米首都ワシントンで3万5千人が祈り 「神は働かれている」

2020年10月28日11時57分 印刷
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「Let Us Worship」を主宰する伝道者でアーティストのショーン・フォイヒト氏によると、この日のイベントには3万5千人以上が参加した。(写真:同氏のフェイスブックより)

11月3日の米大統領選まで10日を切った25日午後、米首都ワシントンの国立公園「ナショナルモール」で礼拝イベントが開催され、約3万5千人が参加した。

イベントは、伝道者でアーティストのショーン・フォイヒト氏が全米各地で開催しているツアー「Let Us Worship」の一環。カリフォルニア州を拠点に活動するフォイヒト氏はこれまで、同州内だけでなくシアトルやミネアポリス、ポートランドなど、反人種差別デモが暴徒化し暴動が起きるなどした都市を中心に巡り、多くのイベントを開催してきた。この日は45回目となるイベントで、小雨が降り気温が1桁台にまで落ち込む中、南部のニューメキシコ州から中西部のミネソタ州、西部のカリフォルニア州に至るまで、文字通り全米各地から人々が駆け付けた。

ステージに立ったフォイヒト氏は、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が、新型コロナウイルス対策として教会に対し特別に厳しい制限を加える中、危機感を覚えて「Let Us Worship」を始めたと説明。こうした強行的な措置は教会に恐れをもたらしたが、クリスチャンはこうしたことに動じるべきではないと強調した。

ニューメキシコ州から駆け付けたニュー・ライフ・シティー教会のゲイル・ホーキンス牧師は、米キリスト教メディア「クリスチャンポスト」(英語)の取材に応じ、「何かが私の心の琴線に触れ、この週末はここに来なければと思いました」と語った。「私たちは神の導きに従って来たのです。このイベントのタイミングも、神が働かれているものです」

ミネソタ州から来たローダ・メヘルさんは、新型コロナウイルスにより教会が閉鎖され、教会の声がかき消される状況に不安を覚え、イベントに参加したという。

「私たちはここに来て外で歌い、心の底から主を賛美するのです。自由、それが私たちの国が土台としているものです。私たちの礼拝は私たちの武器です。私たちはここに立って神を賛美することで、平和的に抗議しているのです。これは神の戦いであり、私たちは神が勝利すると信じています」

「教会は今、どの権威を尊重し対応すべきか混乱しています。私たちはまず主を畏れ、次に(世の)王を敬う必要があるのです」

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イベントで手を上げて祈る参加者(写真:クリスチャンポスト)

理容師のリンダ・エンシーソさんも、フォイヒト氏と同じくカリフォルニア州の教会に対する過度な制限に危機感を抱き、4千キロ以上離れた同州南部サンバーナーディーノからやって来た。聖霊は教会が恐れるのではなく立ち上がるよう導いていると言い、「神はその子らを集めているのです。そして私たちにとって、今は立ち上がる時なのです。遊んでいる時ではないのです」と語った。

イベントでは、ジョシュ・ホーリー上院議員(共和党)ら、さまざまなゲストがステージで語り、祈りをささげた。ホーリー氏はこの日、連邦最高裁判事に指名されていた保守派カトリック信者のエイミー・バレット氏の承認に一票を投じた後、上院から直接駆け付けたと明かした。バレット氏の指名は翌26日、上院本会議で承認され、連邦最高裁は判事9人のうち6人が保守派となり、保守色が一層強まる形となった。

米宗教専門のRNS通信(英語)によると、イベントではフォイヒト氏をはじめ多くのゲストが、バレット氏の判事任命と反中絶運動の関係を強調。連邦最高裁が中絶を規制する国内法を違憲とした「ロー対ウェイド裁判」を引き合いに出し、フォイヒト氏が「私たちは(同裁判の判決が出た)1973年から、このために祈り続けてきました。今夜は米国で、胎児のために大きな転換が起こる夜となるでしょう」と叫ぶと、参加者からは歓声が上がった。

RNS通信によると、イベントにはこの他、ドナルド・トランプ大統領の顧問の一人であるテレビ伝道者のジェンテズン・フランクリン牧師も出席し、約7分にわたってメッセージを伝えた。

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