Skip to main content
2025年8月17日06時59分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

直前まで後藤健二さんと行動を共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」

2015年10月29日12時56分
  • ツイート
印刷
関連タグ:後藤健二シリアイスラム国(IS)
拘束直前まで後藤健二さんと共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」+
後藤健二さんの解放を願って現地シリアでも多くの祈りがささげられた。(撮影:Sami Meshaal)

後藤健二さんの友人で、後藤さんの行方が分からなくなる前日まで行動を共にしていたというシリア人男性モハメド・マームッドさんが、本紙のインタビューに答え、後藤さんへの思い、また現在のシリアの状況について語った。

◇

― 後藤健二さんに初めて会ったのはいつですか?

彼とは昨年1月、トルコのガズィアンテプで友人を介して知り合いました。当時、私の住むシリアのアレッポは、自由シリア軍と「イスラム国」(IS)の戦いが激化していて、近づくことさえできなくなっていました。

― 後藤さんについて特に印象に残っていることは?

健二さんは、苦しい状況で生活する人々にいつも目を向け、信仰にもあつい人でした。夫として愛され、また子どもたちにも愛されていたことでしょう。残念なことに、一番小さいお子さんとはあまり多くの時間を過ごせなかったようですね。

ある日、アレッポから中継しようとしていたとき、街中に「たる爆弾」が2つ投下されました。たくさんの犠牲者が出て、アレッポの街は変わり果てた姿になってしまいました。健二さんは「どうしてこんなことに・・・」と言いながら、私の腕の中で泣いていました。

― 信仰について、彼と深く話したことはありますか?

いいえ。しかし、食事の前に静かに祈りをささげていたのを知っています。私たちは、彼のそんな姿に敬意を払っていました。

― 最後に後藤さんに会ったのはいつですか?

2014年10月24日です。その4日後の28日にはガズィアンテプのホテルで会う約束をしていました。

 ― 日本に住む人々に伝えたいことは?

そうですね・・・。奥様とお母様には、本当に申し訳なく思っています。私たちは、彼を引き止めることができませんでした。あの恐ろしい場所へと送ることを阻止することができませんでした。この紛争は、彼には関係ないにもかかわらず、彼は命を落としてしまいました。私たちは、何度も彼と共に取材に出掛け、その度に彼の命を守ってきました。しかし、こんなことでそれが無駄になるなんて・・・。今回も、彼らから何度も健二さんの身柄を渡すように交渉をしてきたつもりでした。しかし、なぜか私たちにも分からないのですが、全く異なる方向へと事が運んでいってしまいました。

拘束直前まで後藤健二さんと共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」
アレッポの街に「たる爆弾」が投下された直後。子どもたちが学ぶ学校が無残な姿に。(撮影:Sami Meshaal)

― 現在のアレッポの様子を教えてください。

アレッポは、この地球上で一番危険な場所になってしまいました。現在は、2つの街に分かれています。アサド政権派と反体制派の2つです。双方ともに多くの市民が犠牲になっています。しかし、ここにも市民の生活はあるのです。子どもたちは学校へ通い、ロシア空軍が爆撃を繰り返す中でも商店や市場が開かれています。私が想像するに、ちょうど日本の第二次世界大戦中の頃とよく似ているのではと思います。

― シリアから逃れようとする難民はどんな様子ですか?

紛争が起こり、人々が殺し合い、希望を失ったこの土地から逃れようと、まるで津波のように、多くのシリア人が難民となって家を追われています。1200万人の人々が住む場所を求めて、トルコ、レバノン、そして欧州へ渡っています。

― マームッドさんの家族はどうなさっているのですか?

私は39人もの親類を亡くしました。シリアに安全な場所などないのです。特に、ロシア軍が軍事介入をしてからは、さらに激化しています。私の妹と子どもたちは、2つの国に分かれて、欧州で難民になりました。

◇

マームッドさんは現在、シリア国外に避難しているというが、近々シリアに戻る予定だと話した。理由を尋ねると、「シリアとシリアの未来のために。僕が向かう場所が危険かどうかなんて、関係ないんだ。日本の『サムライ』や『カミカゼ』と一緒さ・・・」という答えが。「神のご加護を」としか言葉が出なかった。

この国の戦争はいつ終わるのだろうか? この国に平和はいつ訪れるのだろうか? 平和な日本に住むキリスト者にできることとは、一体何なのか? 祈ることが、彼らの最大の支えになることを信じて、シリアの地に心を寄せて祈りたい。

「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2:14)

関連タグ:後藤健二シリアイスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • 【インタビュー】国際ジャーナリスト・後藤健二〜それでも神は私を助けてくださる〜

  • 戦争に行くという意味 後藤健二

  • 後藤健二さん友人ら「健二は生き続けます、みんなの心の中に」「あなたが命かけて伝えたかったのは愛」

  • 追悼 国際ジャーナリスト・後藤健二さん

  • 【寄稿】後藤健二さんの叫びに耳傾けよう―イスラムの苦悩にふれて 矢澤俊彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月17日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(1)

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • ヨハネの黙示録(6)スミルナ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(228)宣教は聖霊の働きによって拡大する 広田信也

  • 主キリストの選びに生きよう 万代栄嗣

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

編集部のおすすめ

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.