Skip to main content
2025年5月29日11時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
使徒の働き味読・身読の手引き

使徒の働き味読・身読の手引き(12) 宮村武夫牧師

2013年10月9日15時46分 コラムニスト : 宮村武夫
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫
宮村武夫牧師+

新しく開かれ
使徒の働き5章33節~6章7節

[1]序

今回は、使徒の働き5章の最後の部分から、新しい章・6章へと読み進めて行きます。

[2]使徒たちの宣教に対する反応と使徒たちの歩み

前回は、使徒の働き5章29節から32節を特に注意し、ペテロたちの大胆な宣教を見てきました。33節以下では、使徒たちの宣教に対する議会の反応とそれに対して使徒たちがどのような歩みをなしたかを描いています。

(1)議会の反応
①議会一般の反応。33節に、「彼らはこれを聞いて怒り狂い、使徒たちを殺そうと計った」とある通り(新改訳欄外の直訳、「(心を)のこぎりで切る」参照)。これは、あなたがたがイエスを十字架で殺害した、との告発のみを聞いて、「悔い改め」への呼びかけや「罪の赦し」の約束に耳を傾けていないため。

②ガマリエルの助言。ガマリエルは、律法学者として人々から深く尊敬され、パウロに厳格な律法教育を授けた人物(使徒22章3節)。

ガマリエルは、チゥダやガリラヤ人ユダの実例を示し、人間から出た計画は、一時どのように盛んに見えても、時間がたつとやがて自滅すること。しかし神の計画は、人間がどれほど逆らっても、必ず実現すると主張します。

この二つの点は正しい面もあります。しかしこれを誤って用いる危険もあります。ガマリエルのことばを引いて、熱心に使命を果たすべき責任を軽んじたり、神のみわざを妨害するものをそのままに放置しないように注意する必要があります。

さらにガマリエルは、主イエスの復活についての証言、悔い改めの呼びかけ、罪の赦しの約束など使徒たちの宣教の中心に全く注意を払っていない点が目立ちます。

(2)使徒たちの歩み
ガマリエルの説得はそれなりの実を結び、使徒たちは自由の身となります。しかし弟子たちはむちで打たれ、主イエスの名によって語ってはならないと厳しい命令を受けます。こうした中で、彼らは、「御名のためにはずかしめられるに値する者とされた」事実を喜んでいます。主イエスご自身が教えた通りです(マタイ5章11、12節)。喜びに満たされ、日常生活の中で福音宣教を続けて行くのです(42節)。

[3]新しく開かれ

使徒の働き5章までの部分は、エムサレムにおける教会の誕生と成長を描いていました。ところが6章1~7節に見る選出された7人の執事の一人・ステパノの裁判に端を発して、「エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり」(8章1節)ます。

その迫害のため散らされた弟子たちを通して、福音が広い範囲に宣べ伝えられて行く様をルカは描いています(6章から9章において、ステパノ、ピリポ、タルソのサウロを通して)。その最初の部分に、6章1~7節が位置しています。

①1節には、人数の増加にともない生じた、やもめに対する配給をめぐる苦情について。

②2節から6節では、弟子たちがこの困難に直面し適切な処置をして行く様。

③そして7節では、新しく開かれる福音宣教の広がりを簡潔に描きます。

(1)困難に直面して
適切な処置
第一のことを第一に
覚悟と実践

(2)新しく開かれ、7節、「こうして神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで、弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々に信仰に入った」。

[4]結び

エルサレム教会が一つの段階から次の段階へと進む中で、困難に直面しながら、新しく道が開かれて行く姿に大いに教えられます。

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:宮村武夫
  • ツイート

関連記事

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(14) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(13) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(11) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(10) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(9) 宮村武夫牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(4)神から与えられる喜び 臼田宣弘

  • オーストラリア東部で教派を超えたイースター合同野外礼拝 日本人女性牧師がメッセージ

  • 教会のAI利用、前年比80%増加 一方で説教準備などでの利用は消極的 米国

  • 主キリストに集められた小さな私たち 万代栄嗣

  • アルファ・コース、2024年の参加者が世界で210万人超え 過去最多を記録

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(228)聖書と考える「イグナイト―法の無法者―」

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(20)飢餓の到来

  • ワールドミッションレポート(5月29日):ケニア 水浄化プロジェクト、アフリカ最大のスラムを変革し、大いなる救霊に(1)

  • オーストラリア東部で教派を超えたイースター合同野外礼拝 日本人女性牧師がメッセージ

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • アルファ・コース、2024年の参加者が世界で210万人超え 過去最多を記録

  • 教皇レオ14世の就任ミサ、世界150カ国・地域から代表が参列 日本からは麻生元首相

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 21世紀の神学(28)教皇の無謬性と聖母マリアの無原罪・被昇天の関係とは 山崎純二

  • 教会のAI利用、前年比80%増加 一方で説教準備などでの利用は消極的 米国

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 聖書のイエス(9)「わたしを愛する人は」 さとうまさこ

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 教皇レオ14世の就任ミサ、世界150カ国・地域から代表が参列 日本からは麻生元首相

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • 21世紀の神学(28)教皇の無謬性と聖母マリアの無原罪・被昇天の関係とは 山崎純二

編集部のおすすめ

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.