Skip to main content
2025年8月27日23時19分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 教会
2017年イースター

「愛されるためには、心を開けばいい」 片柳弘史神父による四旬節黙想会

2017年4月14日14時44分
  • ツイート
印刷
関連タグ:片柳弘史レント(四旬節、大斎節、受難節)
「愛されるためには、心を開けばいい」 片柳弘史神父による四旬節黙想会 +
四旬節1日黙想会を指導するカトリック宇部教会主任司祭の片柳弘史神父。マザー・テレサの言葉を通して、イエス・キリストの愛を伝えた=8日、カトリック東京カテドラル関口教会マリア大聖堂(東京都文京区)で

片柳弘史神父(カトリック宇部教会主任司祭)の指導のもと、「愛することは、ゆるすこと」をテーマにアレルヤ会四旬節1日黙想会(カトリック東京大司教区アレルヤ会主催)が8日、カトリック東京カテドラル関口教会マリア大聖堂(東京都文京区)で行われた。

まず片柳神父は、「キリスト教は愛の宗教だが、神の愛はそれを実際に体験しなければ分からない」と語った。自分も大学生の時に洗礼を受けたものの、キリストの愛が何であるか、よく分からなかった。そんな時にマザー・テレサの活動を知り、直接その活動を見れば何か分かるかもしれないと思って、インドのコルカタ(カルカッタ)に赴いたという。

マザーの施設でボランティアとして働く中で、キリストの愛を体現するマザーからじかに愛を学び、さらに自身の生き方までもマザーによって決定づけられたという片柳神父。この日の講話でも、自著『世界で一番たいせつなあなたへ―マザー・テレサからの贈り物』『あなたのままで輝いて―マザー・テレサが教えてくれたこと』(共にPHP研究所)からマザーの言葉を引用しながら、イエス・キリストの愛を伝えた。

第1講話では次のように語り掛けた。「誰かを愛するとは、自分の思ったとおりにならない相手をゆるし、受け入れること。自分を愛するとは、自分の思ったとおりにならない自分をゆるし、受け入れること。愛するとはゆるすこと、ゆるすとは愛することだ」。またルカ福音書15章にある「放蕩(ほうとう)息子」のたとえから、「すべて神様にゆだね、不完全な自分であっても愛してくださることが分かったとき、周りの人たちのことも受け入れることができる」と伝えた。

片柳神父は、「悪魔は、私たちを成功させてどんどん思い上がらせ、十分思い上がったところで現実を突きつけてそこから落とす。そのショックで私たちは『自分はダメだ』と思ってしまう。へりくだって謙遜な心でいれば、悪魔のつけいる隙(すき)はない」と話す。さらにマザーの言葉から、「愛されるために、自分と違う者になる必要はなく、ただ心を開くだけでいい」と述べ、「私たちは神の作品であり、一人一人が神の最高傑作であり、その状態でこの世に送り出されている。人間の命に優劣は存在せず、ただできることがそれぞれ違うだけ」と力を込めた。

「愛されるためには、心を開けばいい」 片柳弘史神父による四旬節黙想会 
片柳弘史神父の指導のもと行われた四旬節1日黙想会

第2講話では、相手をゆるすことについて語った。「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる」(マタイ5:45)という聖書箇所から、「自分の思いどおりにいかないとき、相手には相手の思いがあることを忘れてはならない」と、他人を思いやることの大切さを語った。また、どんな人の心にも、自分を認めてもらいたいという思いがあり、そこに優しい言葉を掛けてあげることで平和が生まれると話した。

また、「ほほ笑みが人の心を優しい心に変えていく」と語り、マザーの「1日5回、本当にほほ笑みかけたくない人にほほ笑みかけるようにしなさい」という言葉を紹介した。さらに、「悪魔の誘惑の手口をよく知っていれば、そこに陥ることはない」と述べ、特に思い上がらせる手口について警告した。その他にも、「私はこれが好きで、あの人はあれが好き。ただそれだけのことです。好みで人を裁いてはいけません」というマザーの口癖を伝えたうえで、「相手が大切にしているものだから、きっと価値があるはず」と言い、それぞれの違いを大切にし、互いから学ぶことで共に成長してゆくという神のダイナミズムについて語った。

第3講話では、「神の手にゆだねる」ことに焦点を当てた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」(ルカ23:46)というイエスの言葉から、「すべて神にゆだねることができたときに、天国の門が開かれる。人間はほしいものを求め、神は必要なものを与える。私たちは、自分が本当に必要なものが何か分かっていない。思いがけないことが与えられているからこそ、人生は私たちの想像を超えるほど素晴らしいものになってゆく。神のご計画からすれば、私たちの思いは本当にちっぽけなこと」と語った。

そして、「最後に手に残るものは、手に入れたものではなく、誰かに与えたときに生まれた愛だけ。自分のために使った時間は消えていくが、人のために使った時間は愛となって永遠に残る。マザーはすべてを与え、すべてを天国に持って行った」と締めくくった。

四旬節黙想会を主催したカトリック東京大司教区アレルヤ会(森脇友紀子会長)は、司教、司祭、引退司祭、神学生らのために祈りの輪を広げ、支援活動を行うと同時に、キリスト教徒がまだ少数の日本で、肉親を司祭としてささげた家族のためにも祈っている。なお、四旬節黙想会は毎年会場を変えて行われている。

関連タグ:片柳弘史レント(四旬節、大斎節、受難節)
  • ツイート

関連記事

  • マザー・テレサ列聖式に参列 片柳弘史神父が報告会

  • 今日から聖週間(受難週)、パームサンデー

  • 今日からレント、灰の水曜日

  • パブロ・エスカンデによる再構築版バッハ「マルコ受難曲」、レントに東京で初公開

  • レントの期間中に「炭素断食」を 聖公会の指導者らが呼び掛け

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(8月22日):コンゴのレンドゥ族のために祈ろう

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • ワールドミッションレポート(8月27日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(2)

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(229)コロナ禍による信仰生活への影響 広田信也

  • 主キリストの大きな力で癒やされよう 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • 幸せな人生とは 菅野直基

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.