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見聞きすることのできる聖霊の働き

2011年6月27日13時44分
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万代栄嗣牧師+
 ですから、神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受けて、今あなたがたが見聞きしているこの聖霊をお注ぎになったのです。(使徒行伝2・33)

 今月12日の日曜はペンテコステの聖日でした。弱く、自信がなく、イエスを裏切りさえした弟子たちでしたが、聖霊が降った時、全世界に福音を宣べ伝える有能な使徒へと変えられ、教会が誕生したのです。

 大切なことは、弟子たちを変え、力強い教会を生み出した聖霊の働きを自分のものとしてしっかりと活かし、日々歩んでいくことです。

 今日、注目したいのは、ペテロがメッセージを語っている、使徒行伝の御言葉です。「あなたがたが見聞きしているこの聖霊」の、「あなたがた」とは、キリストを知らない一般の人々です。彼らに対し、「考える必要はない。今、目撃している出来事から、聖霊が働いていることがわかるでしょう」と語っています。神の霊の働きは事実ですから、時には、はっきりと見えるリアルで具体的なものです。4つのことを押さえておきます。

1.聖霊に満たされる体験は、はっきりわかるものである

使徒行伝1章で、イエスに、「父なる神が与えて下さる約束の御霊を受けなさい」と命じられた時、弟子たちは、聖霊がどんなものか分かりませんでした。ところが、その後、自分たちが聖霊に満たされたことが分かったのです。なぜでしょうか。

 それは、激しい風が吹いてくるような響きがあり、家全体が動くような感覚で、炎のような分かれた舌のようなものが一人一人の頭上に留まるような、明らかに体験したことのない出来事に遭遇したからです。その上、自分たちが習ったこともない言葉をいきなり語り始め、それを聞く人が聞けば、「あなたは、ある外国語で聖書の神を賛美している」と言われ、驚いたというのです。

 賜物としての聖霊をいただくことは重要なことで、この恵みをいただいた時、あなた自身にもはっきり分かります。聖霊の満たしを体験したかどうか不確かな兄弟姉妹は、先生方に祈ってもらって下さい。祝福が残されている証拠ですから、さらに聖霊の働きの中で深められていきましょう。

2.聖霊によって支えられた、特別な言葉が与えられる

 今日の聖書の箇所は、ペテロが初めて語った説教です。ペテロは説教の練習をしていたのでしょうか。いいえ。彼は無学のただびとで、7週間前は、「イエスなんて、知らない」とイエスを裏切っていました。彼の口からは、愛の言葉どころか、嘘が出て、3人を説得することさえできませんでした。

 「どうすればいいでしょう」と聞く人々に対し、ペテロが今、語りました。「イエスを信じ、洗礼を受けなさい。そうすれば、神から聖霊をいただき、あなたの人生も救われて変わる」この時、ペテロの言葉を受け入れた人は3000人でした。ペテロが変わったのは、聖霊に満たされたからです。

 あなたが語る言葉も、イエスの愛に触れ、聖霊をいただくと変えられます。今までは、泣き言や愚痴ばかりが出ていたのに、希望を語り、周囲にいる皆の心が励まされる、そんな人へと変えられていきます。

3.聖霊によって、あり得ない不思議が起こる

 使徒行伝3章には、生まれつき足のきかない男に対し、ペテロが、「イエス・キリストの名によって、歩きなさい」と言って、男を立ち上がらせた話があります。使徒の周りには、神の奇跡がいつもありました。それまで、魚を取ることしか知らない不器用なペテロたちでしたが、聖霊に満たされ、キリストの弟子としての働きをし、その業は、確かに見たり聞いたりすることのできる形で現わされていきました。

 インドの集会でも、たくさんの人々が癒やされました。インドで起こることならば、日本でも起こると一緒に信じていきましょう。

4.聖霊によって励まされ、大胆さが与えられる

 使徒行伝4章には、ペテロとヨハネが民の指導者に逮捕され、脅された後、釈放され、仲間のところに戻り、ともに祈った祈りがあります。「彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちに御言葉を大胆に語らせて下さい」すると、集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、大胆にキリストを宣べ伝えたというのです。

 聖霊が注がれると、小心者で臆病者の私たちの生き方が、自分らしく力強いものに変えられます。私たちは、一人で生きるようにはされていなくて、命の与え主である神がともにおられると、本当に平安で元気です。いつも喜んで堂々としている、見える働きを聖霊によって与えられてまいりましょう。

◇


万代栄嗣(まんだい・えいじ)

 松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

 また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。

 国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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