Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

直前まで後藤健二さんと行動を共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」

2015年10月29日12時56分
  • ツイート
印刷
関連タグ:後藤健二シリアイスラム国(IS)
拘束直前まで後藤健二さんと共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」+
後藤健二さんの解放を願って現地シリアでも多くの祈りがささげられた。(撮影:Sami Meshaal)

後藤健二さんの友人で、後藤さんの行方が分からなくなる前日まで行動を共にしていたというシリア人男性モハメド・マームッドさんが、本紙のインタビューに答え、後藤さんへの思い、また現在のシリアの状況について語った。

◇

― 後藤健二さんに初めて会ったのはいつですか?

彼とは昨年1月、トルコのガズィアンテプで友人を介して知り合いました。当時、私の住むシリアのアレッポは、自由シリア軍と「イスラム国」(IS)の戦いが激化していて、近づくことさえできなくなっていました。

― 後藤さんについて特に印象に残っていることは?

健二さんは、苦しい状況で生活する人々にいつも目を向け、信仰にもあつい人でした。夫として愛され、また子どもたちにも愛されていたことでしょう。残念なことに、一番小さいお子さんとはあまり多くの時間を過ごせなかったようですね。

ある日、アレッポから中継しようとしていたとき、街中に「たる爆弾」が2つ投下されました。たくさんの犠牲者が出て、アレッポの街は変わり果てた姿になってしまいました。健二さんは「どうしてこんなことに・・・」と言いながら、私の腕の中で泣いていました。

― 信仰について、彼と深く話したことはありますか?

いいえ。しかし、食事の前に静かに祈りをささげていたのを知っています。私たちは、彼のそんな姿に敬意を払っていました。

― 最後に後藤さんに会ったのはいつですか?

2014年10月24日です。その4日後の28日にはガズィアンテプのホテルで会う約束をしていました。

 ― 日本に住む人々に伝えたいことは?

そうですね・・・。奥様とお母様には、本当に申し訳なく思っています。私たちは、彼を引き止めることができませんでした。あの恐ろしい場所へと送ることを阻止することができませんでした。この紛争は、彼には関係ないにもかかわらず、彼は命を落としてしまいました。私たちは、何度も彼と共に取材に出掛け、その度に彼の命を守ってきました。しかし、こんなことでそれが無駄になるなんて・・・。今回も、彼らから何度も健二さんの身柄を渡すように交渉をしてきたつもりでした。しかし、なぜか私たちにも分からないのですが、全く異なる方向へと事が運んでいってしまいました。

拘束直前まで後藤健二さんと共に マームッドさん「シリアは地球上で一番危険になってしまった」
アレッポの街に「たる爆弾」が投下された直後。子どもたちが学ぶ学校が無残な姿に。(撮影:Sami Meshaal)

― 現在のアレッポの様子を教えてください。

アレッポは、この地球上で一番危険な場所になってしまいました。現在は、2つの街に分かれています。アサド政権派と反体制派の2つです。双方ともに多くの市民が犠牲になっています。しかし、ここにも市民の生活はあるのです。子どもたちは学校へ通い、ロシア空軍が爆撃を繰り返す中でも商店や市場が開かれています。私が想像するに、ちょうど日本の第二次世界大戦中の頃とよく似ているのではと思います。

― シリアから逃れようとする難民はどんな様子ですか?

紛争が起こり、人々が殺し合い、希望を失ったこの土地から逃れようと、まるで津波のように、多くのシリア人が難民となって家を追われています。1200万人の人々が住む場所を求めて、トルコ、レバノン、そして欧州へ渡っています。

― マームッドさんの家族はどうなさっているのですか?

私は39人もの親類を亡くしました。シリアに安全な場所などないのです。特に、ロシア軍が軍事介入をしてからは、さらに激化しています。私の妹と子どもたちは、2つの国に分かれて、欧州で難民になりました。

◇

マームッドさんは現在、シリア国外に避難しているというが、近々シリアに戻る予定だと話した。理由を尋ねると、「シリアとシリアの未来のために。僕が向かう場所が危険かどうかなんて、関係ないんだ。日本の『サムライ』や『カミカゼ』と一緒さ・・・」という答えが。「神のご加護を」としか言葉が出なかった。

この国の戦争はいつ終わるのだろうか? この国に平和はいつ訪れるのだろうか? 平和な日本に住むキリスト者にできることとは、一体何なのか? 祈ることが、彼らの最大の支えになることを信じて、シリアの地に心を寄せて祈りたい。

「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカ2:14)

関連タグ:後藤健二シリアイスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • 【インタビュー】国際ジャーナリスト・後藤健二〜それでも神は私を助けてくださる〜

  • 戦争に行くという意味 後藤健二

  • 後藤健二さん友人ら「健二は生き続けます、みんなの心の中に」「あなたが命かけて伝えたかったのは愛」

  • 追悼 国際ジャーナリスト・後藤健二さん

  • 【寄稿】後藤健二さんの叫びに耳傾けよう―イスラムの苦悩にふれて 矢澤俊彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.