Skip to main content
2022年5月25日23時56分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 書籍

中学生のための最新のキリスト教入門書は? キリスト教学校教育同盟編『キリスト教入門』

2015年3月13日18時15分 記者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:キリスト教学校教育同盟創元社
中学生のためのキリスト教入門書は?キリスト教学校教育同盟編『キリスト教入門』+
キリスト教学校教育同盟編『キリスト教入門』(創元社、2015年)

本書は、主にプロテスタントのキリスト教主義中学校で、聖書科の教材として、戦後長年にわたって実際に使われてきた、中学生向けのわかりやすい優れたキリスト教入門書の最新版。キリスト教用語や中学校卒業までに習わない漢字を中心にルビが振ってある。こういう本はたくさんありそうで、実は意外と少ない。

本書は全3巻のうちの第1巻である。同社はそれについて、「キリスト教・聖書への確かな入り口を提供する、中学生から読めるテキスト。初めてキリスト教や聖書に触れる読者を念頭に、そのエッセンスをわかりやすく伝える。写真や絵画を多数使用したヴィジュアルなレイアウトで、記憶に残る、見て楽しめるテキストにもなっている」と説明している。

さらに同社は本書の内容について、「礼拝や祈り、聖書、教会などキリスト教の基本を解説するほか、イエスの生涯と弟子たちの働き、旧約聖書と新約聖書の概要を紹介する」と述べている。

なるほど、確かに第1章「はじめてのキリスト教」は、礼拝・祈り・賛美・奏楽と楽器から、聖書・旧約聖書・新約聖書・説教・供え物・教会・教会暦に至るまで、キリスト教主義中学校での礼拝や聖書の学び、そして教会活動への参加につながる手引きとなっている。

そして第2章「イエスの生涯と弟子たちの働き」では、イエスの生涯・イエスの教え、ペトロやパウロといった弟子たちの働きが、福音書や使徒言行録に基づいて述べられている。

さらに、第3章「はじめての聖書」では、第1章の5「聖書」・6「旧約聖書」・7「新約聖書」で全体を見渡した聖書について、よく知られている聖書の物語や新約聖書における旧約聖書の引用、新約聖書にあるイエスのみ言葉と出来事を、次のように紹介している。

旧約から(1):はじめにあったこと
旧約から(2):なぜだろう
旧約から(3):神の名前はYHWH
旧約から新約へ
新約から(1):山上の説教
新約から(2):たとえ話
新約から(3):奇跡
新約から(4):受難と復活
日常的に使われている聖書の言葉

ところどころに「QUESTION」という設問や「COLUMN」(コラム)がついており、キリスト教について自ら進んで調べたり、学びを深めることができる。

また、簡潔な図表やキリスト教絵画、そして世界140カ国で撮影をしてきたクリスチャンの写真家で桜美林大学特任教授の桃井和馬氏による写真の数々は、本書を読む中学生の世界をぐんと広げてくれる。

国会図書館の蔵書データなどによると、創元社は今田恵・二宮源兵共著、基督教教育同盟会編による『基督教入門 上』(宗教教科書中学校用、第1学年 前期)と、由木康・羽鳥明共著『キリスト教入門』(基督教教育同盟会編基督教主義中学校の教科書として発行されたもの)を1949年にそれぞれ出版している。

続いて同社は、1973年に本田正一著『キリスト教入門』(聖書教科書1)、そして1996年にはキリスト教学校教育同盟・小林宏共著『新編キリスト教入門 キリストへの招き』(第2版)を出版している。

なお、1月27日に本紙の書評でとりあげた岩波ジュニア新書の『キリスト教入門』と本書とでは、目的も対象とする読者も違うため、どちらがよいかということでは必ずしもない。

岩波ジュニア新書のほうは、聖書とその後のキリスト教の歴史について、高校生以上でしかもキリスト教の信者でない人向けに書かれた教養のための本であり、本書のようにキリスト教主義学校の生徒に焦点をしぼって書かれたものではない。

一方、本書でも聖書については第1巻の第3章「はじめての聖書」にまとめられているほか、さらに第2巻『旧約聖書の教え』、第3巻『新約聖書の教え』でさらに詳しく学ぶことができるようになっている。

本書はキリスト教主義学校での礼拝や聖書の学び、教会活動への参加を視野に入れて書かれており、単に教養のための本にとどまらない。事実、本書の第1巻の「はじめに」には、「初めて聖書を開き、賛美歌を歌い、祈りをささげるみなさんを想像して、このテキストを書いています」と記されている。

一方、岩波ジュニア新書のほうで力点が置かれているキリスト教の歴史については、38、39ページの2ページに短くまとめられた上で、終わりの方で日本のキリスト教の歴史における主な出来事を図にまとめ、キリスト教がどのようにして枝分かれしてきたのかを示す「キリスト教諸教派分枝図」を収めるだけにとどめられている。

どちらもエキュメニカル運動についてふれており、引用されている聖書は新共同訳聖書である。

なお、日本カトリック学校連合会の編集によるキリスト教入門書はないが、それでも中学生でも読める本としては、ガエタノ・コンプリ著『ミッション・スクールに入ったあなたに』『こころにひかりを よくわかるカトリック入門』(いずれもドン・ボスコ社、2011年)という本がある。

また、日本正教会には現在、学校や中学生向けの正教入門書はないものの、名古屋教会の司祭が「正教会って?」という中学生の質問にインターネット上で答えている。

関連タグ:キリスト教学校教育同盟創元社
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 【書評】山我哲雄著『キリスト教入門』岩波ジュニア新書

  • ケニアで「アルファ・コース」が大きな成長 1年半で1万5千人の若者が修了

  • アリスター・E・マクグラス著のキリスト教入門書第3版出版 日本では来年2月から販売

  • 聖書をドラマとして読むには? 北米の二つの書籍から学ぶ

  • 「エーゴってなんずら?」 聖書入門&聖書で学ぶ英語を考える

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • サンフランシスコ大司教、ペロシ米下院議長の聖体拝領を禁止 中絶権の支持めぐり

  • 菊地功・東京大司教が新型コロナウイルスに感染 教区が発表

  • しっかりと韻を踏んだスカイアクション大作の続編にして贖罪の物語!「トップガン マーヴェリック」

  • カンタベリー大主教、カナダ寄宿学校の先住民虐待問題で謝罪

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • 世界福音同盟と国際ユダヤ人委員会がエルサレムで歴史的会合 共通の関心事を模索

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • 永遠のいのちを与えられた私たち 万代栄嗣

  • アルケゴス社のビル・ファン氏、逮捕・起訴される 無罪主張

  • 「イスラム国」系グループ、キリスト教徒20人の処刑映像を公開 ナイジェリア

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(147)献身的な信仰者を求める日本社会(3)広田信也

  • ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク

  • 燃えない症候群 佐々木満男

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 小塩節・フェリス女学院元理事長死去 ドイツ文学者、キリスト教功労者

  • 教会でウクライナ支援コンサート、現地で難民支援するハンガーゼロのスタッフが報告

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

編集部のお勧め

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.