Skip to main content
2025年11月2日08時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
FINE ROAD

FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道

2016年1月23日07時19分 コラムニスト : 西村晴道
  • ツイート
印刷
関連タグ:西村晴道チェコ

星の教会(聖ネポムツキー巡礼聖堂 )sv. Jana Nepomuckeho at Zelena Hora
2015年11月8日(日)訪問 場所 ゼレナー・ホラ Zelena Hora
建築家 ヤン・ブラジェイ・サンティーニ
建設 18世紀初め  1994年ユネスコの世界遺産に登録

ゼレナー・ホラは、ボヘミアを代表する巡礼地。なだらかな緑の草原を走り、日も傾きかけた午後3時半すぎ、丘の上に建つ聖堂に着いた。一目見て、変わった、ユニークな教会だと思った。星型の五角形の建物を五つの小礼拝堂が囲み、回廊でつながっている。聖堂を取り巻くように、放射状に墓石が建ち、赤や黄色の花が静かに咲いている。

チェコの聖人ネポムツキーは、懺悔(ざんげ)守秘の殉教者として崇拝されている。伝説によると、王妃が彼に懺悔した内容を、王が知りたいと思い問い詰めたが、いかなる拷問にも耐えて口を割らなかった。ネポムツキーは袋詰めにされ、プラハのカレル橋からヴルタヴァ川に投げ込まれてしまった。彼の魂が天に昇ると五つの星が現れ、遺体の場所を示したという。後に彼の墓を開けてみると、遺体は白骨化していたが、舌だけは原型をとどめていた。

この伝説から、五つの星や聖ネポムツキーの舌を象徴するモチーフが、天井、入り口、窓などに使われている。

ヤン・ブラジェイ・サンティーニの設計は、斬新だ。ユニークな三次元の造りは、フランク・O・ゲーリーらの現代建築にも通じるものがある。

FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
丘の上に建つ教会 正面
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
正面門 門の上に星のモチーフ
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
会堂正面
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
会堂裏面
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
ユニークな舌ベラ窓
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
会堂下部
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
星の扉
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
回廊に囲まれた墓地は、復活の時、聖堂に向かって起き上がる放射線状の配置
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
回廊
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
回廊内部
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
回廊内部天井 星のモチーフ

墓地

聖堂の脇道を少し下ると、周囲は広大な墓地が整然と区画されている。夕暮れのさびしい時となり、人影はほとんどないが、墓参りの人が、そっと花を手向け、何か語り掛け、ハンカチを握りしめ、涙ぐんでいるかのような姿。空は青色に澄み渡り、日はまさに沈まんとして寒さが迫ってくる。

FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
敷地内奥の広大な墓地
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
敷地内墓地の道路
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
円形墓地
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
円形墓地中心モニュメント 噴水
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
一般墓地より教会を見る
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
教会と夕日
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
燃える夕日
FINE ROAD―世界のモダンな教会堂を訪ねて(14)チェコの教会③ 西村晴道
チェコ全土地図

ゼレナー・ホラ(緑の山の意味)の教会は、チェコ中央部ズジャール・ナト・サーザヴォワ(Zudar nad Sazavou)の町にある。

<<前回へ     次回へ>>

◇

西村晴道

西村晴道(にしむら・はるみち)

1948年、靜岡県生まれ。一級建築士。法政大学工学部建築学科卒。住友建設株式会社入社・退職し、アメリカ合衆国ソービック建築設計事務所短期留学を経て、1984年、西村建築設計事務所開設。現在に至る。ルーテル学院大学第10回リード賞(キリスト教芸術分野)受賞。日本福音ルーテル静岡教会会員。著書に『FINE ROAD―世界のモダンな教会堂をたずねて』(イーグレープ)。

■ 一級建築士事務所 西村建築設計事務所ホームページ
■ 【西村晴道著書】(Amazon)
■ 【西村晴道著書】(イーグレープ)

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:西村晴道チェコ
  • ツイート

関連記事

  • 神様からのメッセージ―聖書は偉大なラブレター(27)聖書を翻訳した人たち―ジョナサン・ゴーブルの翻訳(日本語) 浜島敏

  • ちいさな絵本や日記とにゃんずたち(3) 高津恵子

  • あなたは高価で尊い 穂森幸一(19)

  • 社会的弱者の友として―賀川豊彦の生涯(2)雲間から差す日

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(10月29日):アンゴラとザンビアのルヤナ族のために祈ろう

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(31)夢の中での再会

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.