Skip to main content
2025年5月18日14時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

あなたはかけがえのない存在です 穂森幸一(25)

2016年3月4日18時56分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

私は、「神に愛されている価値のある者です」という知識を持っていながら、仕事の発注が減り、収入が落ち込むと、「自分の役目は終わったのか」と弱気になる悪い癖があります。

ところが、先日、行われたセミナーの講師のお話はとても刺激がありました。「変革を起こすためには、脳内のドーパミンが放出されなければなりません。それを促すのがpassionです。Passionは『情熱』とも訳されるが『受難』とも言います。この世の中で一番のpassionはキリストの十字架でしょう。マタイ受難曲はMatthäus-Passionと言われています」というお話を聞いたとき、私の脳の中で何かが目覚めたような気がしました。

キリストの苦しみに比べるなら、私の受けた試練など取るに足りないものです。発注が減っただけで落ち込んではおれない、新しい方策を考えなければいけないという気持ちが出てきました。

これもセミナーの中で語られたことですが、幸福度ランキングというのがあるそうです。国民がどのように幸福感を持っているかアンケートなどをもとに調査するものです。以前、ブータンが世界一幸福な国として話題になったことがあります。

講師の話では、経済と国民幸福度はあまり関係ないそうです。日本は第2次世界大戦後、大きな経済成長の節目を3度ばかり迎えています。経済成長の前と後では、幸福度に変化はないそうです。また、高額の宝くじに当選した方々を追跡調査したところ、宝くじで高額のお金を手に入れても、幸福度は変わらなかったそうです。

私は、「もう少しお金があれば何とかなるんじゃないか」と思うこともありました。しかし、お金だけでは、世の中の変革は起こせないし、感動も生まれないということが示されたように思いました。

私は幼少期から無意識に人と比べる生き方をしています。友達がかっこいい自転車を持っているのに、自分は持っていないと、親にねだってみたり、お小遣いを貯めて何とか手に入れようとしました。それができなければ、持っている友達をうらやましがっていました。外見も服装も友達と合わなかったり、違っていると卑屈になったり、ねたんだりしている自分がいました。しかし、自分を評価してくれる信仰の仲間に出会うことで価値観が変わり始めました。

人は自分の個性というものを鏡に写しても見ることはできません。第三者に投影されて初めて個の意識というものが出てくるそうです。自分を評価してくれる人に出会うことで人生が変わります。「あなたはかなりの変わり者だね」と言われ続けてきたのに、ある日、「あなたは独創的だね。おもしろいね」と言ってくれる人に出会うと自信が出てくるそうです。

米国に研修に行っていて気付いたことは、髪の毛の色がいろいろあるということでした。背の高い人、低い人、太った人、痩せた人、皮膚の色もさまざまです。人種のるつぼといわれるアメリカで生活していると、外見よりも大切なことは中身だということがよく分かります。その人がどのような発言をするか、行動をとるかが注目されます。

他の人の無責任な言葉に振り回されないほうがいいと思います。機敏な行動をすると、落ち着きがないと言われたり、思慮深くあろうとすると、反応が鈍いとか、決断力に欠けるとまで言われたりします。

大切なことは、自分のことを正しく評価してくれる人の言葉を忘れないようにすることだと思います。批判的否定的な意見を言われたときは、前向きな評価をしてくれた人を思い出すべきです。

この世界で私という個は、一つだけの存在です。その存在を神が選び、大切なものとして扱ってくださいます。キリストのパッションが私たちの内部に点火されるとき、今まで見たこともない大きな変革が生み出されると思います。

「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです」(ヨハネ福音書15:16)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 社会的弱者の友として―賀川豊彦の生涯(5)無償の愛

  • 温故知神—福音は東方世界へ(41)日本に景教を紹介した人物たち・その3 川口一彦

  • 死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(57)妻は何番目か 米田武義

  • ようこそ!みのり農場へ(26)講演会と礼拝を通じて 星野敦子

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 聖書普及事業150年記念式典・レセプションの申し込み受け付け始まる

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • ドイツの大聖堂で「世界最大の聖書のページ」展示 グーテンベルク生誕625年記念で

  • 不公平な愛 菅野直基

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(222)心を癒やす祈りと賛美 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(3)コヘレトの探求 臼田宣弘

  • 神の憐れみ 穂森幸一

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 「司牧と行政の両方に深い知識と経験」 日本司教協議会会長、新教皇誕生でメッセージ

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • 四半世紀ぶりに欧州で大規模伝道会議、今月末にベルリンで 牧師ら約千人が参加

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • 新教皇を選ぶコンクラーベ、いつ、何回目の投票で決まる? 181日間に及んだケースも

  • 次期ローマ教皇の有力候補4人

  • 新ローマ教皇にプレボスト枢機卿、教皇名は「レオ14世」 初の米国出身者

  • ローマ教皇フランシスコの死去に対する日本国内の他教派の反応

  • 聖墳墓教会の床下発掘調査で貴重な発見、ヨハネ福音書の記述を裏付ける証拠に

  • 映画「空中の権威」が日本語字幕で視聴可能に 現代クリスチャンに警鐘鳴らす作品

  • 21世紀の神学(27)プロテスタント教会側から見るローマ教皇 山崎純二

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • フランスのカトリック教会、復活祭に成人1万人以上が受洗 昨年比45%増

  • カリフォルニア州のビーチで7752人が受洗、米国史上最大規模の合同洗礼式

編集部のおすすめ

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 後藤健二さん没後10年、追悼イベントで長女が映像メッセージ 「誇りに思っている」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.