ローマ教皇、コプト教徒の殺害を糾弾 「兄弟たちの血が叫んでいる」

2015年2月22日17時28分 翻訳者 : 木下優紀 印刷

ローマ教皇フランシスコは17日、過激派組織「イスラム国」(IS)系のリビアの武装グループが、21人のエジプト人キリスト教徒を斬首したことを公に糾弾した。

「彼らが、カトリックであろうと、正教会であろうと、コプト正教会であろうと、ルーテル派であろうと、それはどうでもいいのです。彼らはキリスト教徒で、その血はみな同じであり、彼らの血がキリストへの信仰を告白しています」

教皇は声明でこう述べ、「きょう私は、21人か22人のコプト正教のキリスト教徒が殺害された記事を読みました。彼らのただ一つの言葉は、『イエス様、助けてください』だったことでしょう。ただ、キリスト教徒であることを理由として殺害されたのです。キリスト教徒の兄弟姉妹の血は、叫び声を上げる証です」と語った。

リビアの武装グループは15日、昨年12月から今年1月にかけて拘束したキリスト教徒21人を斬首する動画を公開した。エジプト政府は、リビア領内にあるこのグループの本拠地を空爆するなどの報復を行い、中東地域からISの存在を消し去ることを約束した。

「(リビアの都市デルナで)これまでに8回の空爆が行われました」と、リビアの首相報道官モハメド・アザッザ氏は英BBCに話した。「計画では、全てのISの所在地を、それがどこにあろうとも標的としています」

米CNNによると、軍用機がデルナにある10の拠点を攻撃し、武装グループを撲滅するという全体的計画に寄与したという。

「エジプト国民の血に報復し、犯罪者と殺人者に刑罰を与えるのは、私たちの権利であり、義務です」と、エジプト軍は国営テレビで声明を発表した。

バラク・オバマ米大統領もこの殺害を糾弾する声明を発表し、「見下げ果てた卑劣な殺人」と非難した。

「私たちはリビア国民に、ISとテロリズムの全ての行いを強く拒絶し、この共有され、大きくなりつつある脅威に直面し一致するよう呼び掛けます」とオバマ大統領。「私たちは、リビアにおいて統一政府の成立と政治的解決を促進する、国連事務総長特別代表室のベルナルディーノ・レオン全権公使の尽力を強く支援します」と語った。

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。記事の一つ一つは、記者や翻訳者、さらに編集者の手などを経て配信されているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、毎月定期的にサポートする「サポーター」として(1,000円/月〜)、また単発の「サポート」(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済で可能です。申し込みいただいた方には、毎週のニュースやコラムをまとめた申込者限定の週刊メールマガジンを送らせていただきます。サポーターやサポートの詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。


国際の最新記事 国際の記事一覧ページ

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

おすすめのコンテンツ【PR】

コラム

主要ニュース