後藤牧人

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日本宣教論(91)ロサンゼルスの東本願寺仏教教会 後藤牧人

ロサンゼルスで、東本願寺派の日曜礼拝に出たことがある。賛仏歌を歌い、経典の交読があり、信徒を含めての一斉の読経があり、ついで説教僧による説教があった。仏教の教義の一部と道徳的な勧めで、イエスの言葉も巧みに引用されていた。

2019年05月14日21時34分

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日本宣教論(90)米国社会と共同体・その2 後藤牧人

たいていのクラブが、出資者としては相続した資産を持つ者に限定し(建前としては)、自分一代で財産を築いた者は排除される。そういう人間は、粗野だと思われている。「銀のスプーンをくわえて生まれた」者だけの集まりである。

2019年04月30日18時00分

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日本宣教論(89)米国社会と共同体 後藤牧人

米国社会は、共同体の存在という点では日本とはずいぶん違っている。その意味では、米国と日本はほとんど対極にあると言えそうである。職場というものは存在しない。人事は日本流に言えば、非常に落ち着かない。

2019年04月16日22時40分

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日本宣教論(88)綜合型宗教 後藤牧人

キリスト教は、第一から第三に至るすべての機能を有している唯一の宗教である。冠婚葬祭のための諸儀式がそろっており、クリスチャンは教会でそれらに参加する。なお、他宗教による社会儀礼は、クリスチャンには無効であると考えられている。

2019年04月02日20時01分

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日本宣教論(87)日本の宗教・その2 後藤牧人

このタイプの宗教は個人のニーズに応えようとするものである。冠婚葬祭型宗教は、共同体のニーズに応えるが、個人の問題には応えない。そこで第二型の宗教群は奇跡的な癒やし、手っ取り早いもうけ話、成功などを約束し、提供する。

2019年03月19日14時00分

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日本宣教論(86)日本の宗教 後藤牧人

これまで見てきたように、日本の精神文化のすべてが「孤独への機会」という性質を持っているのであるが、宗教においてはどうであろうか。日本の宗教は、概して日本社会に対して3つの役割を果たしている。

2019年03月05日14時21分

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日本宣教論(85)孤独の創造 後藤牧人

日本人は生きるために共同体に所属するが、それはいわば主食である。しかし、かれは精神的な健康を維持するためにわずかの「孤独」を必要とする。それはちょうど、人間が微量のミネラルを必要とするのと似ている。

2019年02月19日10時22分

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日本宣教論(84)2つの共同体からの脱出 後藤牧人

人間は1人では生きていけない。何かに所属することが必要である。自分の所属する小宇宙が必要である。日本の社会を考えると、人々は2つの共同体に所属しており、概して日本人はそれによって所属願望を満たされている、と言える。

2019年02月05日17時21分

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日本宣教論(83)日本人と社交 後藤牧人

日本人は、一般に社交が下手だとされる。業界などのパーティーでも、名刺の交換が終わると、知り合いだけで固まってしまう、などと言われる。初めての人と楽しく会話をすることなど、日本人は不得手である。

2019年01月24日20時11分

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日本宣教論(82)生涯雇用の衰退 後藤牧人

この小論の執筆は、折しも日本の経済が底を打ったと思われている時期に当たっている。企業は旧来の形態を避け、生涯雇用を廃止しようとしている。では、職場の共同体は崩れているのだろうか。

2019年01月08日21時07分

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日本宣教論(81)生涯雇用と共同体 後藤牧人

さて、日本の社会にあっては現在、生涯雇用の慣用が崩れてきている。もしかして、この崩れによって職場の共同体は弱化し、あるいは崩壊していくのであろうか。もし日本社会における「職場の共同体」の基礎が生涯雇用なら、弱体化に向かうだろう。

2018年12月25日22時36分

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日本宣教論(80)家族の共同体 後藤牧人

日本の家族は、米国社会の家族よりもずっと強い絆を持っている。もちろん、そう言い切るのは容易なことではない。2つの社会の家族の内情などというものについては、一般論しか言えないのであって、それは当たり前のことである。

2018年12月11日13時43分

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日本宣教論(79)社会と共同体 後藤牧人

これから考えたいのは、次のことである。それは日本的な価値観が支配している社会の中で「キリスト教会」という礼拝者共同体を形成しようとするとき、どのような日本的現象が起こるのかということである。

2018年11月27日20時57分

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日本宣教論(78)「教会」は日本社会の夾雑物か 後藤牧人

今日までの160年余の日本のキリスト教伝道は、いわば失敗の歴史である。多くの先輩方の労苦を前にして、小生のごとき者がそのような発言をするのは恐れ多いことであるが、なお、世界的に見れば、日本の福音宣教は社会に定着していない。

2018年11月13日21時24分

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日本宣教論(77)日本文化の特徴 後藤牧人

キリスト教会は不変であって、どこの国でも同一の形を持つべきなのだろうか。つまり、礼拝の形式、教会内の組織の在り方、役員の名称、意思決定の方式などのすべてはすでに決まっており、動かせないものなのだろうか。

2018年10月30日18時38分

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日本宣教論(76)急激な変化を嫌う日本人 後藤牧人

日本人は伝統を重んじる。変革を嫌い、変革が必要なら、なるべくこれを緩慢に行いたいと考える。この日本人の気質は、理由がないことではない。急激な変革は社会や集団に歪みを起こす。その時、必ず弱者が犠牲になる。

2018年10月16日21時07分

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日本宣教論(75)触媒としての文化は不完全である 後藤牧人

福音は、文化を「衣服」としてまとう。その文化は、触媒としての役目を果たす。衣服としての文化が不完全であることは、これまでに見てきたところである。しかし、それによっては「福音の真実性」は損なわれない。

2018年10月02日15時19分

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日本宣教論(74)日本でも通用するキリスト教 後藤牧人

日本宣教における問題の1つは、福音が衣服としてまとってきた文化にあることが明らかである。プロテスタント・キリスト教が衣服としてまとってきた西欧的な文化はアジア的、日本的な文化と合致しない。

2018年09月18日11時58分

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日本宣教論(73)黒人神学 後藤牧人

アメリカ大陸には白人は圧迫者、暴君として上陸し、黒人は奴隷、残酷な待遇の被害者として上陸した。また、先住のインディアンは、絶滅政策の対象であった。この体制を許容し支持したのは、白人の神学である。

2018年09月05日22時18分

後藤牧人牧師

「21世紀日本宣教」を熱く語る 後藤牧人氏、8年ぶりの新刊

日本の教会が戦争責任や天皇制、神道に対して持っていた従来の捉え方を根本から見直し、独自の視点から日本宣教を論じる本紙の人気コラム「日本宣教論」を連載中の後藤牧人氏が、前作『日本宣教論』の続編となる8年ぶりの新刊を来年1月に出版する。

2018年08月31日20時00分

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