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キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

2025年9月17日10時01分 コラムニスト : 加治太郎
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正月の十四日は主の過越の祭である。またその月の十五日は祭日としなければならない。七日のあいだ種入れぬパンを食べなければならない。その初めの日には聖会を開かなければならない。なんの労役をもしてはならない。あなたがたは火祭として主に燔祭をささげなければならない。すなわち若い雄牛二頭、雄羊一頭、一歳の雄の小羊七頭をささげなければならない。これらはみな全きものでなければならない。その素祭には油を混ぜた麦粉をささげなければならない。すなわち雄牛一頭につき麦粉一エパの十分の三、雄羊一頭につき十分の二をささげ、また七頭の小羊にはその一頭ごとに十分の一をささげなければならない。また雄やぎ一頭を罪祭としてささげ、あなたがたのために罪のあがないをしなければならない。あなたがたは朝にささげる常燔祭の燔祭のほかに、これらをささげなければならない。このようにあなたがたは七日のあいだ毎日、火祭の食物をささげて、主に香ばしいかおりとしなければならない。これは常燔祭とその灌祭とのほかにささぐべきものである。そして第七日に、あなたがたは聖会を開かなければならない。なんの労役をもしてはならない。 (民数記28:16~25)

今日の聖書箇所は、主への完全なささげ物について書かれています。私たちはどのようにして、主に完全なささげ物をささげられるでしょうか。私たちの努力では、神様の聖さに到達することはできません。ですから、キリストが私たちの過去、現在、未来の罪のために十字架で死なれたのです(参照・1ペテロ3:18)。

それ故、私たちは大胆に御前に近づくことができます(参照・ヘブル4:16)。十字架で流されたキリストの血によって、私たちは安息の中で、自らを完全にささげることができるのです(参照・2コリント5:21)。

では、私たちの何が、キリストにあって安息することを妨げているのでしょうか。その一つは、恥の感情かもしれません。私たちは、隠したいのに隠せない自分のある部分に恥じているかもしれません(参照・創世記3:7)。

しかし聖書は、私たちが肉体という衣をまとった、魂を持つ、霊的な存在だと語ります(ヨハネ4:24、1テサロニケ5:23)。私たちには、キリストの霊が与えられています(参照・1ヨハネ4:17、2コリント5:17)。私たちの霊は、御霊と一つとなっているのです(参照・1コリント6:17)。

ですから、クリスチャンである私たちのアイデンティティーは、キリストにあります。鏡に映る自分や、他人が見る私たちの姿は、実は真の自分ではありません。私たちは御言葉を通して、自分が誰であるかを知ることができます(参照・ヨハネ1:14、ヨハネ1:1)。

主の安息を妨げている自分の領域を、主が明らかにしてくださるよう求めましょう。私たちが安息を体験できないのは、私たちの不信仰のためです(参照・ヘブル4:3)。真の自分を見いだすために、心のどの領域が新しくされる必要があるでしょうか(参照・ローマ12:1~2)。

GOD BLESS YOU!

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◇

加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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