Skip to main content
2022年7月1日16時05分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

一新される生き方 穂森幸一(200)

2022年1月13日20時43分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。(詩篇51:10)

「門松は冥土の旅の一里塚」と表現した俳人もいましたが、日本人にとって正月は特別の行事だと思います。初詣の神社仏閣参拝は総人口の90パーセントが参加するとか他の国では考えられないことです。

年賀状の文章を考えていたとき、外国ではどのような表現が用いられるのか気になり、調べてみました。欧米では、正月のあいさつはクリスマスのあいさつの付け足しのような形になっていました。大みそかに大騒ぎのパーティーをして、寝正月にしてゆっくりと過ごすようです。日本みたいに大げさに受け止めていないのに驚いてしまいます。

信じられないかもしれませんが、日本の正月の風習は、古代日本に渡来人としてやってきたユダヤ人の影響があるという説もあります。私も最初にこの話を聞いたときは、あり得ないと思いました。しかし、正月の風習を一つ一つ検証していくと、なるほどそうかもしれないと思う事象があります。大みそかに除夜の鐘に合わせて自分のとがをざんげし、身も心も新しくして初詣に向かうというのは、正月を大切な区切りと捉えている民族ならではの習慣ではないでしょうか。

ユダヤでは、出エジプトを果たしたときが新年で、出国の直前が大みそかになります。主はユダヤ人に「あなたがたは七日間種を入れないパンを食べなければならない。その第一日目に、あなたがたの家から確かにパン種を取り除かなければならない」(出エジプト記12:15)と命じておられます。

種入れぬパンは、日本では餅となったといいます。大みそかに餅つきをし、大掃除をするのは、出エジプト記の影響だというのです。ユダヤの神殿では二段重ねの種入れぬパンが供えられたといいます。これは、日本で床の間に二段重ねの餅を飾ったこととつながりがあるのかもしれません。

日本人にとって餅は、特別の意味があるらしく、正月に餅が食べられないのは人間失格くらいに大げさに捉えていたようです。ですから、昔は使用人に餅代といって特別賞与を払うことがしきたりになっていました。

またユダヤでは、出エジプトの苦しみをいつまでも忘れないように、種入れぬパンに苦菜を添えて食べていたようですが、これが七草粥の始まりという説もあります。また、お雑煮の中に含まれているものは、先祖たちにとってなくてならないものであった食材を子々孫々伝えるものだといわれます。お屠蘇(とそ)は、神殿でお酒が大切な供え物であったことを伝え、新年に蘇(よみがえ)りの意味を考えるように振舞われていたといわれています。

イスラエル人はモーセに率いられて40年間、シナイ半島の荒野をさまよいました。出エジプトした人数は70万人だったといわれます。そんなに大勢の人々がテント生活をしながら移動していくなんて、あり得るのだろうかと考えたこともありました。しかし、紛争を逃れた中東の100万人といわれる人々が難民キャンプで暮らしている様子を実際に目撃したときに、もし食べ物と水が与えられたら不可能ではないと思うことができました。神は天からマナを降らせ、岩から水を噴出させました。

もう一つの疑問は、なぜ40年という長い間、荒野をさまよわなければならなかったかということです。イスラエル人は長い間、エジプトで奴隷として働かされていました。どん底の状態で救い出された民が、独自の国家観、文化、信仰を確立していくためには、時間が必要でした。日本が明治時代に西欧化するのに30年で達成していますが、これは通常では考えられない速さでした。文字が民族に定着するのに時間がかかります。日本は200年で取り入れ、おまけにカタカナと平仮名も生み出しています。これも通常は1千年かかるといわれています。

また出エジプトの際、神はエジプトの民がイスラエル人に好意を持つように仕向けられたので、銀の飾り、金の飾り、着物を与えた(出エジプト記12:35、36)とありますが、これがお歳暮の始まりという説もあります。

私は日ユ同祖論などをふりかざすつもりなど毛頭ありませんが、古代ユダヤ人の痕跡が日本の中に見られるのは否定しようがないと思います。そして古代日本人が天地宇宙の支配者であられる神様を知っていたのは間違いのない事実だと思います。そして、ユダヤの伝統は確かに受け継がれてきていると思います。しかし、正確な聖書の文言や教えが表面化することなく、ベールに包まれた状態になっているのは理解できません。

やがて時が満ちるときに謎が解き明かされ、聖書を知らない民が悔い改めて救いに導かれる日も来ると信じています。

あなたがたの犯したすべてのそむきの罪をあなたがたの中から放り出せ。こうして、新しい心と新しい霊を得よ。イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死のうとするのか。わたしは、だれが死ぬのも喜ばないからだ。――神である主の御告げ――だから、悔い改めて、生きよ。(エゼキエル書18:31、32)

ギリシャ語の悔い改めという言葉には、見る方向を変えるという意味もあったように思います。今まで自分の利得に固執し、人間関係に振り回されて自分を見失ったということがあるかもしれません。この新年に悔い改めて目を神様に転じ、天を見つめていくことで、新しい展開が生まれます。神様は、たとえ私たちが神様を忘れているときでも、私たちを忘れることなく、長い歴史の中で大和の民を支え、私たちを用いようとしてくださっています。

イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださったのです。(ヘブル10:20)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 神のはかりごと 穂森幸一(199)

  • 日本の将来と希望 穂森幸一(198)

  • 逆転する生き方 穂森幸一(197)

  • 隠された宝 穂森幸一(196)

  • 心を開くあいさつ 穂森幸一(195)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • フランクリン・グラハム氏、父ビリー氏以来48年ぶりにリオで伝道集会 6万8千人動員

  • 希望を失わずに戦争という嵐を乗り切った家族の物語 『あらしの前』『あらしのあと』

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 人は愛するため生まれた 菅野直基

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 平和の神を迎えるために 穂森幸一

  • ルカ福音書を読む(12)「例えで語られるイエス様」―そしてそれを行いなさい― 臼田宣弘

  • 苦難に続く栄光 岡田昌弘

  • 米連邦最高裁「ロー対ウェイド」判決覆す、中絶の是非は各州の判断へ

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 十字架のネックレスを外すこと拒否して解雇されたクリスチャン労働者が勝訴

  • 神から与えられた「才能」で一世を風靡した20世紀の偶像<アイドル> 映画「エルヴィス」

  • 神様のご計画の中を歩んでいるか 加治太郎

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 癒やしの信仰を拡大させよう 万代栄嗣

  • スマホが動くのも量子力学のおかげ? 東工大名誉教授を講師にサイエンスカフェ

  • 沖縄復帰50年 NCC、カトリック正平協が「沖縄慰霊の日」に声明、談話

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 4K映像で再び劇場に!「ショーシャンクの空に」 キリスト教的世界観をベースに描き出された希望の寓話

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(3)子ども8人のビッグダディ

  • 【ペンテコステメッセージ】衰退し続ける教会の起死回生の決定打としての聖霊 手束正昭

  • ラムゼイ・ハント症候群告白のジャスティン・ビーバー「イエス様が僕と共にいてくれる」

  • ロシア正教会モスクワ総主教庁、渉外局長のイラリオン府主教を解任

  • トルコで巨大な地下都市跡発見、最大7万人居住 迫害下の初期キリスト教徒らが建設か

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(2)教会は地方創生の鍵

  • ニューヨーク便り(6)米国の大学で学びながら考えた「日本でクリスチャンが少ない理由」

編集部のお勧め

  • 【対談企画】参議院全国比例区立候補予定者・金子道仁牧師ってどんな人?(1)日本のチャーチスクールを救いたい

  • 被害者が加害者になる連鎖を断ち切るには? 「記憶の癒やし」のラプスレー司祭が講演

  • 必要なのは「キリストの基礎知識」 国分寺の教会が無料のオンライン聖書講座

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.