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増殖する力 佐々木満男

2018年7月20日19時32分 コラムニスト : 佐々木満男
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ある依頼者との法律相談が終わり、いつものように「私はクリスチャンです。これに私が書いた記事が載っていますので、ぜひ読んでください」と、福音の小冊子を手渡そうとした。ところが、「キリス教の読み物ですか。私はいりません。日本のキリスト教は力がありませんからね」と突き返され、大きなショックを受けた。

「これ差し上げますから読んでください。今度、私たちの集会に参加してください。力が出ますよ!」。その代わりに依頼者は、カバンの中から取り出した仏教系宗教団体の新聞を私に強引に手渡した。逆に伝道されてしまったのである。その新聞を後で読んでみると、活気にあふれる数千人の集会の模様が報告されていた。その依頼者からは、その後も引き続き新聞が送られてくる。

Oさんはグッピーを自宅の水槽に飼っていた。そのグッピーはいつまでたっても子どもを生まず、数が増えなかった。しかし、同じようにグッピーを飼っている友人宅では、どんどん増えている。「うちのグッピーは増えないのに、どうしてお宅のグッピーは増えるのですか」と聞いてみた。

Oさんの水槽の水が冷たすぎてグッピーの体温が低かったこと、それに栄養のある餌を十分に与えなかったので、グッピーの力が弱かったことが原因であることが分かった。友人の助言に従ったら、Oさんのグッピーもどんどん増え始めた。

『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一著、講談社)という本によると、「生命とは動的平衡状態にある流れ」であるという。言い換えれば、私たちの体は、筋肉、骨格、歯に至るまでも、与えられた形状を保ちながら、分子のレベルでは絶えず分解と合成が繰り返されている。だから、命とは流れていくものであるという。しかし、水も流れていくが、水に命はない。

生物と無生物の決定的な違いは何だろうか。生物には増え続けていく力がある。でも、無生物にはその力はない。神はいろいろな生物を造られてそれぞれに命を与えられたが、その命は増殖する力を持っている。神は最後に人を造られてご自分の息を吹き込まれた。そして、「生めよ、増えよ、地に満ちよ」と祝福して仰せられた。(創世記1:28)

クリスチャンは、神の霊的な命を新しく受けた者である。すなわち神の子である。神の子は他の人たちを神の子にしていく、いわば神の子を生んで増やしていく、命の力を持っている。だから、増殖する命の力を持っているはずのクリスチャンが他の人に福音を伝えて神の子にしていないならば、そこにはグッピーが増えないのと同じように、何らかの障害があるはずである。

最近、知人に招かれて久しぶりに韓国を訪問した。現地の教会で礼拝し、幾つかのクリスチャンの集会に出席した。政治的、経済的、文化的には、日韓関係は冷え切っている。北朝鮮の問題などで民族的にも明らかに疲弊している。しかし、さまざまな問題を抱えながらも、キリストの教会には活力があった。賛美に喜びがあった。神の言葉のメッセージと神への祈りに力があった。食事会は愛で満ちていた。

こうして教会員の皆さんは元気にあふれていた。そこには人々に福音を伝えようとする熱い使命感と強い実行力があった。なんとその教会では、日本人に宣教するために15人のビジネスマンが宣教師としての特別な訓練を受けている。彼らの情熱に触発された私は、日本に派遣された宣教師たちの受け皿の1つとなることを約束して帰国した。

私たちが福音を伝えるためには、人々の霊魂の救済に対するもっと熱い情熱を持つ必要がある。そして、栄養豊かな神の言葉をもっとたくさん食べる必要がある。

全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。(マルコ16:15、16)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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