」という言葉がありますが、子どもを守っていく政策に予算を惜しんではならないと思います。

神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」神は仰せられた。「見よ。わたしは、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木をあなたがたに与える。それがあなたがたの食物となる」(創世記1:28、29)

神が示されたこの御言葉は、どんなに時代が変わろうとも揺るがされることはありません。私たちは神のみ旨に従って、結婚を重んじ、子どもを産み、育てていく使命が与えられています。また、神が与えてくださったこの地球の環境を守り、維持していくのも、人類の大切な使命です。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 愛の支援は行動を伴います 穂森幸一(109)

  • 恩讐を越えて 穂森幸一(108)

  • 七転び八起き 穂森幸一(107)

  • 神が選び、祝福される地 穂森幸一(106)

  • 異邦人の中で輝く光となる 穂森幸一(105)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア語の世界(26)シリア語聖書が作られたエデッサ(ウルファ)と小史 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.