Skip to main content
2025年10月21日17時48分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
イスラム国(IS)

イスラム国の脅威にも関わらず、なおも洗礼を求めるバグダッドのキリスト教徒たち

2014年10月4日00時00分 翻訳者 : 行本尚史
  • ツイート
印刷
関連タグ:イラク聖公会バプテスマ(洗礼)イスラム国(IS)
イスラム国の脅威にも関わらず、なおも洗礼を求めるバグダッドのキリスト教徒たち+
1日の午後、アンドリュー・ホワイト司祭はイラクの首都バグダッドの中心地へ向かった。そこはかつてサダム・フセインの像が立っていたところだ。「角石にはためくのがISIS(IS=「イスラム国」の以前の呼称)の旗であるのを見て、私はとてもぞっとしました」と言う。(写真:ACNS)

イラクの首都へたどり着くため戦闘を続けるイスラム過激派グループ「イスラム国(IS)」による処刑という脅威にもかかわらず、首都バグダッドのキリスト教徒たちは洗礼を受けることをなおも求めている。

包囲されたこの都市で10年以上も奉仕してきた聖公会の司祭であるアンドリュー・ホワイト氏が1日、アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)に語ったところによると、ホワイト氏はISがもたらしている脅威は、実は信者が洗礼を受けたい理由の一つになっていると考えている。

「人々は自分たちの信仰を本当に示したかったのでしょうし、それは良いことです」とホワイト氏は語った。ISが意図的に宗教的少数者を標的にする国で、自らがキリスト教徒であると公に明かすことは、とりわけ勇気ある行動だ。

ISは、占領した町でキリスト教徒の家にナザレの頭文字である「N」という文字を塗り付ける。現住者が与えられる選択肢は、そこを離れるか、巨額の税金を支払うか、イスラム教に改宗するか、あるいは殺されるかだ。

この日、洗礼を受けた母親と4人の幼い子どもたちは、キリスト教徒となるよう育て上げられていたが、キリスト教徒とイスラム教徒の異なる宗教の背景を持つ。ホワイト氏は、ISの支持者たちからの報復を恐れて、彼女たちについてそれ以上何も言いたがらなかった。

その日の午後、ホワイト氏はバグダッドの中心地へ向かった。そこはかつてサダム・フセインの像が立っていたところだ。「角石にはためくのがISIS(ISの以前の呼称)の旗であるのを見て、私はとてもぞっとしました」。それにもかかわらず、バグダッドの教区牧師というあだ名を付けられているこの人は、イラクで司祭としての奉仕活動を続ける可能性があることに大喜びしている。

「彼女たちに洗礼を授けたのは素晴らしかったですし、あの子どもたちもとってもワクワクしていました。そのうちの一人の幼い男の子が私のところにやって来てこう言いました。『ぼくね、いま新しい人になったみたいな感じなの』と。そこで私は彼に言ったんです。『あなたは新しくされた人なのですよ』と」「こんな絶望的な状況のただ中で、こんなにすてきなことがあるなんて、素晴らしかったですね」

ホワイト氏は、自身の教会である聖ジョージ教会には、かつては1000人ぐらいの人たちが集まっていたと説明した。「日曜日には160人しかいませんでした。それは私たちの民の多くが北へ上って行ってしまったからなのですが」

教会員が減り、ISがいつバグダッドに侵攻してくるか分からない状況にもかかわらず、ホワイト氏はこの首都や、彼とスタッフが救援物資を届けているアルビールで、キリスト教徒たちのための奉仕活動を続ける決意だ。

「何十万人の人たちが国内避難民(IDPs)のまま北部のクルド人地域との境界線に残っているのです」とホワイト氏は言う。「食糧は限られ、質素なビニールのテントで暮らし、必要な供給品もありません。私たちは必要なものをできるだけ多く提供しようと努力してはいるのですが」

「私たちが考えていることの一つは、これらのひどいビニールのテントよりはましな(難民のための)4つの寝室がついた別々の移動住宅からなる独立したキリスト教徒の村を設立することです」とホワイト氏。しかし、移動住宅は1つ1万1000ドル(約120万円)と安くはない。

ホワイト氏へ対する資金的な支援の多くは、英国や米国、カナダの聖公会から来ているが、ホワイト氏が言うには、ソーシャルメディアの助けにより、聖公会の支援者は遠くオーストラリアやニュージーランドにまでいるという。ホワイト氏は、インターネットをうまく利用しているのはISだけではないと語った。

ISは現在、バグダッドの中心地から20マイル(約32キロ)離れたところにいると推測されている。しかしながら、ホワイト氏にとって、ものごとはいつも通りである。「私はもちろん留まる予定です。他の会合の予定が入ってきてはいるのですが。私は来週イスラエルに行きますし、カリフォルニアにも行かなければなりませんから、やらなければならないことはやり続けますが、でもなるべく早く戻るつもりです」

注:ISについて詳しくはこちら、イラクのキリスト教人口の減少に関する情報画像はこちらを参照(いずれも英語)。

※ この記事は、ACNSの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イラク聖公会バプテスマ(洗礼)イスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • バグダッドの聖公会教区司祭「洗礼を授けた子がISISによって半分に切り裂かれた」

  • 迫りくる冬 イラク避難民の人道的危機が悪化

  • キリスト教やイスラム教など10の国際援助団体、「イラクでの恐ろしい災いを止める緊急の呼び掛け」を発表

  • WCC総幹事、イスラム国非難するイスラム学者らの書簡を歓迎

  • WCC、イスラム国の被害広がるイラク北部に訪問団派遣 緊急の人道的対応必要

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(249)聖書と考える「御社の乱れ正します!2」

  • ヨハネの黙示録(8)テアテラ教会の御使いへ 岡田昌弘

  • 都合の悪いお言葉(その1) マルコ福音書10章1~12節

  • ワールドミッションレポート(10月21日):ソマリア 水の上を歩いて近づいてきた男

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • 冷めた心に注意しよう! 万代栄嗣

  • 【インタビュー】ブトロス・マンスール世界福音同盟新総主事 「平和をつくる者、それが私の使命」

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(233)宣教は主の備えから始まる 広田信也

  • 現代における「御言葉の飢饉」 法規制や不足で1億人のキリスト教徒が聖書入手できず

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.