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聖書は社会ルールの基本 穂森幸一

2025年2月7日11時51分 コラムニスト : 穂森幸一
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聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です。それは、神の人が、すべての良い働きのためにふさわしい十分に整えられた者となるためです。(2テモテ3:16、17)

1月20日に米国で大統領就任式が行われましたが、その時にちょっとしたハプニングがありました。異常な寒気のため、外で行われる予定だった就任式が、直前になって室内で行われることになったのです。急に会場が変更されたため、プログラムの進行も押し気味になったようです。

就任式では、まず副大統領が最高裁長官の前で宣誓を行い、それから大統領が宣誓します。その時、宣誓者は慣例として、片手を聖書の上に置くことになっています。ところが、聖書を持つメラニア夫人の移動が若干遅れたためか、トランプ氏は聖書に手を置かないまま宣誓しました。そのことを問題視する新聞もあったようです。しかし、聖書に手を置くことはあくまでも慣例ですから、法律的には問題ありません。それにしても、聖書というのはそれだけ、式典の中で重要な位置を占めているのです。

米国の建国に際して、建国の父と呼ばれる人々が確認し合ったことは、憲法の上に、神と聖書があるということでした。ですから、米国の紙幣には今も、「われわれは神を信じる」という言葉が記されています。

ところが、左派勢力が強くなってくると、宗教教育を否定し、聖書を認めないような教育を行い、挙げ句の果てにはジェンダーフリーの行き過ぎた政策を推し進めたほか、性の多様性を重視する政策を強引に押し通そうとしました。

私の知人の息子は、カリフォルニア州で消防士をしていますが、消防学校にいるとき、消防士になれるか不安を抱えていたといいます。カリフォルニア州は民主党が強く、左派勢力が幅を利かせています。消防士もジェンダー平等を実現させるために、女性の割合を増やさなければならないということで、消防士になることが男性にとって以前よりも狭き門になっていたのです。ロサンゼルス市消防局のトップには女性が就任していました。

ロサンゼルスの山火事は、惨憺(さんたん)たるありさまになりました。消火作業を進めようにも、消防士の数が足りません。重い消火設備を担いで、火の中に飛び込んでいくのは、屈強な男性でなければなりません。これは差別ではなく、男女間の筋力量の差などを考えれば、当然のことではないでしょうか。

就任式の後、トランプ大統領は当日中に26本の大統領令にサインしましたが、その中の一つに「この国には、男性と女性という2つの性しかない」というものがありました。はっきりと多様な性の在り方を認めない方針を打ち出したのです。

一方、わが国を見てみると、LGBT法案の施行に伴う各種の整備が行われ、教育現場にも既に影響が出ています。それだけでなく、選択的夫婦別姓法案が国会に提出されようとしています。保守と思われていた自民党内にも、賛成している人が少なくないといわれていますから、成立の可能性が高いです。

結婚すると姓が変わるから仕事に差しさわりがあるとか、不便だとかという意見があります。そうであれば、仕事上、旧姓使用を認めるとか、免許証やパスポートは旧姓併記か旧姓使用を認める法案を作って対処すればいいのではないかと思います。戸籍制度に手を加え、家庭崩壊につながりかねない危機に陥っています。

若い世代の宗教離れのため、既存宗教が衰退傾向にあるといわれています。墓じまいといって、墓を撤去する方が増えています。墓地の管理が困難だからということで、遺骨をお寺に預け、供養も全てお願いするのだそうです。

檀家離れのため、寺じまいをしているところもあります。神社の中にも維持の難しいところが少なくないといわれています。キリスト教会でも、若い世代が教会に関心を持たず、信徒が高齢化して牧師を支えられなくなり、一人の牧師が複数の教会を掛け持ちしているところもあります。

そのような状況の中、伸びているのがイスラム教です。日本の各地に、モスクが次々と建てられているようです。成長の手がかりを知りたくて、何度かモスクに足を運んでみました。

イスラム過激派のニュースにより怖いというイメージがありますが、実情はだいぶ異なります。もしリストラされて行き場のない人がいたら、泊めてくれます。おなかの空いた人には、食べ物を提供します。セミナー参加者からも食費は徴収しません。食に携わる人が材料を提供し、ボランティアが料理をしているのです。お金に困っている人には無利子で貸しています。一宿一飯の恩義でつながっている一面もあります。

昔、日本に存在していた駆け込み寺の役割を果たしているから、人々が引き付けられるのではないかと思います。聖書に登場する初代教会の人々も、全てを分かち合い、助け合っていて、仲間が増えています(使徒2:43〜47)。もう一度、初代教会の精神に戻ることが、教会成長の秘訣かもしれません。クリスチャンには世の人々をリードする聖書が与えられています。

聖書はこう言っています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」(ローマ10:11)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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