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ハイチ宣教師誘拐事件、数人の生存を確認 米政府高官

2021年11月10日17時35分
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関連タグ:ハイチ米国
クリスチャン・エイド・ミニストリーズ+
米オハイオ州に拠点を置くキリスト教慈善団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」(CAM)。ハイチの宣教師誘拐事件ではCAMに所属する宣教師ら17人が誘拐された。(写真:CAM)

カリブ海の島国ハイチで悪名高いギャング「400マオゾ」に誘拐された米国人宣教師ら17人のうち、少なくとも数人の生存が確認されたことを、米政府高官が明らかにした。一方、ギャングのリーダーであるウィルソン・ジョセフは、身代金1700万ドル(約19億2千万円)を支払わなければ人質を殺害すると脅迫している。

この事件では、米オハイオ州に拠点を置くキリスト教慈善団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」(CAM)の活動に携わっていた米国人16人とカナダ人1人の計17人が誘拐された。匿名の米政府高官がロイター通信(英語)に語ったところによると、事件発生から約3週間後、米政府は17人のうち少なくとも数人が現在も生存している証拠を得たという。

宣教師らのグループには5人の子どもが含まれており、最年少者は1歳にも満たない。CAMは5日の発表(英語)で、次のように述べている。

「ハイチの誘拐事件が発生してから21日目を迎えました。この3週間は激しいものでしたが、神は私たちや人質の家族に忠実でいてくださいました。人質にも同様であることを信じます。人質は困難な状況に直面していますが、神が彼らに喜びを与え、神の誠実さと善良さを思い出させてくださることを祈っています」

またCAMは、人質と連絡を取る手段がないとした上で次のように述べた。

「エレミヤ29章11節の希望に満ちた聖句で彼らを励ましたいと思います。『わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである』(エレミヤ29:11)」

さらにCAMは、誘拐された宣教師らと連絡を取ることができるならば、「彼らが常に、私たちの思いと祈りの中にいること」を伝えたいとし、「私たちは彼らの帰還のために活動しており、世界中の多くのクリスチャンが彼らのことを覚えています」と述べた。

ソーシャルメディアには先月になってジョセフの動画が出回り始め、宣教師らの解放に向けた交渉の進捗に満足していないことが示された。米ブルームバーグの短編動画プラットフォーム「クイックテイク」によると、ジョセフは「要求しているものが手に入らなければ、この米国人たちの頭に銃弾を撃ち込むことを雷に誓う」と脅迫。さらに、ハイチのアリエル・アンリ首相とレオン・シャルル国家警察長官をも脅し、最近殺されたギャングのメンバー数人が入っていると見られる棺の前で「お前たちは俺を泣かせた。俺は水の涙で泣くが、俺はお前たちを血の涙で泣かせる」と語った。

CAMは3日の発表で、「ハイチの政治状況は、依然として非常に不安定です。多くの報告によると、国の半分近くがギャングの支配下にあります。この激動の時代に苦しんでいる多くのハイチ人のために祈ってください」と伝えている。

首都ポルトープランスの一部を支配している9つのギャングの連合体「G9ファミリー連盟」のリーダーであるジミー・シェリジエは3日、米国と国連に対し、市民を「解放」するために、ハイチ政府との関係を断つよう要求している。ハイチは、ジョブネル・モイーズ前大統領の暗殺から3カ月以上が経過した今も混乱が続いたままで、シェリジエは3日の記者会見で次のように語った。

「われわれはこの機会に国連全般とハイチのいわゆる友好国、特に米国に対し、現体制と縁を切り、ハイチ国民の幸福を願う忠実な同盟国として、われわれと共に歴史に新たなページを記すよう求める」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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