賀川豊彦賞、2019年はひとり親家庭支援の「リトルワンズ」など3団体

2019年12月4日13時39分 印刷
+賀川豊彦
賞名となっているキリスト教社会運動家の賀川豊彦(1888~1960)

2019年の「賀川豊彦賞」の受賞者が1日、主催する賀川豊彦記念松沢資料館(賀川事業団雲柱社)の公式サイトで発表された。第4回となった今年は、東京都内を中心にひとり親家庭支援を10年以上行っているNPO法人リトルワンズなど3団体が受賞した。

受賞したのは、「しまねのおたがいさま」活動(高橋玲子・地域つながりセンター代表)、NPO法人リトルワンズ(小山訓久代表)、NPO法人「青少年の居場所 kiitos(キートス)」(白旗眞生代表)の3団体。

「しまねのおたがいさま」活動は、島根県内の社協や農協、生協などが協力して設立された「地域つながりセンター」が行っている有償の助け合いシステム。困り事や頼み事のある人が「利用者」として「コーディネーター」に相談し、助けてくれる「応援者」を紹介してもらう。02年から始まり、現在は島根県内の6つの地域に広がっている。

リトルワンズは、主にひとり親家庭への住宅・就労支援を行っている。空き家をリノベーションし、ひとり親家庭に提供するモデルは全国に先駆けたもので、これまでに300件以上の家庭に住居を提供してきた。こうした活動が認められ、11月には「社会貢献者表彰」(社会貢献支援財団主催)も受けた。

キートスは10年から、東京都調布市で中学生から20代までの青少年たちに「居場所」を提供する活動を行っている。キートスとはフィンランド語で「ありがとう」の意味で、居場所を提供するとともに、ボランティアたちが学習支援や食事の無償提供なども行っている。

賀川豊彦賞は、社会的弱者救済のために協同組合運動などさまざまな活動を行ったキリスト教社会運動家、賀川豊彦(1888~1960)にちなむ賞。貧富の格差や人間の疎外、互助精神の希薄化など、現在もある社会的ひずみの中で、「先駆的な活動で、社会的影響力があり、今後の広がりに期待をされるもので、現在すでに一定の永続的基盤を確立している」団体や個人に贈られる。

第1回の16年は、ホームレス支援活動を30年以上行っているNPO法人抱樸(ほうぼく)(旧・NPO法人北九州ホームレス支援機構)、第2回の17年は認定NPO法人フードバンク山梨が受賞した。第3回の昨年は該当者なしで、第4回の今年は複数が該当したことから、奨励賞という形で3団体に授与された。

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