Skip to main content
2025年10月25日23時52分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 宣教

被災地支援を通して試される愛の実践

2011年4月1日12時40分
  • ツイート
印刷
 仙台市内キリスト教会支援ネットワークの会合に様々な救援団体が参加している。(写真提供:国際飢餓対策機構)+
 東北大震災復興支援活動では、国内外からボランティアグループが集まり、支援を行っている。キリスト教支援団体も共に支援の手を差し出し、NGOや地元自治体と協働しながら、ただの宣教ではなく、被災地の復興を心から願う「愛の実践」が求められている。

 国際飢餓対策機構では、関東のキリスト教会の青年たちのグループ、地元の教会の牧師や教会員、大学生の全国組織から派遣されてきたグループ、愛知県から来た日本在住のブラジル人のグループ、あるいは個人参加のボランティアの人々などと協働しながら支援を行っている。「被災された方々を何でもいいから助けたい」という人間の中に溢れる愛の精神が、これらの人々の働きをひとつに結び付けている様子が垣間見られている。同機構では、夜8時に仙台市内の活動拠点に集まり、活動報告会が行われている。報告会では「行政の手がまわっていない。まだまだ必要がある。5時になると警察も自衛隊も引き上げてしまうので、昼間と夜間のギャップがはげしい」などの生きた報告がなされているという。

 3月31日で被災地支援の最終日を迎えたホクミン(北海道クリスチャン宣教ネットワーク)第3弾チームの活動報告では、当初釜石市での炊き出しを予定しており、前日より用意した200人分のとん汁とおにぎりを積み込み、現地に向かって出発したものの、釜石市における地元との調整が不調に終わり、予定した日に釜石市での炊き出しの許可を得ることができなかったという。そのため、関係各方面との調整を経て、隣接する大槌町へと向かったが、大槌町でも炊き出しの許可を得ることはできなかったという。

 現地の調整を無視して支援活動を行うことは混乱をもたらし、被災地の方々に迷惑をかける結果となってしまうため、「炊き出しはできない」という条件のもと、二つの避難所を指示され、そのうちの一つである大ヶ口町の多目的集会所に到着し、担当者と話したところ、急きょ夕食として炊き出しを行う許可が得られ、用意した食材を無駄にすることなく炊き出しを行うことができたという。

 被災地での支援はキリスト教を伝えるということよりも、まさに被災地のありのままのニーズに答え、被災者のために仕え、地元のために仕える「愛の実践」の場の連続であるといえることが伺える。ホクミンの報告では「今回の活動は予想しない事柄の連続でした。ボランティア活動のむずかしさと、主の導きの確かさを強く感じさせるものでした。この大震災で家族や家を失い、未だ不自由な生活を送っている方々に、主の慰めがありますように、そしてこの働きがより良い形で進められることができるよう、お祈りください。今回の私たちの活動をすべて導き、その中に働いてくださった主の御名を、心からほめたたえます」と述べられていた。

 さまざまな支援団体が地元や政府と連携して「被災者の役に立ちたい」という共通の目的をもってひとつになろうと活動方法を模索しており、そのような中から「東北ヘルプ」のような超教派ネットワークによる地元と教会を結び、また教会と教会、支援団体を結ぶ新たな災害支援ネットワークも立ち上げられた。教会が地元の人々の心を開き、「キリストのからだ」を拡張させていく新たな動きが「愛の実践」を通して着々と進んでいる。

 放射能の危険とも向き合わなければならない福島においては、クラッシュ・ジャパンは福島方面調査チームを派遣している。同チームスタッフは「教会と避難所の雰囲気は昼と夜ほど違います。教会では愛、喜び、平和を感じることができました。なぜこのようなことが可能かと問われれば、それは明らかです。なぜなら神様の愛がこれらの人たちをおおっているからです」と強調した。同チームリーダーを務めるクラッシュ・ジャパンIT部門責任者のスコット・イートン氏は、「私の福島についての祈りは、彼らが恐怖に負けないということです。そして彼らが力の源、この様な状況下に耐え得るただひとつの力、即ちキリストの力を見つけることです」と語っている。

 国際飢餓対策機構スタッフの小島亮子さんは、「被災者の方は体の苦しみだけでなく、こころに苦しみを持っておられます。日本国際飢餓対策機構の中でずっと大切にされてきたことは、『体とこころの飢えに応える』ということです。イエスキリストがそうされたように人々と同じ立場に立ち、共に暮らし、共に泣き、共に苦しみ、共に感じ、共に願い、そんな日々を願いながら、現場の本当の必要を見つけ、そこにある一筋の希望を信じ続ける団体です」と活動状況を報告している。同機構スタッフたちは、夜中まで走り回り、泥まみれになりながら、現地の方々と共に泣き、共に寄り添い合っているという。物資の支援以上に、キリストの愛の実践を通して、キリストの力が被災地を通して伝えられ、「キリストのからだ」を通してネットワークが拡張し、ひとつになっていくことが期待されている。

  • ツイート

関連記事

  • 「東北ヘルプ」地元と教会のつながり密に

  • 教会が教会を支援-キリストの信仰を通じてひとつに

  • 米教会、モルモン教徒に「愛」届ける

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • ワールドミッションレポート(10月25日):アイルランド ホームレスからセレブへ 若き成功者ゲッドの回心(1)

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • トルコ、5年余りで外国人キリスト教徒200人以上を国外追放 「国家安全保障」理由に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • イラクで2つの歴史的教会が再開 「イスラム国」の支配から8年

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.