Skip to main content
2025年9月18日18時21分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
イエス伝

「イエス伝」(20)・・・宣教の開始2 平野耕一牧師

2010年2月4日10時01分
  • ツイート
印刷
関連タグ:平野耕一

霊界に激震が走った。イエスがバプテスマを受けて水の中から上がると「天が裂けて御霊が自分の上に下るのを見た」(マルコ1:10)のだ。

「天が裂けた」とは歴史的に決定的な出来事が起こったことを指す。バプテスマを受けたとき、イエス個人が御霊に満たされたことより大きなスケールのこと、つまり天の領域に大変化が起こったのだ。

その変化のきざしは、バプテスマを受ける前から始まっていた。イエスは語った「バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められている。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っている」(マタイ11:12)。

バプテスマのヨハネが多くの人々を悔い改めに導きバプテスマを授けていたのは、天に変化が起ころうとしていたからだ。ヨハネの登場は「天が裂ける」前兆だった。

つまり、バプテスマのヨハネの登場とメッセージによって、天が張り裂けそうな状況になっていたのだが、イエスがバプテスマを受けたとき、天がその勢いに耐えきれなくなり、ついに、「天が裂けた」のだ。

この時まで天と地の区別がはっきりしていた。しかし、「天が裂けて御霊がイエスの上に下った」ときに、天と地がつながったのだ。旧約聖書にヤコブの梯子の物語が書かれているが、青年ヤコブが罪を悔い、孤独と不安に恐れおののいていた夜中、天から地に向けて梯子がかかり、その梯子で主がヤコブのところに降りてこられた。一時的だが天と地がつながった。

本来、御霊は天的なお方である。旧約時代にも御霊が地上において活動されたがきわめて限定的であった。旧約時代は、御霊はまだ基本的には天におられた。しかし、「天が裂けた」その時、御霊の住処が天から地へと移動したのだ。御霊が下った時、天に属するものが地上に侵入し始めたのだ。

イエスの第一声「天の御国は近づいた」は、終末が近いという意味ではない。文字通り、「天が裂けて御霊がくだった」とき、天の御国が地上に突入してきたのだ。

「天の御国は」、本来「天の」ものである。天にだけ属するものである。天とは、この地が終結した向こうにある未来の世界であり、また死後の世界なのだ。天はこの世に属しないから天なのである。しかし、地に属しないはずの天の御国が近づき地上に突入してきた。

その結果、激しく攻める者たちは「天の御国」をこの地上で奪い取り、獲得しているのだ。だから、イエスは神の国は「『そらここにある。』とか、『あそこにある。』とか言えるようなものではない。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのだ」(ルカ17:21)と語った。

旧約時代には、天の御国を奪った者はいない、それは不可能であった。大変化が起こった。「天が裂けた」「天の御国が近づいた」「激しく攻める者が奪い取っている」。今や未来の天の御国は「あなたがたのただ中にある」ことになった。

天が裂けて、天の御国が近づいたとき、どんな現象が起こり始めたのであろうか。(続く)

◇

平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:平野耕一
  • ツイート

関連記事

  • 「イエス伝」(21)・・・宣教の開始3 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(19)・・・宣教の開始1 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(18)・・・時は満ちた 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(17)・・・荒野の霊戦(下) 平野耕一

  • 平野耕一牧師「イエス伝」(16)・・・荒野の霊戦(上)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • ワールドミッションレポート(9月18日):パプアニューギニア イースターは1日じゃない、1カ月続くリバイバルだ

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 花嫁(33)愛には恐れがない 星野ひかり

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 後藤文雄神父死去、96歳 カンボジア難民の子ども育て、学校建設に尽力

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.