東日本大震災から1年が経とうとするいま、希望のメッセージを通して東北を支援したいと、地元の90以上の教会が中心となって2日、「東北・希望の祭典」が宮城県利府町のグランディ21で開かれた。カーク・フランクリンやアルフィー・サイラスなど国内外の著名ゴスペル・アーティストが出演し、被災地で現在も支援活動を続ける米国の救援援助団体サマリタンズ・パースの総裁で福音伝道者のフランクリン・グラハム氏が講演した。
サマリタンズ・パースは震災直後の3月14日、仙台市泉区にオフィスと物資用倉庫を設置。同19日には、直ちに94トンの支援物資を米国ノースカロライナから輸送した。グラハム氏は4月1日に被災地を慰問し、物資や30台もの電動自転車などを被災者に手渡した。サマリタンズ・パースはその後、岩手県の住田町、宮城県の東和町、七ヶ浜町、気仙沼市にそれぞれベースキャンプを設置し、これまでに400軒以上の家屋を修繕、1万8000世帯に支援物資を配布してきた。
同じくグラハム氏が総裁を務めるビリーグラハム伝道協会は、震災翌月の4月から被災者に寄り添うカウンセラーの養成セミナーや牧師を対象にしたリトリートを日本で数回にわたって開催。災害時に被災者に起こる苦しみや悲しみなどへの聖書的な対応についてボランティアらを指導してきた。また9月からは、著名ゴスペル・アーティストによる被災地慰問ツアーを数回にわたって開催し、1000人以上の被災者に歌を通して希望を届けた。
この日会場に集まった約2000人の聴衆を前にグラハム氏は、人間の罪の深刻さを説き、神の独り子であるイエス・キリストこそが人を罪の束縛から解放し、真の自由を与える唯一の道だと強調した。グラハム氏は、「神は日本を愛しておられる」と強調し、「イエス・キリストは天からあなたを救うために来られた」と信仰の決心を促した。
グラハム氏の招きに応答し、この日新しく信仰をもった人々が会場の前に進み出て、信仰の決心を表明した。その中には、震災後の支援活動を通してクリスチャンと知り合った被災者の姿もあった。
大会は4日まで3日間の日程で行われ、連日午後3時半からメイン集会が始まる。3日は午後2時からカーク・フランクリンとアルフィー・サイラスが指導するゴスペルワークショップ、4日は午後1時45分から若者のためのプログラムがそれぞれ用意されている。会場はいずれも宮城県宮城郡利府町菅谷字舘40−1のグランディ21・セキスイハイムスーパーアリーナ。入場無料。
【東北・希望の祭典の様子を写真特集で】
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