Skip to main content
2025年9月18日19時20分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

キリスト教とアフリカ伝統宗教の間に繋がり?

2012年5月10日12時20分
  • ツイート
印刷
 【ナイロビ=ENI・CJC】ザンジバルである宣教師が住民に、神について何か語ってほしい、と言ったところ、即座に「神はとどろく」と答えた。その宣教師は19世紀に「宗教のない未開人」か「原始宗教もない人」に神について語るために海を越えてやって来た。

 種族宗教といったものが無視されたり過小評価されていた時代、アフリカでキリスト教を広めることに宣教師たちは成功していた。しかし近刊『アフリカにおける神の概念』(新版)は、キリスト教が実際には伝統宗教のいくつかの解釈によって助けられている、と指摘する。

 神学者のジョン・サミュエル・ムビティ氏は、アフリカの人たちが、その生活の全局面で神をいかに描き、関係付けるかを詳しく描き出した。「アフリカの文化は口承と象徴的な伝統の上に築かれ、継承されて来た。本書はその伝統の一掬い」とENIニュースに語った。アフリカ人の神理解の豊かさを見る窓だ、と言う。

 アフリカの宗教には、キリスト教やユダヤ教の伝統に通じる特徴が多くある、とムビティは指摘する。それがキリスト教の急速な拡大に貢献してきた。一つの特徴は、神に対する聖書の訳語にアフリカの単語が使われていること。

 アフリカに持ち込まれた聖書は英語が仏語のもので、神学者たちがそれを現地の言語に訳出したが、その際、神については現地語を採用した。ナイジェリアのヨルバ族では、神は「オロドゥマレ」すなわち「全能」と表現されるが、聖書を訳出する際に、神は「オロドゥマレ」と表現されることになった。

 「これは不可避的に、二つの宗教伝統の間の思いがけない出会いを推進する。アフリカの宗教が聖書的伝統に対して『その通り』と言い、それに容易に順応し、また聖書的伝統も、アフリカの宗教の同様の要素について『その通り』と言うのだ」とムビティ氏は同書の序文で指摘している。

 同書(新版)はナイロビのアクトン出版社から刊行された。初版は1970年にロンドンの「キリスト教知識推進協会(SPCK)」から刊行されたが絶版になっている。SPCKは創設1698年。聖公会の宣教組織としては最古のもので、出版活動に従事している。

 同書はアフリカの550種族と言語を取り上げている。初版は300だった。また神については1600の用語を記録している。その中には独立したばかりの南スーダンの例もある。それは人々の宗教に関連してよく使われる「アニミスト」に相当する用語だが、現地では神についての伝統的な名なのだ。参考書目録、索引、付録も増強された。

 ナイロビ大学の哲学・宗教学教授ジェス・ムガンビ氏によると、アフリカの文化と宗教的遺産は神に基礎を置いていると同書は指摘しているが、その神概念は伝統的宗教には存在しないと考えられていたもの。

 「本書はアフリカ文化と宗教的遺産の徹底的な再評価を呼び掛けるもので、それにふさわしい評価を与えようとしている」と同氏は前文に執筆している。

 「数字的には、キリスト教はアフリカとアジアで急成長している。西側キリスト教では見慣れない世界観という文脈からすると、本書は時を得たものだと思う。アフリカのルネッサンスへの重要な貢献だ」と言う。

 キリスト教とアフリカの伝統宗教との出会いを敵対的でなく価値あるものと見ることは容易なことではないが、ムビティ氏は、それが現実だ、と言う。双方の信仰伝統には、その根本的な要素である神について深い疎通性がある、と指摘している。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 花嫁(33)愛には恐れがない 星野ひかり

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • ワールドミッションレポート(9月18日):パプアニューギニア イースターは1日じゃない、1カ月続くリバイバルだ

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 右も左もわきまえないやから 穂森幸一

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.