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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(30)キリスト教はカルトではないのか 正木弥

2016年3月6日17時59分 コラムニスト : 正木弥
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関連タグ:正木弥

キリスト教はカルトではないのか、カルトとどう違うのか、マインドコントロールはしないのか。

カルトとは、非倫理的なマインドコントロールのテクニックを悪用して、そのメンバーの権利と自由を侵害し、傷つけるグループを意味します。政治カルトや教育カルト、商業カルトもありますが、ここでは宗教カルトを問題とします。

そのマインドコントロールとは、個人が自己自身の決定を行うときの人格的統合性を切り崩そうとするシステムだといえます。それは依存心と集団への順応を助長し、自律と個性を失わせます。

具体的には、

  1. 行動コントロール・・・例えば、輸血してはならない、柔・剣道をしてはならない、自衛官・警察官になってはならない、誕生日を祝ってはならない、女性はスカートをはかなければならないなどと規制するもの。
  2. 思想コントロール・・・例えば、世界は来る○○年に終末を迎える、聖霊は神の活動力であるなどとメンバーに徹底して教え込むことにより、そうでないかもしれないとは考えられなくします。
  3. 感情コントロール・・・人々をコントロールし続けるため、その人の中に罪責感や恐怖心を植えつけるもの。例えば、○○の教えに疑いを持ったらこの組織から排斥される、もし、排斥されたら地獄に落ちるなど。過去の罪や過去の誤まった態度を告白させることは、感情コントロールの強力な仕掛けです。
  4. 情報コントロール・・・健全な判断をするには正しい情報が不可欠です。しかし、カルトは正しい情報をメンバーに与えない、隠す、メンバーはそのカルトに批判的な情報に接してはならない、とする。いわば、競馬の馬が遮眼帯(しゃがんたい)をされ、前しか見えないようにされているのと同じです。カルト団体に都合の悪い情報は隠されてしまう。メンバーをいつも忙しくさせておいて情報にゆっくりと接することができないようにしたり、元メンバーや批判者に接触することを禁止したり、とか・・・これらもこのコントロールです。

これらはどれも人間の精神に大きな力と影響力を持ちます。それらが合わさると、どんな強い精神力の人をも操作できるのです。ですから、そのようなカルトには近づかないことが肝要です。そのグループがコントロールしているのかいないのか、それを知る有効な方法は、

  1. よくよく考えてみる機会を与えられる。
  2. どんな情報にも自由に接する機会を与えられる。
  3. そのグループ、団体から離脱する(完全な)自由があることを知らされる。

これらが全て与えられているなら、それはコントロールしていないグループだといえます。統一協会やエホバの証人、モルモン教などの団体は強力にマインドコントロールしております。カルトです。

ひるがえって、キリスト教は、一般的には上の1~3が与えられているので、むろんカルトではありません。

ただし、キリスト教会と銘打っていても、やたら牧師や説教など、教職者の権威を強調し、批判を許さないような体制や雰囲気になっているなら、“カルト化した教会”といえるかもしれません。よく見極めましょう。

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
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