Skip to main content
2021年1月15日22時01分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

偉大なるスカウトマン 穂森幸一(100)

2017年8月11日13時52分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

「イエスがガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、ふたりの兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレをご覧になった。彼らは湖で網を打っていた。漁師だったからである。イエスは彼らに言われた。『わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。』彼らはすぐに網を捨てて従った」(マタイ4:18~20)

今日の日本の社会問題の1つは、人手不足です。十分な労働力を確保できずに倒産する事業所もあります。また、後継者の育成に悩まされている企業も少なくありません。また、宗教界でも献身者の減少から寺院の維持に四苦八苦している状態です。キリスト教会でも1人の牧師が3カ所の教会を兼務していて体力的に限界にきているという話を聞くこともあります。

イエス様のなされた弟子獲得法はとても画期的です。弟子となる人の職場に赴き、その働きぶりを見て、その人の心に届く言葉を発してスカウトしておられます。

数年前に路線バスの運転手の結婚式を司式したことがあります。結婚カウンセリングの時に、その運転手の方が話された言葉はとても印象的でした。「以前はトラックの運転手をしていました。仕事はとても充実していて、労働環境も良かったのですが、人間を運ぶ仕事がしたくて、バス運転手を目指しました」。私はこの言葉を聞いたとき、使徒ペテロも「人間をとる漁師」という言葉に引かれて従ったのではないかと思いました。

イエス様はいつもその人の心に迫る言葉を示され、心に優しく触れてくださり、その人の親友として寄り添ってくださいます。

取税人ザアカイは、お金を稼いでいましたが、劣等感に悩み、周りの人々に受け入れてもらえず孤独な状態でした。彼は背が低いことが悩みでした。エリコの町に来られたイエス様を見ようとして、木に登ります。

「イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。『ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。』ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた」(ルカ19:5、6)

ユダヤのしきたりでは、誰かの家に入って客人となるということは、その人の友人であるしるしでした。イエス様は客人となるだけではなく、泊まりますと言ってくださっています。これは、あなたの親友になりますという宣言であります。

イエス様を迎え入れたザアカイは、今までの生き方を改め、財産を貧しい人々のためにささげますと宣言します。ザアカイは、自ら進んで一生イエス様に従う決心をします。

周囲の人々は、ザアカイの新しい出発を喜ぶのではなく、「あの方(イエス様)は罪人のところに行って客となられた」(ルカ19:7)と非難します。しかし、イエス様は「きょう、救いがこの家に来ました」(ルカ19:9)と宣言されます。

新しい働きにチャレンジしようとするときに、非難や中傷はつきものだと思います。周りの人々の声ではなく、イエス様のお声を聴こうとするときに救いを目撃できます。

神の恵みを分かち合うために宣教の場が備えられ、説教者が張り切っていても、空席が目立つことがあります。招待状を送り、案内チラシを配布し、電話をかけて誘っても、「今日は都合がつかない」ということで断られてしまうこともあります。

イエス様が例え話の中で語られた招待方法(マタイ22:1~14)はとても衝撃的です。王様が王子の披露宴を開こうとされたとき、招かれた人々がいろいろな口実で出席を断ります。王様は「大通りに行って、出会った者をみな宴会に招きなさい」(マタイ22:9)と命令します。「しもべたちは、通りに出て行って、良い人でも悪い人でも出会った者をみな集めた」(マタイ22:10)とあります。その結果、宴会場は満席になるという話です。

この例え話で示されることは、「良い人でも悪い人でも」片っ端から招いたということではないかと思います。私の場合、自分の中で勝手に基準を作り、招く人を選別しているのではないかと思います。招かれるにふさわしいかどうかは神様が判断なさるのであって、私が決めることではないと思います。

「兄弟たち。あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」(Ⅰコリント1:26、27)

偉大なるスカウトマンであられるイエス様は、スカウトされた人々の人生を顧みてくださり、導いてくださいます。「わたしについて来なさい」と声を掛けてくださった方は、生きていく上で必要なものをすべて与えてくださり、私たちの人生の最後の章まで見守ってくださいます。この恵みにあずかることができましたことを感謝します。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

関連タグ:穂森幸一
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 遥かなる宣教計画 穂森幸一(99)

  • 明日のための心配は無用です 穂森幸一(98)

  • あなたは高価で尊い 穂森幸一(97)

  • 最後まで耐え忍ぶ者は救われます 穂森幸一(96)

  • 神の認証を受けています 穂森幸一(95)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 緊急事態宣言、7府県に拡大 対象地域のカトリック教区が相次いで対応方針発表

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 日本聖書協会、新理事長に石田学氏を選出

  • 私は黒いけれど美しい 菅野直基

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 今、立って川を渡れ 穂森幸一(174)

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 教皇フランシスコと前教皇ベネディクト16世、コロナワクチン接種

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • トランプ氏続投と「誤って預言した」 ジェレマイア・ジョンソン氏が謝罪

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 米NY州知事「黒人や貧困層に行き届くまでワクチン接種しない」 聖書引用しメッセージ

  • 教皇フランシスコの主治医、新型コロナ合併症で死去

  • 「改宗禁止条例」でキリスト教徒に初の逮捕者、貧困層への支援活動中に インド北部

  • 人のせいにしない 佐々木満男

  • 国連「世界食糧計画」事務局長が警鐘、2021年に「聖書規模」の飢餓の可能性

  • 米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

  • 群馬県内の教会でクラスター発生 40人が感染

  • トランプ支持者が米議会占拠 米キリスト教指導者らが相次ぎ批判、祈り呼び掛け

  • 榊原寛氏死去、79歳 お茶の水クリスチャン・センター顧問

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • イエス時代の儀式用沐浴槽、ゲツセマネで発見 地名の由来裏付けに

  • 映画「聖なる犯罪者」に見るヨーロッパ的「救い」の危うさ

  • 1都3県に「緊急事態宣言」再発令、カトリック東京大司教区が対応方針発表

  • 2020年の人権侵害国トップ10、1位は中国 国連ウォッチが発表

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(111)トランプ大統領の勝利に向けて 広田信也

編集部のお勧め

  • クリスチャン画家の山田桂子さんが姫路市美術展に入選 日米でアートミニストリー展開

  • コロナと自殺、必要なのは「絆」の再形成 精神科医の山中正雄牧師

  • 「聖書通読、回重ねるごとに喜びがある」 『1年で聖書を読破する。』の鈴木崇巨牧師

  • “難病だからこそ生きる意味がある“ 「35歳までの命」余命宣告受けた筋ジストロフィー患者の保田広輝さん

  • 「母は中絶を拒否した」 アンドレア・ボチェッリの証し

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.