Skip to main content
2025年9月16日11時38分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
FINE ROAD

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道

2016年6月22日12時46分 コラムニスト : 西村晴道
  • ツイート
印刷
関連タグ:西村晴道イタリアバチカンフランシスコ(ローマ教皇)ローマ教皇

サン・ピエトロ大聖堂 イタリア・ヴァチカン
訪問 2016年5月18日(水)
建築家 ブラマンテ、ミケランジェロ、マデルノ、ベルニーニ

ローマといえばサン・ピエトロ大聖堂を思い浮かべる。ローマは「聖ペトロの地」として西欧世界の宗教的、文化的中心となり、長い歴史がある。サン・ピエトロ大聖堂は、カトリックの総本山、キリスト教世界で最も聖なる場所の1つであり、今回の巡礼の出発点となった。

建設の歴史を調べると、2世紀半ばに聖ペトロの墓の上に小さな礼拝堂が建ち、4世紀に入ってローマ皇帝コンスタンティヌスが大聖堂を建設した。その後何世紀にもわたり、多くの巡礼者であふれたが、アヴィニオンの教会分裂(1305~1377年)で大聖堂は荒廃してしまった。

現在の聖堂は1500年代に教皇ユリウス2世によって礎石が置かれた。この建設事業は建築家ドナート・ブラマンテからミケランジェロへと受け継がれ、中央部分に大クーポラ(丸屋根)を載せ、その下に教皇祭壇を置く設計とした。

その後、建築家カルロ・マデルノが大聖堂の縦軸を伸ばしてラテン十字架の平面プランとし、壮麗なファサード(建物の正面)も1612年に完成された。正面部分上方に帯状に記された銘文は、ファサードがボルゲーゼ家出身の教皇パウルス5世の時代に完成したことを意味している。頂上部分には、欄干の上に高さ6メートルの彫像が何体も並び、両側の2つの塔には鐘と装飾の美しい時計が付いている。

その後、教皇アレクサンデル7世のもとで、ベルニーニが大聖堂前の広場(大聖堂により近い台形の部分と、円柱列に囲まれた楕円形の空間)を1667年に完成させた。

サン・ピエトロ広場には、世界各国から大勢の人々が集まり、大聖堂から両腕を広げたような柱廊に守られ、温かく迎えられている。

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道

「ガブリ神父様と行く巡礼の旅」
2016年5月17日~27日(11日間)

5月17日(火)
10:30 成田空港出発 19:45 ローマ空港着

5月18日(水)
終日 ローマ・バチカン巡礼
午前 教皇謁見、午後 サン・ピエトロ大聖堂巡礼、「聖なる扉」、ジェス教会にて日本語プライベートミサ(17:45~18:45)

5月19日(木)
ローマからバスにてサンジョバンニ・ロトンドへ(381キロ)
7:30 朝の祈り約1時間
12:00 昼の祈り 14:45 ピオ神父の教会 聖域内巡礼
16:30 日本語プライベートミサ

5月20日(金)
サント・エルピディオの教会親善訪問、ミサおよび信徒との交流
ロレートにてナザレの聖家族の家の壁で作られた聖堂巡礼(アッシジまで498キロ)

5月21日(土)
アッシジ終日巡礼
9:00 サンフランシスコ修道院内聖堂にて日本語ミサ
午後 ミゼリコルディア(慈悲の組)訪問(フィレンチェまで176キロ)

5月22日(日)
9:00 フィレンチェ
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂にてイタリア語ミサ、夕の祈り
(ミラノまで304キロ)

5月23日(月)
移動日 朝の祈り1時間
ミラノからニース(318キロ)マルセイユへ(204キロ)

5月24日(火)
カルカッソンヌ経由ルルドへ(572キロ)
21:00 マリア・プロセッション(ろうそく行列)

5月25日(水)
終日ルルド巡礼 15:00 サクレ・クール教会にて日本語ミサ
「聖母にささげるコンサート」

5月26日(木)
帰国の途に → 5月27日(金)成田着

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道

「一緒に行きませんか」と仕事の関係で出会った神父様に誘われ「はい、行きたいです」と答えてしまった。カトリック信者ではなく、ルーテル教会員だから行けるのか不安だったが、参加できるとのこと。

日本福音ルーテル教会は1984年からエキュメニカル(教会一致)運動でカトリックとの対話の場も設けており、以前、四谷のイグナチオ教会で行われた合同礼拝にも出席した。イタリアには何度か旅行したが、「巡礼」には行ったことがないので大変興味を持ち、参加を決め、すぐに申し込んだ。

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
巡礼団45人(内神父5人)

教皇謁見

教皇フランシスコは、歴代初の南米出身(アルゼンチン)であり、大変人気があり、慕われている。キューバと米国の国交正常化交渉のカギを開き、米大統領選のトランプ氏との話題や、中東への訪問など、世界平和のために尽力し、大きい影響力を持っている。

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
サン・ピエトロ広場

世界各国からの巡礼団は、スペイン、イギリス、米国、日本など国名とグループがアナウンスされるたびに歓声を上げ、喜びを示す。

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
教皇フランシスコは白い屋根の下の中央に
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
数カ国語で聖書朗読「ラザロと紫の衣を着た金持ち」(ルカ16:19)
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
巡礼者を祝福する教皇
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
教皇フランシスコ 慈愛に満ちた眼差し

Holy Door

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
「聖なる門」の前に並ぶ巡礼者

聖なる年(2016年は聖年)に教皇自らの手で開かれる聖なる扉(Holy Door)

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
青銅の「聖なる扉」1950年 ヴィーコ・コンソルティ制作

ピエタ

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
マデルノ作 大聖堂の玄関に当たるアトリウム 十字架の下に小さく見えるのはピエタ
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
ミケランジェロ作のピエタ

中央身廊 聖壇

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
ベルニーニの大天蓋
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
ベルニーニの大天蓋 4本の巨大なねじれ柱に支えられている。円柱にはオリーブと月桂樹の枝が螺旋状に巻き、上には天使の像、金の球体。
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
司教座の祭壇 ハトは聖霊のシンボル
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
聖卓
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
説教台
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
聖ペトロ像
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
小聖壇

礼拝堂背面 メーン出入り口

FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(25)イタリア巡礼とルルドへの旅① 西村晴道
「死の扉」ジャコモ・マンズー作 1964年

<<前回へ     次回へ>>

◇

西村晴道

西村晴道

(にしむら・はるみち)

1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、米ソービック建築設計事務所短期留学を経て、84年に西村建築設計事務所開設。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル教会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:西村晴道イタリアバチカンフランシスコ(ローマ教皇)ローマ教皇
  • ツイート

関連記事

  • FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(24)フランスの教会⑤ル・アーブル 塔の教会 西村晴道

  • FINE ROAD(23)スウェーデンの教会③ストックホルム岩の上の教会 西村晴道

  • FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(22)スウェーデンの教会② ストックホルム森の教会 西村晴道

  • FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(21)スウェーデンの教会①ストックホルム白樺の教会 西村晴道

  • FINE ROAD―世界の教会堂を訪ねて(20)イギリスの教会②メトロポリタン大聖堂 西村晴道

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(244)聖書と考える「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(9月16日):グアテマラ 子どもたちに広がる希望の連鎖

  • 主につながり、人々を主につなげよう 万代栄嗣

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.