Skip to main content
2025年11月3日20時27分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(64)試練の中にある希望の光 広田信也

2019年2月23日15時15分 コラムニスト : 広田信也
  • ツイート
印刷
関連タグ:広田信也ブレス・ユア・ホーム

競泳女子日本代表で活躍している池江璃花子選手が、自身が白血病と診断されたことをSNS上に投稿したことが話題になっている。難しい病ではあるが、神様の支えが与えられ、ぜひとも回復していただきたいものである。

励ましの言葉

彼女が、その文章の中で「私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」とつづっているが、この言葉は、下記の聖書の一節によく似ている。

神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。(コリント人への手紙第一10章13節)

この聖書の言葉は、逆境の中にも、必ず希望の道が備えられることを示していることから、クリスチャンからの励ましの言葉としてもよく用いられている。

しかし一方で、この聖書の言葉を、文脈を無視して用いると、逆境の中にある人の心を傷つけるだけでなく、神様の御旨とは異なるメッセージを伝えることになり得るので注意したい。

暗闇の中にある希望

まず、この聖書の言葉は、「偶像礼拝を避け、真の神様の真実に頼る」ことを勧める文脈の中で用いられていることに注目したい。つまり、希望をもって脱出の道を見いだし、試練を乗り越えるよう促しているのではなく、脱出の道を備える真実な神様を信頼することを勧めているのである。

よく私たちは、将来の目標を設定してそこに希望を置く。競泳の選手であれば、新記録を打ち立て、メダルを取ることかもしれない。病の中にあるものなら、癒やされ、再び元気な姿に戻ることだろう。そして、その希望があるからこそ、今の試練に打ち勝てると考えがちである。

しかし、実際に試練の中に立たされたとき、その試練の大きさに打ちのめされ、将来の希望を見いだせないことが頻繁に起こってくる。そのような苦しい状況にある人に向かって、将来の希望を指し示し、そこに心を向けさせようとする試みは、神様の御旨ではない。将来の希望でさえ、偶像になり得るからである。

神様は、私たちを愛し、私たちの心の内を知り、最善を与えてくださる方である。試練のただ中では理解できなくとも、神様の深い御旨がその中に必ずある。だから、神様自身に心を向け、神様が示してくださる脱出の道を待ち望むことを、この聖書箇所は勧めているのだろう。

希望の光は、暗闇の中に輝く

ヨハネの福音書1章5節には、「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」と記されてある。将来の希望が見いだせないほどの暗闇であったとしても、神様自身が希望の光となって暗闇を打ち消してくださるに違いない。

たとえ、暗闇の深刻さが増し、「死」の陰を通ることになったとしても、私たちを命懸けで愛してくださる神様は、その暗闇のただ中で、希望の光そのものになってくださるはずである。「神は真実な方ですから・・・」とある通りである。

信仰の大盾をもって寄り添う

当社の仕事は、「神様の憐れむ暗闇に、寄り添わせてください」と願う宣教拡大が目的である。とはいえ、毎日のように寄せられる依頼者からの情報は、大変厳しい内容になることが多い。時には、暗闇にのみ込まれそうになることもある。将来の希望を簡単に語ることは到底できない。

しかし、「神は真実な方ですから・・・」と自らにも語り掛けながら、依頼者と共に神様を信頼していきたいと願っている。信仰の大盾をもって寄り添うなら、「悪い者が放つ火矢を、みな消すことができます」とエペソ6章16節に書かれてあるからである。

試練のただ中にある方が、真実な神様に心を向け、そこに希望の光を見いだすなら、具体的な将来の希望は、最もふさわしいときに、はっきりと見えてくるに違いない。

神様の確かな支えと祝福が、試練の中にあるすべての方々の上に、豊かに備えられるよう心より祈りたい。

<<前回へ     次回へ>>

◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:広田信也ブレス・ユア・ホーム
  • ツイート

関連記事

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(63)福音宣教のグローバル化 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(62)「死」の陰から希望のメッセージ 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(61)「死」の暗闇に寄り添う 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(60)ブラック企業に見えてはいけない 広田信也

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(59)クリスチャンではありませんが・・・ 広田信也

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • ワールドミッションレポート(10月29日):アンゴラとザンビアのルヤナ族のために祈ろう

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.