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隠れた協力者 穂森幸一(114)

2018年9月20日13時05分 コラムニスト : 穂森幸一
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しかし、わたしはイスラエルの中に七千人を残しておく。これらの者はみな、バアルにひざをかかめず、バアルに口づけしなかった者である。(1列王記19:18)

先日、高校の全体の同窓会が開かれたので、顔を出してみました。すると一人の女性が「穂森さんは美術部だったよね」と話し掛けてこられたのでびっくりしました。絵の下手なことに関しては誰にも負けないと思っている私が美術部に入るなんて想像もできなかったからです。

美術の時間に絵を描いていると、教師が近づいてきて「穂森君は絵を描く才能はないみたいだね。しかし、絵を鑑賞する鑑賞力は高めることができるから、どんどんいい作品を見ていったらいいよ」と勧めてくれました。美術鑑賞だけは心掛けようと思っていました。

私は美術部ではなく、好きな英語部に所属していました。英語力向上のために英語劇をやったらいいということになり、題材は「ベニスの商人」になりました。文化祭で上演することが決まり、私も主役のベニスの商人ということで張り切っていました。

せっかくの舞台劇だからステージの背景もそれらしくしようということで背景画をつくることになったのですが、私はもちろん絵は下手ですし、英語部の中に描ける人もいないのでどうしようかと悩んでいたのですが、即座に美術部に依頼すればいいと思って、出掛けていきました。展覧会も近いということで却下されました。当たり前の話です。

私は断られたのに美術部に日参していたようです。制作中の部員の作品を見せてもらい、「すごい。素晴らしい」と感嘆して回っていました。自分を基準に考えますから「すごい」のは当たり前です。しかし、褒めてもらった部員は元気が出てはかどったと喜んでいました。

文化祭の前日に、美術部から素晴らしい背景画が届いていました。みんなで徹夜して完成させたということでした。「英語部の依頼だから制作したのではない、友達のために協力したんだ」と言っていました。そういういきさつがあったから、私を美術部の一員と勘違いする人もいたのでした。

私は高校1年の時に受洗し、クリスチャンになっていましたので、機会を捉えては友人や先輩たちに聖書を贈っていました。卒業後も読み続けている人も少なくないようでした。

宣教師を学校に呼んで聖書の話をしてもらいたいと思い、校長先生の特別の許可をもらって校内集会をしたところ、200人入る家庭科室に入り切れないくらい集まりました。私のこのような行動を陰ながら支援してくれる隠れた協力者がいました。

私の学んだ高校は列車通学する人が多かったのですが、地方の田舎町ですので列車の接続が悪く、1時間か2時間待つということは珍しくありませんでした。私は宣教師に依頼して、特別の英語バイブルクラスをこの待ち時間に合わせて開催してもらうようにしました。そして、英語の勉強になるからと誘ったところ、通学生が大挙して駅の近くの教会に来てくれました。この中から隠れた協力者になってくださった方もいます。また、卒業後、教会に導かれ、受洗した人もいます。

牧師になってから特別集会をするときにラジオやテレビに案内の依頼をすると、必ず取り上げてくれました。また、外国の聖歌隊が来たときには、わざわざ番組の中にコーナーを作って出演させてくれました。実はテレビ局の中に高校時代の隠れた協力者がいて働き掛けていてくれたのでした。

私がブライダル牧師として立ち上がり、ホテルのチャペル式を始めたときに、18カ所のホテルから司式依頼が来てうれしい悲鳴を上げたことがありました。この時も隠れた協力者の方が動いてくださったのです。

地方伝道ということで、孤軍奮闘している自分は孤独だと落ち込むこともありましたが、目を上げて振り返ってみると隠れた協力者が起こされていて、恵みがあふれていました。

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げーーそれはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。(エレミヤ29:11)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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