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人生で重要なこと、「はじめること」と「やり遂げること」 菅野直基牧師

2014年5月21日18時41分 コラムニスト : 菅野直基
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関連タグ:菅野直基ビル・ウィルソン
菅野直基+

牧師の休日は、一般的に月曜日です。昔、床屋さんは月曜日に休み、美容師さんは火曜日に休みました。今は、月曜日に床屋にいくことが多いので、変わってしまったのでしょうね。牧師が月曜日に休むのは、仕事が土日や休日などに集中しているからです。

平日の仕事は、相談を受けたり、集会の準備、事務仕事、出張などですので、スケジュールの調整がききます。必然的に休めるのは平日しかないので、日曜日で疲れきった後の月曜日に休むのが理想です。

しかし、これは理想と現実で、毎日いろいろな仕事が入ってきますし、空いた時間は、消防団やPTAの活動に取られてしまうので、実際は、年中無休に近いです。数年前に、無理をしてガッツで仕事を続けていたら、二週間入院を余儀なくされたことがありました。さすがにこりましたので、そうならないために、疲れを感じたら時間をみつけて休むことにしています。

疲れがたまった時のとっておきの方法は、仕事を延期したり、断れる仕事なら断って、何時間か寝込みます。そうすると、疲れが取れて、翌日から元気に仕事に励めます。

今週の月曜日は、疲れがたまっていました。休みたい一日でした。しかし、アメリカのニューヨークからビル・ウィルソン牧師が来日し、二回の講演会で、司会進行と会衆賛美をリードする奉仕の依頼を受けました。疲れたまま会場に出かけていきました。体の疲れは残っていますが、心は元気一杯になって帰ってきました。

さらに、その足で、半徹夜祈祷会で祈りましたので、帰宅したのは午前様でしたが、心はさらに元気になりました。アントニオ猪木は、「元気があれば何でもできる!」といいますが、元気は大切ですね。心が元気になると、心と体はつながっていますので、体も徐々に元気になるんですね。

ビル牧師の二回の講演は、実践的で、かつ、チャレンジに満ちていました。ビル師は、ニューヨークの教会で、スラム街に住むたくさんの子どもたちを助け、導いています。その中には、親に捨てられた孤児も含まれます。そういう働きをするようになったのには理由があります。

彼自身が、孤児だったのです。ある日、母親が、「ここで待っていなさい!」というので待っていましたが、その後、一度も母親と会うことはありませんでした。親に捨てられたのです。三日間、飲まず食わずで、「待っていなさい!」と言われた場所で待っていた時、一人のクリスチャンの男性が声をかけてくれたそうです。その出会いを通して、少年ビルはクリスチャンとなり、やがて、自分と同じような境遇の子どもたちを救う牧師になりました。

ビル師は語ります。「一人の人が変化を生み出すことができます!」。「一人のクリスチャンの男性によって、私の人生は大きく変化しました。あなたも、その一人になりましょう!」というチャレンジを、講演を通して伝えてくれました。

一回目の講演で、人生において大切で難しいことは、

①「はじめること」
②「やりきること」

だと語りました。多くの人は、安定を望み、なかなか新しいことをはじめたがりません。ビル師の教会があるニューヨークのスラム街には、彼以外の白人はいなかったそうです。人種差別のあるアメリカにおいて、白人に対する逆差別があったはずです。また、スラム街はとても危険な地域です。そのような場所に教会をはじめることは、大きな決断が必要だったと思います。

次に、はじめたことを最後までやり切ることです。はじめたはいいけれど、それをやりきらないで途中で投げ出してやめてしまう人が多くいます。

牧師になって教会を始めたのに、思った通りにいかないで、途中で投げ出してしまう人がいます。牧師の仕事は楽ではありません。しかし、一度はじめたならば、その仕事を、自分にあった方法で、最後までやりきれるように神様に祈っていきたいものです。ビル牧師は、ニューヨークのスラム街で、子どもたちを助ける教会の仕事を30年以上続けていますが、死ぬまでやりたいと語っていました。

二回目の講演では、人が成長するにはプロセスが必要だという話が語られました。一昨日の講演の合間に、「ビル牧師、あなたと同じ油注ぎが与えられるように祈って下さい!」と祈りを求めてきた人がいたそうです。ビル牧師は、とっさに、「いくら力を込めて祈ったとしても、私が50年やって来たことを一日でできるようになるなんてあり得ない!」と思ったそうです。

私は現在42歳です。時々、「菅野牧師、どうしたらあなたのようにメッセージができるようになるんですか? 説教を準備するのにどれくらいかかるんですか?」と聞かれます。私は、「説教を準備するのに42年間かかりました」と答えます。42年のプロセスを経て今の仕事ができるのです。

ビル師は、顔をピストルで打ち抜かれたことがあるそうです。また、三回殺されかけたそうです。ビルから突き落とされ、なぐられ顔の骨を折り、背骨も骨折したそうです。ビル牧師は、「すぐにあなたと同じことができる人になれるように祈って下さい」といってきた人に、「神様、この人の顔を誰かにピストルで打たれるようにしてください。三度殺されかけさせてください。なぐられ、蹴飛ばされて、あちこち骨折するようにして下さい」と祈るほかないですねと、冗談だか本気だかわからない顔で語りましたが、本音だと思います。

ことわざに、「ローマは一日にして成らず」というものがあります。もし、パッと何かを成し遂げることができるとしたら、それは、ある日突然、パッと崩れ、泡のように消えてしまうことでしょう。どんなことも、ローマと同じように、一日で完成することはできません。一度はじめたことを継続する時に、そのプロセスを経て完成するのです。

人生で何かを成し遂げることは、高層ビルを建てる工事と似ています。まずは、しっかりした土地に、しっかりした土台を築きます。次に、設計図通りに建物を順番に建てていきます。

最近、韓国や北朝鮮で建設中のマンションが倒壊する事故が起こりました。原因は、どこかのプロセスを省いたか、どこかで手抜きがされていたはずです。手抜きをしたら、せっかく建築しているのに途中で倒れてしまって、すべてが無駄になります。人生においても同じです。一つ一つのプロセスが大切なのです。

みなさんが、何かをはじめたならば、それが間違っていない限り、それを継続し、やり遂げていきたいものです。まずは、特に土台作りをしっかりやって下さい。学校で勉強をしたり、教育を受けたり、いろいろな経験をしたり、数々の失敗を重ねることも土台作りにおいて大切です。人生で起こることで無駄なことは何一つありません。

クリスチャンになった人は、教会に通い続け、必ず天国までいきましょう。あなたの仕事、ビジネス、働き、ボランティアなどをはじめたならば、飽きて途中で投げ出すのではなく、最後までやり遂げる人になって下さい。

東京は雨の一日になりそうです。雨の日は「アーメン」。晴れの日は「ハレルヤ」です。素晴らしい一日でありますように。

◇

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、みなさんの近くの教会を紹介致します。)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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