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アイルランド発、緑一色の世界的なお祭り「セント・パトリックス・デー」とは?

2017年3月31日23時53分
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関連タグ:アイルランド聖パトリック
アイルランド発、緑一色の世界的祭り「セント・パトリックス・デー」とは+
3月19日に東京・表参道で行われたセント・パトリックス・デー・パレード東京の様子。アイルランドのシンボルカラーである緑色をしたアイルランド衣装をまとった約1500人と、駐日アイルランド大使やアイルランド外相、ミス・ワールド・アイルランド2016、ミス・ワールド・ジャパン2016らが参加した。写真一番右の男性が扮しているのが聖パトリック。(写真:LA DITTA)

クリスマス、バレンタイン、そしてここ数年若者を中心にその盛り上がりぶりが話題となっているハロウィン――。歴史や文化、宗教などの背景は一切おかまいなしに、「楽しいイベント」であれば次々に受容する日本人の傾向に拍車が掛かっているようにも感じられる。キリスト教行事でいえば、今年はすでに、さまざまな分野の企業が例年以上に「イースター」商戦に力を注ぎ、あちらこちらでPRしているのが目に入る。パステルカラーが基調で、卵やうさぎといったかわいらしいモチーフがあしらわれるこの祝祭は、春のイベントとしてぴったりということもあり、日本人ウケするのも納得だ。

しかし、イースターに先駆ける3月、これまたキリスト教と関連のある祭りが、世界各地そして日本でも盛大に祝われるのをご存じだろうか。アイルランド発の「セント・パトリックス・デー」(聖パトリックの祝日)だ。

3月17日のセント・パトリックス・デーは、5世紀にアイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリック(387〜461)の命日。毎年3月になるとこの日を中心に、アイルランド本国だけでなく世界各地で、アイルランド移民を中心に、アイルランドのシンボルカラーである緑色を身に付けたパレードが行われる。同時に、食べ物や音楽・踊りなどのケルティック文化にあふれたイベントが開催される、世界規模の祭りだ。

世界最大級のパレードが行われるのは米ニューヨークで、パレードの参加者は20万人以上、100万人以上の人がそれを見に訪れるという。始まりも1762年と古く、歴史あるイベントとして市民にも受け入れられている。

実は日本でも1992年に東京で初めてパレードが行われて以来、毎年続けられている。今では3月の1カ月間で東京から沖縄まで全国14カ所でパレードやイベントが開催されるほどに拡大している。

特に今年は、日本とアイルランドの外交関係樹立60周年という記念の年に当たるため、各地のイベントはこれまでにない盛り上がりを見せた。日本のメーンイベントは、2014年から東京で開催されている「アイラブアイルランド・フェスティバル」。今年は18、19日の2日間にわたって、代々木公園と表参道の広域で、パレード、ファッションショー、トークショー、ストリートラグビーなどの多数のプログラムが行われた。アイルランドの伝統的な音楽やダンス、パブ文化などに関連したさまざまなブースも30以上出店し、過去最多の11万人以上の動員を記録した。

セント・パトリックス・デーの特徴は、何と言っても祭りが「緑一色」に染まること。世界のどのイベントでも「グリーンを身に付けて参加しよう」と呼び掛けられ、人々は緑一色の衣装、あるいは緑色の帽子やネクタイなどを身に付けて集まるため、会場全体が緑となる。今年は、ドン・キホーテやイトーヨーカドーなどもキャンペーンを行い、手軽に身に付けられる緑のグッズが販売されたため、表参道のけやき並木沿道は例年以上に緑に染まった。

アイルランド発、緑一色の世界的なお祭り「セント・パトリックス・デー」とは
セント・パトリックス・デーの特徴は、何と言っても祭りが「緑一色」に染まること。聖パトリックが布教の際、三位一体を分かりやすく説明するために用いたシャムロック(三つ葉のクローバー)のモチーフも、会場のあらゆる場所で目にすることができる。(写真:LA DITTA)

緑は「エメラルドの島」とも呼ばれるアイルランドのシンボルカラーであり、春の訪れ、そして希望を象徴する色でもある。この色が表す通り、セント・パトリックス・デーは、アイルランドが新しく変えられた喜びを祝う祭りなのだ。

聖パトリックは、異教の地アイルランドをキリスト教の国に変えることを成し遂げた人物。実のところは、アイルランドに初めてキリスト教をもたらしたわけではないが、その劇的な人生と、宣教活動の熱心さから、アイルランドのキリスト教化の立役者として数々の伝説が言い伝えられている。現在の英国(ウェールズ)で生まれた聖パトリックは、少年時代にアイルランドの海賊にさらわれ、奴隷として6年間も羊飼いの仕事をさせられる。そこで神の声を聞いたことをきっかけに、脱走して故郷に逃げ帰り、神学の勉強をする。

アイルランドに対する良い思いなど無いに等しいはずだが、神から与えられた「アイルランドでの伝道」の使命を受け取り、60歳にして司教としてアイルランドに戻る。奴隷時代に得たアイルランド人に関する知識や言語がここにきて大いに役立つこととなり、死ぬまでの30年間、各地に教会を建て、多くの人々を救いに導いたという。今では、アイルランドの守護聖人の1人になっている。

「悪魔の証明」の有名な命題に「アイルランドに蛇はいるか」というものがある。これは、アイルランドに蛇がいないのは、聖パトリックがサタン(悪魔)を象徴する蛇を全て海に追い払ったからだいう言い伝えに由来する。このような言い伝えが生まれるほど、聖パトリックは、アイルランドから悪しきものを一掃し、国全体を変えたとされている。

また、アイルランドの国花であるシャムロック(三つ葉のクローバー)も、聖パトリックが布教の際、三位一体を分かりやすく説明するために用いたことから来ている。セント・パトリックス・デーでも、緑と並んであらゆる場所でシャムロックのモチーフを目にすることができる。

「アイラブアイルランド・フェスティバル」はすでに、来年も3月17、18日の日程で、代々木公園他の会場で開催されることが決定しており、日本でも、セント・パトリックス・デーが春を先取る一大イベントとして広く知られることになりそうだ。

関連タグ:アイルランド聖パトリック
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