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偉大なる助け主 穂森幸一

2024年11月29日20時11分 コラムニスト : 穂森幸一
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わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。(ヨハネ14:16、17)

精神科医であり、作家でもあった「なだいなだ」(本名:堀内秀)氏は、「イエスはこの地上におられる間、病気の癒やし、悪霊の追い出しに尽力されたが、この地上から全ての病を取り除くようなことはなさらなかった。それはわれわれ医者に病の癒やしを委ねるためだった」と話したことがあります。

全ての医療従事者にイエスの代理人として働いているという自覚があれば、医療環境も変わってくるかもしれません。イエスの癒やしは素晴らしく、即生活復帰できる癒やしでした。

今日の医療は、体全体を捉える治療ではなく、特定の部位や器官だけを見て、数値にこだわる治療に徹していて、細かい部位の治療に専念するあまり、全体を殺してしまうようなやり方が横行しているというのは言い過ぎでしょうか。

年寄りの血圧が高いということで血圧の薬を飲まされ、体調が悪化したというような話はよく聞きます。年寄りは血圧が高いのが当たり前だと楽観的に捉えて気にせずにいたら、いつの間にか元気になっていたなどという話を聞いたこともあります。医学界の論理で物事を見るのではなく、イエスの目線で、その人がいかに安らかに生きていけるかを考えてあげたら、異なる医療現場になるのではないかと思います。

若い頃、私は米国に教会の運営や活動について学ぶために長期滞在したことがあります。見かけによらず、私は内心弱虫ですので、米国での生活に不安を感じていました。人種差別を受けたらどうしようとか、犯罪に巻き込まれたり、不当逮捕されたりしたらどう解決したらいいのかなどと勝手に思い悩んでいました。

その不安の中で私が見いだした答えは「助け人」を確保していくことでした。まず、教会の礼拝に来ている警察官かその家族がいないか探しました。「私と友達になってください」と呼びかけ、自分の身上を率直に語りました。一人の警察官が話を聞いてくれて、自分の家庭に招待してくれました。そして、家族ファミリーキャンプにも参加させてくれました。そして、その方の名刺を持たせてくれて、「何か不都合なことがあったら、警察で名刺を提示しなさい。すぐに対処してあげる」と語ってくれたので、安心した気持ちになりました。

次に探したのは、家族に弁護士がいる人です。その方に訳を話すと、自分の兄弟が働いている弁護士事務所に連れていってくれました。本格的な法律事務所で大変緊張してしまいましたが「トラブルがあれば電話一本で動いてあげるよ」という言葉をもらって安心しました。

結局、米国滞在中は何の問題も起こりませんでした。警察のお世話になることも、弁護士事務所に電話をするようなこともありませんでした。しかし、十分な備えをしたことで安心できたことは確かです。

イエスが地上におられる間は、弟子たちはとても心強かったと思います。地上を去る日が来るという話を聞くと、弟子たちの心は不安になります。そこで、イエスは助け主としての聖霊を送ることを約束し、弟子たちを落ち着かせたのです。

なだいなだ氏の言葉を借りるなら、イエスは「助け主」としての役割を多くの働き人に委ねておられると受け止めてもいいのではないでしょうか。私は士業の方々とつながりを持つのはとても大切だと思います。職場での理不尽な仕打ちや、泣き寝入りさせられている弱い立場の人々の話に心を痛めることがあります。その時に法律を味方にして、事態を打開してくれるのが弁護士です。

弁護士に依頼したいけれど、お金がないからどうにもならないという話を聞くことがあります。しかし、行政の法律相談を活用することで問題が解決した人や、法テラスに相談することで費用の問題をクリアできた人もいます。

ある時、外国の知人が日本を訪問したいけれど、入国審査の書類作成で立ち往生しているということでした。そこで、外国人の受け入れに特化した社労士に相談して動いてもらったところ、問題が解決したことがありました。

また、医者の知り合いがいると、とても心強いです。病院の言いなりになって、ベッドに縛りつけられてばかりいても悲しいものです。病気の末期症状になってから点滴を打ちまくり、強い薬を飲んで、のたうち回る人もいます。

全ての治療をやめて、痛み止めだけで安らかに過ごすのと、薬に依存するのとどのくらいの差があるのか、知り合いの医者に聞いたことがあります。数時間しか変わらないという返事でした。むしろ、全ての薬を断って緩和ケアに徹した方が、長生きしたという事例もあるそうです。

全ての専門職にある人が、自分の仕事は神から委ねられているものであるという自覚を持つなら、近視眼的な働き方から解放され、人々の安らかな人生に寄与できるのではないでしょうか。

そこで、私たちは確信に満ちてこう言います。「主は私の助け手です。私は恐れません。人間が、私に対して何ができましょう。」 (ヘブル13:6)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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