地域教会が協力し「広島土砂災害支援室」設置 ボランティアが八木・可部東地区で活動

2014年9月1日20時45分 記者 : 内田周作 印刷
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+地域教会が協力し「広島土砂災害支援室」設置 ボランティアが八木・可部東地区で活動
1階が土砂で埋もれたマンション前で自衛隊、消防、警察が合同で捜索を行なっている。(写真:日本国際飢餓対策機構)
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広島地域の教会が協力し、広島宣教協力会内に「キリスト教会・広島土砂災害支援室」(室長:堀川寛・三滝グリーンチャペル牧師)を設置するなどし、教派を越えて、広島の土砂災害支援のために活動を行っている。

同支援室は、日本福音同盟(JEA)の公式サイトなどを通じて、これまでの支援の第1弾の報告を発表し、「天候不順、被害者捜索の影響に加え、狭小道路地域ということも相まって、個人宅の土砂出しはほとんど手付かず、よくて開始されたばかりといったところです」「この3日間、20名を超えるボランティア参加者が与えられておりますが、まだまだ必要が続く見通しを持っております」などと、状況を報告した。

主な活動は、大きな被害が出た広島市安佐南区八木と安佐北区可部東での泥出し作業。三滝グリーンチャペルのスマイル館に設置されたボランティアセンターでは、電話対応やボランティアの受け付け・割り振り、支援物資などの受け取り・備蓄、県外からのボランティア滞在受け入れなどを行なっている。

一方、JEAは松本順・援助協力委員長を被災地に派遣。松本委員長は8月28、29日に被災地を訪れ、日本ホーリネス教団広島教会関係者宅の泥出し作業などを視察した。また、同支援室の関係者らとミーティングを行ない、見舞金も手渡した。

地域教会が協力し「広島土砂災害支援室」設置 ボランティアが八木・可部東地区で活動
市販のプラスチックボードを使い、工夫しながら泥を土嚢(どのう)に入れるボランティア。これにより、2人ペアで行なわなければならない作業を単独でもできるため、作業の効率化につながっているという。(写真:日本国際飢餓対策機構)

同じく、広島で支援活動を行っている日本国際飢餓対策機構は、同公式サイトで現地の様子やボランティア活動の様子を報告している。

同機構の報告によると、八木地区は最大被害地であることもあり、連日各種メディアにより報道され、メディア関係者が訪れる他、行政に登録して参加しているボランティアも多数活動しているという。一方、可部東地区は避難指示が出ていることもあり、メディア関係者のほか、自衛隊やボランティアの姿もほとんどないという。そのため、同地区の住民は支援から孤立している状態にあり、同機構は現地に住む牧師を通じて、被災者住宅の泥出し作業の支援を行なっているという。

「ちょっと腹立たしいのは、ここは危険地帯(避難指示発令)だからということで、いくら行政にお願いしてもボランティアを出してくれないんだ。マスコミさんも被害が大きかったから八木(安佐南区)のことばかり報道して、可部東の現状をほとんど伝えていないんだな、いくら危険だからといって人命救助の時以外は誰も来てくれないのはねえ」という、可部東地区の男性住民(70)の声も伝えた。

一方、カトリック広島司教区は、同教区内の信徒に向け、祈りと募金を呼び掛けている。同教区内には「カリタス広島災害サポートセンター」を開設し、支援活動を実施。「すでに広島教区内のみならず、ローマや長崎といった教区外からもお祈りとボランティア支援、募金の申し出を受けています」という。一方、同教区によると、今回の災害で信徒1人が亡くなったという。

地域教会が協力し「広島土砂災害支援室」設置 ボランティアが八木・可部東地区で活動
土砂で押し流された車(写真:日本国際飢餓対策機構)

各団体を通しての広島土砂災害支援の募金は下記の通り。

■ 広島宣教協力会 01370−3−108803(土砂災害支援)
■ 日本国際飢餓対策機構 00170−9−68590(広島土砂災害)
■ (JEA)日本福音同盟援助協力委員会 00190−5−7790(広島土砂災害指定)
■ カトリック広島司教区 01310−0−16760(広島土砂災害支援)

※ いずれも郵便振替
※ いずれも通信欄に()内の但し書きを明記

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