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百人一読

百人一読―偉人と聖書の出会いから(31)アウレリウス・アウグスティヌス 篠原元

2017年2月28日07時21分 コラムニスト : 篠原元
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百人一読―偉人と聖書の出会いから(31)アウレリウス・アウグスティヌス 篠原元+
アウレリウス・アウグスティヌス(354~430)

正直言って、今回のコラム、難しくなるかもしれないです。理由は、まず1つ。アウグスティヌスって皆さんご存じですか。yesと答えられた方、すごいですね!

牧師先生か学者の方でしょうか? noと答えられる方が多いと思いますし、それが当然だと思います。だいたい私も、よくこの人は分かりません。だって、皆さんこの人1600年ぐらい前の人です。難しくなるかもしれない理由の2つ目。どっちかと言うと、この人の発言、またエピソードが、コラムを作るために用いづらいんです。

この人についての紹介ですが、私も今調べています。名前はアウレリウス・アウグスティヌス。分かりやすく言えば、古代キリスト教を代表する神学者だったようです。今のキリスト教の教職者(私たち)の大先輩と言える方なのかなあと思います。ですが、はっきり言って、今の私たちとかなり時代の差がありすぎて、つながりは全くないかなあと思います。

このアウグスティヌスがこのように言っています。「新約聖書は、旧約聖書の中に隠されており、旧約聖書は、新約聖書の中に現されている」(『100人の聖書』58ページ参照)。

聖書という本は、大きく分けると、前半の旧約聖書と後半の新約聖書に分けることができるものです。この2つの旧約聖書と新約聖書をまとめて、私たちは聖書と言っています。結論から言えば、ここでアウグスティヌスが言っているのは、ひと言で言えば、旧約聖書と新約聖書がつながっているということなのではないかなあと思います。

確かに、旧約聖書と新約聖書はつながっています。歴史的にもつながっていますし、教えの内容もつながっています。ぜひ、1度読んでみてください。

旧約聖書と新約聖書がつながっているように、つながっているものって多いですよね。本でよくありますね。上巻とか下巻とか。またマンガでも、とある公園前の派出所の型破りなお巡りさんが活躍(?)するシリーズも、つながっているのではないでしょうか。

ドラマもそうですよね。第1話から最終話までがつながっていて、最初から見ないとよく分からないですね。映画でも時々ありますよね。1回で終わらず、前編と後編に分かれた作品。(ちなみに私は、上映時間がどんなに長くてもいいから、1回で終わらせてほしいタイプです!)

本もマンガもテレビドラマも映画もつながりがあります。また、旧約聖書も新約聖書もつながりがあります。同じように、おそらく私たち人間にも、[つながり]があるのではないでしょうか?

「この人とはつながりがない!絶対ない!」と思っていても、意外とつながりってあるものですね。「この人とは、私は何の関係もないな。つながりもないな」と判断しても、意外とつながりがあるものですね。

私もそのような体験、今までありました。飛行機に乗っていて、前の席にやんちゃんな子どもがいて、その子がこっちを座席と座席の間から覗いてきたり、手を差し出してきたりするんですね。「なんやっ!」と思ったはずですが、いざ現地に到着したら同じ団体に参加する子で、その後ずっと交流がありました。つながってますねぇ。全くつながりがない、単なる前の座席に座っているやんちゃ坊主で終わるものだと思えますが、そうでなく、その後も親交が続く出会いになるんですね。

また、去年の話ですが、ある日出掛けようとしたら、車の前に見知らぬ車が止まっている。クラクションを鳴らしましたが、その車の持ち主が現れない。しばらく待ちました。そうすると、レディーススーツを着た、化粧が濃い(失礼)、若い女性が現れました。こっちもかなり待たされていて、どこの誰だか分かんなかったので、ちょっと厳しく言ってしまったんですね。

それで彼女が車を移動して、これで終わりかなあと思ったんですが、何かあとで気になって、彼女のことを同じマンションの人に聞いてみたんですね。そうしたらビックリ、皆さん驚きました。彼女、私が何回も会っていた女性だったんですね。某大手銀行の方だったんですけどね、いろいろ関係があったんですが、私とお会いするのはいつも休日。その際、いつも私服(当然ですが)です。

言い訳じゃないですけどね、いつもお会いするときと同じ私服で、いつもと同じ髪形、そして化粧の濃さだったら、私も一目見て「ああ〇〇さん!」ってことになっていたはずですけどね。休日お会いするときとは違う、レディーススーツ姿、化粧、そして髪形だったので、彼女だとは分からずに厳しく言ってしまったんですね。

本当、私たちの周りって、つながっているかもしれないですね。今、皆さんの隣に座っている、この知らない人が、皆さんの家族の知り合いだったりするかもしれませんね。皆さんの前で吊革に手を伸ばして立っている、この知らない人が、皆さんの友人の親友かもしれませんね。皆さんの目の前でコーヒーを飲んでいる、この知らない人が、意外とよっく知っているあの人の、オフの姿なのかもしれませんね。

ということで、どこかにつながりがあるかもしれないので、目の前にいる人、また周りにいる人にちょっと親切にしておいて、また親近感をもっていて損はないですね。良くしてあげたら、どこかでつながるかもしれませんから。

今回は、私の失敗談も交えてのコラムとなりましたが、ぜひ、周りにいるあのサラ―リーマン、隣に座っているこの女性、また目の前に立っているこの学生を「もしかしたら、自分とつながりがあるかもしれない」という意識で見てあげてください。また、皆さんのチョッとした親切をプレゼントしてみてあげてください。また、ムッとすることがあっても、少しこらえてみてあげてください。

どっかで、つながっているかもしれませんので。つながりを意識して歩んでいきましょう。

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*

【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』

『100人の聖書』

本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)

ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。

◇

篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

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※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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