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キリストは、夫婦のかすがい!? 関智征

2016年9月24日21時19分 コラムニスト : 関智征
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1. 夫婦をつなぎとめるのは何か

19歳の時、私は新潟県・佐渡島の祖父母の家に遊びに行きました。私の祖父と祖母は、毎日一緒に手をつないで海岸を散歩する仲良し夫婦でした。

「どうすれば、おばあちゃんたちのように夫婦関係が上手くいくの?」。ロマンチックな恋に憧れていた私は、祖母に尋ねました。

祖母から返ってきた言葉は、意外なものでした。

「ひたすら、忍耐だよ」

控えめな性格の祖母が、大学生の私の質問に、実に険しい表情で答えたのです。祖母の意外な表情を見た気がしました。

2. 子どもは夫婦のかすがいか

「子どもは夫婦のかすがい」と昔から言われています。夫婦をつなぎとめる鍵は子どもだ、ということです。

ある意味、真実かもしれません。ある50代の大学教員は、「妻にはだまされた。でも、娘はかわいい」と言っていました。娘さんがいることで、離婚を踏みとどまっているそうです。

私の友人は、海外企業法務やM&Aを手掛ける「渉外弁護士」だったのですが、最近「離婚弁護士」に転身しました。現在、離婚案件の仕事が、次々と舞い込んでいるようです。

「昔は、子どもがかわいそうだ、と離婚をとどまったものだ。でも、最近は子どもも夫婦のかすがいになっていない」と彼は言っていました。

3. キリストが夫婦のかすがい

私の友人Kさんは、夫婦関係が上手くいっていませんでした。

最初は、ちょっとしたボタンのかけ違いでした。Kさんが奥さんに頼まれた用事を忘れていた、記念日を覚えていなかった、子どもとの約束よりも仕事の会議を優先させた。

しかし、次第にケンカがエスカレートし、2人の間に大きな「隔ての壁」が築き上げられてしまいました。同じ屋根の下に住んでいても、口もきかなくなっていました。

Kさんの心の中は、奥さんへの怒りと憎しみで煮えくり返っていました。離婚の話も進んでいました。

Kさんの奥さんへの憎しみが、Kさん自身を一番傷つけていました。それでも、Kさんは奥さんを裁くことをやめられませんでした。Kさんは、自分のことを「悪い妻に傷つけられた被害者だ」と思っていたからです。

しかし、ある会話をきっかけに、自分の欠点や傲慢(ごうまん)さが、奥さんを傷つけてきたことに Kさんは気が付きました。

「自分は自己中心な妻に傷つけられた被害者だと思っていました。でも、気が付かないうちに私も妻を傷つけていました。しかも妻に心の中で怒りを抱き続けることでも、自分も加害者になっていたのです」とKさんは言います。

Kさんは「奥さんへの怒り」という自分の「罪」を悔い改め、奥さんのために祈るようになりました。

しばらくしてKさんの変化に気が付いた奥さんも、態度を軟化させて再びKさんに心を開くようになりました。

私たちは、相手を変えることはできません。私たちができることは、神に自分の罪が赦(ゆる)されたように、相手を赦し祈ることだけです。

「義人はいない。ひとりもいない」「すべての人が罪に定められた」と聖書は語ります。それ故、私たちは主の祈りで「われらに罪を犯す者をわれらが赦すごとく、われらの罪をも赦したまえ」と祈るのです。

イエス・キリストに自分の罪が赦されたように、互いに赦し合う。その意味で、キリストこそが夫婦のかすがいなのです。

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◇

関智征

関智征

(せき・ともゆき)

ブランドニューライフ牧師。東京大学法学部卒業、聖学院大学博士後期課程修了、博士(学術)。専門は、キリスト教学、死生学。論文に『パウロの「信仰義認論」再考ー「パウロ研究の新しい視点」との対話をとおしてー』など多数。

■ ブランドニューライフ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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