Skip to main content
2025年7月1日18時56分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
イスラム国(IS)

後藤健二さんの視線の先にあったもの 藍色のシャマール、大阪の教会で上演 トークライブも

2016年4月3日07時09分
  • ツイート
印刷
関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)シリア
後藤健二さんの視線の先にあったもの 藍色のシャマール、大阪の教会で上演 トークライブも+
教会での初公演に臨む出演者たち=3月26日、大阪市の日本バプテスト大阪教会で

後藤健二さんのジャーナリストとしての思いを描いた音楽劇「藍色のシャマール~彼の視線の先にあったもの~」が3月26、27日の2日間にわたって、大阪市の日本バプテスト大阪教会で上演された。教会内での上演は、今回が初めて。

イースターの特別企画として、教会側から打診があった。「後藤さんの視線の先には、いつも弱い者がいた気がする。今回の事件は非常に残念だが、聖書の言葉にあるように、彼は一粒の麦になったのではないだろうか」と添えられた言葉が、脚本を手掛けた馬場さくらさんの心に響いたという。

キャスト、スタッフとも、同教会のさまざまな心遣いに「心から感動した」という。教会内で稽古をしていたときには、おにぎりの差し入れ、上演後の打ち上げには、手作りケーキの差し入れがあった。「この劇の中にも、ゴトウケンジが教会を訪れる場面が多く出てくる。初めて教会で上演したが、この劇にはぴったりな場所だと思う」と馬場さんは話した。

上演後には、馬場さんとゲストが話すトークライブが行われた。26日には、本紙記者(筆者)が登壇。馬場さんと後藤さんについての思い出話を語り合った。同劇の脚本を手掛けるに当たって、馬場さんが後藤さんを取材したときのこと。後藤さんは「僕はジャーナリストである前に、一人のキリスト者だ」と語ったという。「彼は、彼を描くに当たって、彼の中心にあるものをはっきりと伝えたかったのだと思う」と馬場さんは話した。

筆者は、後藤さんとの出会い、やりとりしたメールの一部などを紹介した。冬季オリンピックを前にした2014年、シリアから届いたメールには、「無垢(むく)の市民が無慈悲で人為的な一瞬の大爆発で人生を変えられてしまうのを目の当たりにすると、いいようのない怒りの感情が生まれます。オリンピックが始まりますが、彼らも家族や恋人、友人たちと一喜一憂したいはずです。でも、できない。電気がないから、家族と離れて暮らしているから、配給に並ばなくてはならないから、職探しで必死だから・・・。彼らと共に平和を祈る―彼らに寄り添いたいと思います。同じ時代に生きているのですから」とあったことを伝えると、その言葉の一つ一つにうなずく参加者の姿が見られた。

また、後藤さんが大阪市内の小学校で国際理解に関する授業をしていたときの様子を、当時の写真と共に馬場さんが紹介した。そこには、子どもたちと熱心に話をしている後藤さんの姿が写っていた。「子どもたちの中に一人、障がいのある子どもがいた。授業が終わると、後藤さんは、わざわざ教室まで戻って、その子を探しに行った。そして、その子を見つけると、何か話をしていたようだ。後藤さんって、そういう人。いつも、弱い人が必ず目の中に入っているのだと思う」と馬場さんは話した。

インタビュー取材に関して筆者が相談した際に、後藤さんから届いたメールを紹介した。「実際に会うことはなくても、その人たちを思って祈る。こうした共通の時間を過ごしていくことで、ついには相手の家族や周囲の人たちに認識されるようになってくる。まれに、彼らの人生に関わり合い、犠牲を払うこともあるでしょう」

その「犠牲」とは、彼にとってどんな意味があったのか、今となっては知る由もない。天国から、いまだ混迷する中東諸国を見て、何を思うのだろうかと、会場を訪れた人々と共に思いを巡らした。

最後に馬場さんは、「後藤さんは、一粒の麦となって、この世の人生を全うしたのだと思う。これからも劇の上演を通して、彼のことを少しでも伝えていきたいと思っている。どうかこの事件を忘れず、皆さんも伝えていってほしい」とあいさつした。

公演後、トークライブを見た観客からは、「まるで、後藤さんがそこにいて、照れながら、お証しをしているようだった」「テレビでしか見たことのない後藤さんだったが、少し後藤さんのことを知ることができてよかった」などといった感想が寄せられた。

音楽劇を主催する桜人企画には、東京近郊での上演を望む声が多く寄せられている。馬場さんによると、「現在、会場などの選定も含め、実現に向けて模索中」とのこと。

関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)シリア
  • ツイート

関連記事

  • 後藤健二氏追悼公演 「超えてはいけない一線」

  • 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん、後藤健二さんを通して平和を語る 津田塾大学クリスマス礼拝

  • 彼が生きていたら、今、何を語ったか 後藤健二さんの講演音声に聴く

  • 直前まで後藤健二さんと行動を共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」

  • 「後藤健二」を語る 友人2人が都内で講演

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(6)神の御手の内にある死という運命 臼田宣弘

  • 賢い時間の使い方「ゆっくり、今すぐに」 菅野直基

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月29日):北朝鮮 大胆な一歩、北朝鮮で執り行われた秘密の洗礼式(3)

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月30日):インドネシア 静かに進む魂の変革

  • ワールドミッションレポート(7月1日):スーダンのラフォファ族のために祈ろう

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.