Skip to main content
2025年11月10日10時45分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際

ノーベル平和賞受賞、牧師の息子であるデニ・ムクウェゲ医師の信仰

2018年10月12日22時05分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ノーベル平和賞性暴力・性虐待イスラム国(IS)
ノーベル平和賞受賞、牧師の息子であるデニ・ムクウェゲ医師の信仰+
デニ・ムクウェゲ氏=2014年(写真:TRUONGーNGOC)

2018年のノーベル平和賞は、性暴力被害者の治療に長年携わってきたコンゴ民主共和国(旧ザイール)の婦人科医、デニ・ムクウェゲ氏(63)と、過激派組織「イスラム国」(IS)から受けた性暴力の実態を世界に発信してきたイラク人女性のナディア・ムラド氏(25)に贈られることが決まった。牧師の息子であるムクウェゲ氏はキリスト教徒で、ムラドさんはイラクの少数派であるヤジディ教徒。

ムクウェゲ氏は1999年以降、4万人余りの性暴力被害者の治療を行っており、その功績が認められた。

ノルウェー・ノーベル委員会は、受賞者の発表(英語)で「この種の戦争犯罪を報告し、それと闘うことは、すべての男女、すべての公僕と兵士、すべての国および地域社会、また国際機関の責務である」と、性暴力に対する取り組みの重要性を指摘。ムクウェゲ氏の働きを次のように評価した。

「この分野におけるムクウェゲ氏の忍耐と献身、自己犠牲による取り組みは、あまりにも重要で、言葉で言い尽くすことはできません。集団レイプや女性への性暴力は、戦争の戦略や武器として使われています。ムクウェゲ氏は、コンゴ政府や他の諸国がそれに対する十分な対抗措置を取っていないと訴え、批判し続けてきました」

ムクウェゲ氏は、性暴力の被害女性に再建手術を施す「ドクター・ミラクル」として知られている。フランスで医学を学んだ後、内戦下の1999年にコンゴ東部のブカブに「パンジー病院」を設立して以来、20年近くにわたり、多い時で年間3500人余りの女性を治療している。

当時ベルギー領だったコンゴで、ペンテコステ派の牧師家庭に9人きょうだいの3番目として生まれたムクウェゲ氏は、病人の元を訪問する父に同行したとき、こう尋ねた。「お父さんは病人たちのために祈るけど、どうして薬は上げないの?」。牧師の父から返ってきた答えは「私は医者ではないからだ」だった。この経験が、ムクウェゲ氏を医者への道に進ませた。

昨年5月に開催されたルーテル世界連盟(LWF)の第12回総会(英語)では、主講師として講演し、次のように述べている。

「男性による蛮行の犠牲となった女性たちが、生活の中で神の統治を経験することができるよう、この世を支配するすべての悪魔(性暴力を行う男性を指して)を神の言葉で追い出すことは、マルティン・ルターの後継者である私たちに任されています。

21世紀における福音の信頼性は、私たちが受けた恵みを解放することにかかっています。そのためには、キリストの教会をこの暗闇の世界で輝き続ける光とすることが必要ですが、それは正義と真理、法と自由のための闘い、つまり、男女の尊厳のための闘いを通してなされるのです」

ノーベル平和賞受賞、牧師の息子であるデニ・ムクウェゲ医師の信仰
ナディア・ムラド氏=2015年(写真:米国務省)

ムクウェゲ氏は、自身が受けたノーベル平和賞を、紛争や暴力で傷ついた世界中の女性にささげると言い、次のように語った。

「女性や少女、幼い女児に対してさえも戦争犯罪が及んでいることを、私は20年近くにわたり故国のコンゴや他の多くの国々で証言しています。私はこの賞を通して世界中にいる性暴力の被害者の方々に語りたい。世界は皆さんの声に耳を傾けており、無関心のままでいることを拒否していると。世界は皆さんの苦しみを前にして、何もせずにいることを拒否していると」

もう一人の受賞者であるムラド氏は、2014年にISに拉致され、「性奴隷」としてISの戦闘員からレイプされたり、暴力を繰り返し受けたりした。ISから逃れた後は、被害女性に対する偏見もある中、自身を含む多くの女性たちの証言に基づき、自身の体験談やISによる女性や子どもたちの取り扱いについて詳細を語り、世界に発信してきた。国連でも演説し、現在、ISの支配下にある被害者たちの解放と保護を求めるキャンペーンを主導している。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ノーベル平和賞性暴力・性虐待イスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • エジプトのコプト教徒、ノーベル平和賞の受賞候補に

  • ノーベル平和賞受賞のICAN事務局長、日本の宗教者らと懇談 日本聖公会総主事も同席

  • ノーベル平和賞授賞式前日にオスロで平和求める礼拝 ネットで生中継

  • 憲法9条、ノーベル平和賞受賞ならず 鷹巣さん、受賞団体に「心からの祝意と敬意」 署名活動は継続

  • スーチー氏、21年ぶりノーベル平和賞演説

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ローマ教皇レオ14世に聖書協会共同訳のミニチュアバイブルなど献呈

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • 主は生きておられる(241)カレンダーあと1枚 平林けい子

  • ワールドミッションレポート(11月9日):ブラジル 世界最大のカトリック国で起きている劇的な地殻変動(2)

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 都合の悪いお言葉(その2) マルコ福音書10章1~12節

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(251)聖書と考える「良いこと悪いこと」

  • ひと足ひと足、主にすがりて 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(11月10日):イエメンのマハラ族のために祈ろう

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 新総主事が就任、国際理事会が新体制に WEA第14回総会「ソウル宣言」採択し閉幕

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 世界福音同盟(WEA)「ソウル宣言」全文和訳

  • 世界62カ国で宗教的「迫害」や「差別」 2年に1度の「世界信教の自由報告書」発表

  • ワールド・ビジョンがクリスマスキャンペーン、教会で酒井美紀さん登場のコンサートも

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.