いのちが輝くために 安食弘幸(16)

2015年5月3日06時46分 コラムニスト : 安食弘幸 印刷
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「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです」(ヨハネ15:5)

テレビでフォークランド島のペンギンの子育ての様子を放映していました。鷲がひなを狙ってやってきます。若い親はその挑発に乗って吠え立て、身を乗り出します。その瞬間、足元のひながさらわれます。ナレーターが説明します。「こうして、若い親も子育てを学んでいくのです」

私たちも、人の非難や中傷や評価を気にしすぎて振り回されてしまうと、大切なものを失う危険があります。そうならないために足元をしっかり固め、何ものにも振り回されない安定した、力強い、温かみにあふれる生き方をする必要があります。言わば、その人の存在の中心から、いのちが輝き出てくるような生き方です。

現代の特徴の一つはいのちそのものより、いのちの周りにあるもの、つまり、学歴・財産・地位・名声などに人々の関心や評価が集まっていることです。人はいのちの周りにあるものを必死に追求することで、いのちそのものが輝きを失い、力を失い、疲れ切っているのです。その結果、多くの人がうつ病を患い、毎年3万人以上の自殺者を産み出しているのです。

いのちが輝いて生きるために、次の2つのステップが必要です。

1. いのちにつながる

まず、「わたしは道であり、真理であり、いのちなのです」と言われたイエス・キリストにしっかりとつながることです。

2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルはテロリストたちによって破壊されました。その日の朝、ビル・スタンレーは、いつものように第2ビルの81階の会社のオフィスにいました。窓の外を見ると飛行機が突っ込んでくるのが見えたので、急いで机のしたにもぐり込みました。

同時にものすごい音と衝撃に見舞われました。目を上げると飛行機は6メートル先で止まり、彼の身体は瓦礫で肩まで埋もれていました。

普通ならパニック状態に陥ってもおかしくない状況ですが、彼はその時心の中に不思議な平安があったそうです。彼は壁を壊して脱出し急いで階段を降りて外に出ました。ビルから2ブッロク先の教会にたどりつき、後ろを振り返ると、ビルは崩れ落ちていくところでした。

キリストから流れて来るいのちと平安によって、彼は沈静な判断と行動をとることができたのです。

2. いのちに生きる

死んだ魚はただ流されるだけですが、生きている魚は、流れに逆らって登ることができます。同様にキリストのいのちに生かされる人は、逆境や困難を乗り越えながら生きることができます。

昔アメリカのケンタッキー州に、小さなレストランを経営する老夫婦がいました。ところが、彼らの店から離れた所に高速道路ができてお客が激減してしまいました。普通なら絶望的になるところですが、彼らは自慢の料理のノウハウを他のレストランに売り込むことで、新しいビジネスチャンスを見出しました。

こうして、ケンタッキーフライドチキンが誕生したのです。カーネル・サンダースは、ピンチをチャンスに変えたのです。キリストのいのちにつながり、キリストのいのちに生かされている人にとって、ピンチの時はいのちが輝くチャンスなのです。

あなたも、そんな生き方してみませんか。

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安食弘幸

安食弘幸(あんじき・ひろゆき)

1951年、島根県出雲生まれ。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球関西六大学リーグの強打者として活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒。哲学博士。現在、日本キリスト宣教団峰町キリスト教会主任牧師。NHK文化センター「聖書入門講座」「カウンセリング講座」講師、JTJ宣教神学院講師、とちぎテレビ「ゴスペルジェネレーション」の説教者。また、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設で講演活動を行っている。

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