「命ある限り神様に賛美をささげていきたい」日本クリスチャン音楽大学、第1期生による卒業演奏会開催

2016年2月18日16時26分 記者 : 新庄れい麻 印刷
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卒業演奏会に臨む日本クリスチャン音楽大学の第1期生4人を含む出演者たち=11日、ルーテル市ヶ谷ホール(東京都新宿区)で

2012年に日本福音学校の教会音楽科から昇格した教会音楽家養成学校「日本クリスチャン音楽大学」(学長:姜春東氏)の第1期生による卒業演奏会が11日、ルーテル市ヶ谷ホール(東京都新宿区)で開催された。4年間音楽の学びに励んだ、声楽専攻2人、指揮専攻1人、ピアノ専攻1人の計4人の学生たちが、教会音楽を中心とした声楽、合唱、アンサンブルを披露した。卒業試験を兼ねた演奏を教授陣は温かく見守り、来場者は卒業生の前途を共に祝った。

第1部では、音楽専攻の青山雅美さん(ソプラノ)がヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」から「娘シオンよ、大いに踊れ」など4曲を、同じく韓美子さん(ソプラノ)がドナウディ作詞・作曲の歌曲「ああ愛する人の」など2曲をそれぞれ独唱。指揮専攻の金建輝さんは、同校合唱団とアンサンブルによるジョン・ラター作曲の「主があなたを祝福し、守られるように」など2曲の指揮をした。普段から聖歌隊の指揮者として合唱を指揮することには慣れている金さんだが、この日は卒業試験ということで、アンサンブルの指揮に挑戦。難しいバイオリンとも息をぴったり合わせた指揮を披露した。

第2部では、青山さんと韓さんによるオペラの女性二重唱が演奏された。手を取り合ってステージに立った2人は、独唱の時の緊張した面持ちが和らぎ、時折笑顔を見せながら美しいハーモニーを会場に響かせた。入学当初は7分ほどの曲を弾いていたというピアノ専攻の竹内真紀さんは、ショパン作曲の「幻想曲へ短調 作品49」という約14分にもわたる壮大な曲を演奏。楽譜を持たずにステージに上がり、暗譜して弾ききった竹内さんの演奏が終わると、観客からは感嘆のため息がもれ聞こえた。

アンコールに応えてステージに上がった卒業生4人は、学生生活を支えてくれた人々、教授陣、学長への感謝を述べ、「卒業の決意を表すにふさわしい曲がある」と韓国の賛美歌を、韓国語と日本語で歌い上げた。「主は私の名をいつも呼んでおられる どこにいるときも共におられる この命ささげます 愛します 拝します 命なるわが主」

「命ある限り神様に賛美をささげていきたい」日本クリスチャン音楽大学、第1期生による卒業演奏会開催
(写真左から)姜春東学長、遠藤久美子客員教授、韓美子さん、竹内真紀さん、新垣勉客員教授、青山雅美さん、吉本真理教授、鈴木武仁教授、金建輝さん

第1期生の4人は、なんと全員が社会人。高校生の時からずっと音楽を学びたかったという金さんは、大学卒業後30年目に、同校が始まることを知り入学を決意。平日は会社で働き、土曜日には学びに集中した。竹内さんも、音楽とは関係のない仕事に就いているので、両立するのは少し大変だったがあっという間だった、と4年間の学生生活を振り返る。

もともとピアノを習っており、音楽に親しんでいたという金さんと竹内さんは、同校での専門的な学びの体験について口を揃えて「音楽の勉強はもちろんのこと、聖書の学びをしっかりやったことが印象深い」と話す。「クリスチャンでありながら、これまでいかに聖書勉強をしてこなかったかを痛感し、神様が与えてくださったチャンスに驚きを感じた」という金さん。竹内さんも、「何のための音楽なのかというところから学ぶことができるのは、他の音楽学校と大きく違うところだと思う」

「まだまだ学ぶことがたくさんある、ということを学んだ学生生活だった」と謙虚な姿勢を示す卒業生たちだが、これから先の歩みへの意気込みは十分だ。金さんは、引き続き学んだことを生かして、聖歌隊の指揮者として教会での奉仕に励んでいくといい、竹内さんは、姜学長が指揮を務める宣教合唱団シモンコーラスの伴奏者として、観客に何かが伝えられるようにさらに努力していきたいという。

また、青山さんは「コーラスでもソロでも90歳になるまで歌い続けるつもり。特に、メサイアはソプラノ以外のパートも全部覚えて歌い続けていく」と元気よく話してくれた。韓さんもアンコールで歌った賛美の歌詞について触れ、「クリスチャンのため、伝道のために、命ある限り神様に賛美をささげていきたい」と、晴れ晴れとした笑顔で語った。

卒業演奏を後ろの観客席から、優しい笑顔で温かく見守っていた姜学長は、「全員社会人なので、入学してきたときは一人一人に癖があって、大変かもしれないと思った。だが、会社に通いながら、主婦をやりながら、4年間めげずに一生懸命両立させた。本当によく頑張ったと思う。今日は、4年間の学びの成果が出せていたと思う」と評価。「神様に素晴らしい賛美をささげるという、この学校の設立目的を忘れることなく、これからはそれぞれの教会で、日本の教会、そして神様のために大きく用いられるとよいと思う。卒業生たちの後に続いて、学びたいという意欲を持った学生がさらに起こされることを願う」と話した。

同校は、キリスト教精神に基づき、教会音楽の専門教育機関として、キリスト教会のために働く使命を抱く教会音楽の指導者と奉仕者の育成を目的として設立された。まだ4年目ということで学生数が少ない非常にアットホームな学校だが、正しい教会音楽を学び、キリストの聖なる教会が求める真の教会音楽指導者と奉仕者が輩出されることが期待されている。

超教派のキリスト教精神に基づき、教会音楽の音楽的器量と神学的知識を正しく学ぶ新入生を年2回募集している。また、3月12日(土)には、ルーテル市ヶ谷ホールにて第4回定期演奏会が行われる。詳細・問い合わせは、同校のホームページ、または電話:03・3351・6004まで。

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