Skip to main content
2025年7月6日06時46分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

神の契約と救いの計画 穂森幸一(102)

2018年4月5日10時42分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

「あなたがたは、この契約のことばを守り、行いなさい。あなたがたのすることがみな、栄えるためである」(申命記29:9)

契約の箱(アーク)とは、モーセの十戒が刻まれた石板を納めた箱です。イスラエルがバビロニアに滅ぼされる前にどこかに隠されたらしく、行方が分からなくなっています。いろいろな伝説が残されていて、シバの女王の息子がエチオピアに隠したとか、シルクロードを経て日本に持ち込まれ、剣山に隠したという説まであります。「失われたアーク」というハリウッド映画ができるほどに注目されています。

インターネットニュースで、聖書考古学者のロン・ワイヤット氏がエルサレムの地下洞窟で契約の箱を発見したという記事を目にしたとき、とてもワクワクしてしまいました。エルサレムの地下は隠されていて当然の場所であるということがいえます。また、契約の箱が置かれている所は歴史的な出来事が起こるということを考えますと、とても納得できるニュースではないかと思います。

契約の箱は、アカシヤの木で作られ、長さ130センチ、幅と高さがそれぞれ80センチで、装飾が施されていたといわれます。地面に直接触れないように、箱の下部四隅に脚がつけられています。また、持ち運びの際に箱に手を触れなくてもいいように2本の棒が取り付けられ、これらすべてが金で覆われていたそうです。そして、箱の上部には、金の打物造りによる天使ケルビムが2体、契約の箱を覆うように翼を広げ、顔を向かい合わせて置かれていたとあります(出エジプト25章)。

モーセの時代に、この中へマナを納めた金のつぼ、アロンの杖、十戒を記した石板という三種の神器が収納されていました(ヘブル9:4)。しかし、ソロモン王の時代には、十戒を記した石板しか入っていなかったと伝えられています(歴代誌下5:10)。

イスラエル人が荒野をさまよっていた時代には、祭司たちが担いで移動していましたが、ヨシュアの時代以降はシロの幕屋の至聖所に安置されていました。サムエルの時代に、ペリシテ人によって奪われますが、契約の箱によってペリシテ人に災いがあったため、この箱をイスラエル人に送り返しました。また、ソロモン王の時代以降は、エルサレムの神殿の至聖所に安置されました。

エルサレムの神殿が完成したのはBC959年ですが、イスラエルの民の心が神から離れ、試練が与えられます。神殿は370年間存続していましたが、BC586年ごろ、バビロニアに破壊されます。

ある伝承によりますと、バビロン軍が侵入する前に、預言者エレミヤが幕屋と契約の箱と香檀を秘密の洞窟に運び込んだといわれます。その場所はエルサレムの住民にさえ分からなかったといわれます。

契約の箱が運び込まれたのは、キリストが十字架にかけられたゴルゴタ(英語:カルバリー)の地下にある洞窟だったといわれます。キリストが十字架にかけられ、息をひきとられるときに「地が揺れ動き、岩が裂けた」(マタイ27:51)とあります。また「兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た」(ヨハネ19:34)とあります。

ロン・ワイヤットによると、地震の衝撃で、洞窟の中にあった契約の箱のふたが外れたというのです。そして、地震で生じた岩の裂け目を伝ってキリストの血が流れ、契約の石板にふりかかったのではないかというのです。岩の裂け目は瞬間的なもので、また元に戻ったのではないかといいます。

罪の贖(あがな)いのため、祭司は「(犠牲の)血を祭壇に振りかけた」(民数記18:17)とあります。また「モーセはその血を取って、民に注ぎかけた」(出エジプト24:8)とあります。

考古学的な実証がなくても、聖書の御言葉を信じるだけで救われることは信じています。しかし、歴史の流れ、実際に起こったであろうことを具体的にイメージしてみると心が熱くなります。

旧約聖書時代には、罪の悔い改めのために、犠牲の動物をささげ、その血を祭壇に振りかけ、祭壇の角に触れなければなりませんでした。そして、この犠牲の行為は何度も繰り返し行わなければなりませんでした。キリストは「ご自分の血によって民を聖なるものとするために、門の外で苦しみを受けられました」(ヘブル13:12)とあります。キリストが十字架で血を流してくださることよって律法が完成しました。

「わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです」(マタイ5:17)

経営に行き詰まり、四方八方塞がれたような思いになることがあります。また、対人関係が思わしくなく、どうにもならないような状況に直面したときは、とても生きていけないと思い詰めてしまうことがあります。しかし、キリストの契約の血が流され、私たちに振りかけられているのです。キリストの十字架を見上げるなら、必ずや道が開かれます。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 隠された罪 穂森幸一(101)

  • 偉大なるスカウトマン 穂森幸一(100)

  • 遥かなる宣教計画 穂森幸一(99)

  • 明日のための心配は無用です 穂森幸一(98)

  • あなたは高価で尊い 穂森幸一(97)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 聖書のイエス(12)「初めに、ことばがあった」 さとうまさこ

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • ワールドミッションレポート(7月6日):タイ 麗しきかな、良き知らせを告げる者の足は

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.