Skip to main content
2025年12月27日07時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

“宗教界のノーベル賞” 理論物理学者のマルセロ・グライサー氏が「テンプルトン賞」受賞

2019年4月3日21時26分
  • ツイート
印刷
関連タグ:テンプルトン賞ジョン・テンプルトン財団
“宗教界のノーベル賞” 理論物学者のマルセロ・グライサー氏が「テンプルトン賞」受賞+
マルセロ・グライサー氏(写真:ダートマス大学 / Eli Burakian)

宗教界のノーベル賞と呼ばれる「テンプルトン賞」の今年の受賞者が、ブラジル出身の理論物理学者、マルセロ・グライサー氏(60)に決まった。同賞を主催するジョン・テンプルトン財団が公式サイトで発表した。グライサー氏は、人類が神秘的なものや未知のものを受け入れるのに、科学、哲学、宗教それぞれが相補的な役割を担っているとする見解を提唱している。

テンプルトン賞は、米国の投資家ジョン・テンプルトン氏が1973年に創設。宗教間の対話や交流に貢献した存命の宗教者や思想家、運動家などに贈られる。賞金額は約110万ポンド(約1億6千万円)とされ、ノーベル賞に匹敵する世界最大の年間個人賞の一つ。第1回の受賞者はマザー・テレサで、テゼ共同体の創設者であるブラザー・ロジェや、大衆伝道者のビリー・グラハム氏、キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(CCC)の創設者であるビル・ブライト氏、反アパルトヘイト運動を導いたデズモンド・ツツ元大主教など、キリスト教関係者の受賞も多い。日本人では、立正佼成会の開祖である故・庭野日敬(にっきょう)氏が受賞している。中南米出身者の受賞は今回が初めて。

グライサー氏は、ダートマス大学(米ニューハンプシャー州)の自然哲学名誉教授であり、物理学および天文学の教授でもある。著書や論文、ブログ、テレビ、学会などを通じて国際的な評価を受けている。母国のブラジルでは、著書がベストセラーとなり、出演するテレビ番組の人気も高い。

35年にわたり、広範なテーマで研究を重ねてきたグライサー氏によると、科学とは、宇宙の起源や地球上の生命の起源を理解するための霊的探求だという。グライサー氏の研究分野は、量子論や素粒子論、初期宇宙論、相転移力学、宇宙生物学などに及び、情報理論に基づいたエントロピー(情報量)や複雑性の新しい測定方法の研究なども行ってきた。

グライサー氏は、自然界の本質に関する究極の真理を解明するのは科学しかない、という考えを否定する代表的な科学者として知られている。そればかりではなく、著名な知識人としての経歴を生かして、科学と人文科学、宗教の間に歴史的、哲学的、文化的つながりがあることを明らかにしてきた。また、科学では答えられない疑問に関する知識を得るための補完的な手法についても論じている。

ジョン・テンプルトン財団のヘザー・テンプルトン・ディル会長は声明で、次のように述べた。

「グライサー氏は、私の祖父がテンプルトン賞を創設し、ジョン・テンプルトン財団を設立する動機となった価値観を体現しています。人生のあらゆる面において喜びを追求すること、また、人が畏敬の念を深く体験すること。この2つが父にとって特に重要な価値観であり、財団のさまざまな助成金の目的でもあるのです」

「グライサー氏の仕事は、否定しがたい探検の喜びを表しています。彼は、コパカバーナのビーチで少年時代に初めて体験したのと同じ畏敬の念と驚きを今も持ち続けています。彼は地平線や星空を眺めながら、その向こうにあるものに興味を覚えました。著書の『物理学は世界をどこまで解明できるか』(原題:The Island of Knowledge)の中で書いておられるように、『畏敬の念は過去と現在を結ぶ架け橋です。私たちが探求し続けるとき、畏敬の念は私たちを未来にいざなってくれるのです』」

受賞を受けクレイザー氏は、「科学的理解と科学的探究への道は、世界の物質的な部分だけではありません」とコメント。「私の使命は、科学と科学に興味を持つ人たちに神秘なものへの愛着を取り戻させることであり、科学は人間存在という神秘に関わる一つの方法にすぎないことを人々に理解させることなのです」と語った。

授賞式は5月29日、米ニューヨークのメトロポリタン美術館で行われる。

関連タグ:テンプルトン賞ジョン・テンプルトン財団
  • ツイート

関連記事

  • 「人の営みから生じる矛盾を神に委ねれば、科学と信仰は両立できる」 情報科学の専門家・藤原礼征さん

  • 神学書を読む(33)三田一郎著『科学者はなぜ神を信じるのか―コペルニクスからホーキングまで』

  • 「礼拝に出席する科学者が多くて驚く」 バチカン天文台トップ

  • 神学書を読む(41)「創造論・進化論」論争を科学者側から解説した名著 『聖書と科学のカルチャー・ウォー』

  • 【科学の本質を探る①】アインシュタインは「スピノザの神」の信奉者 阿部正紀

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 2025年のトップ10ニュース(国内編)

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • 東京女子大学、次期学長に東大副学長の太田邦史氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(238)神が人となられた理由 広田信也

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • 一人の信者を作るためにたくさんの敵を作らない伝道 菅野直基

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • ワールドミッションレポート(12月27日):ウガンダ アフリカの真珠―真の霊的変革を求めて

  • 京大などのチームがキリスト教AIの開発開始 「プロテスタント教理問答ボット」を発表

  • 自ら体験し受け入れるキリスト 万代栄嗣

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • Gゼロ時代の津波石碑(8)日本人が宗教アレルギーとなった経緯 山崎純二

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 京大などのチームがキリスト教AIの開発開始 「プロテスタント教理問答ボット」を発表

  • 日本福音同盟、新総主事に神戸博央牧師

  • 東京女子大学、次期学長に東大副学長の太田邦史氏

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【クリスマスメッセージ】この世に来られた救い主―イエス・キリスト 渡部信

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.