Skip to main content
2025年6月17日06時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
イエス伝

「イエス伝」(17)・・・荒野の霊戦(下) 平野耕一

2010年1月14日14時31分
  • ツイート
印刷
関連タグ:平野耕一

人類の代表者は2人いる。1人はアダムでもう1人はイエスである。出現の順序からアダムは第1の人、イエスは第2の人と言える。アダムとイエスはサタンに誘惑された。

アダムは、主なる神から「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるそのとき、あなたは必ず死ぬ」と命じられた。しかし、単純明確な神の命令を承知の上で食べてしまった。

サタンの誘惑のことばは「あなたは、決して死にません。あなたがそれを食べる時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っておられる」だった。サタンの誘惑のことばから、神に背いたアダムの動機を知ることができるが、イエスと比較しながら観察してみよう。

まず、アダムは神のことばよりもサタンのことばを優先した。サタンのことばは、神のことばと真っ向から対立する。神が「あなたは必ず死ぬ」に対して、サタンは「あなたは、決して死にません」と断言した。アダムはサタンのことばを選んだ。

イエスに対する3回の誘惑に向かって、イエスは3度とも「と書いてある」と言って、サタンの誘惑を退けた。イエスは、サタンのことばよりも神のことばを選んだのだ。ここに第1の人アダムと第2の人イエスの決定的な違いがある。この違いこそ2人の原点なのだ。

次に、「あなたがたの目が開かれる」「善悪を知ることができる」とサタンは誘った。神に背いたとき、確かに目は開かれたのだが、それは、サタンが約束した「神のように知る」ことではなく、むしろ逆に、自分の恥、罪責と恐れを感じることであった。ここからあらゆる苦しみが始まったのだ。

まずは、関係の問題。妻イブとコミュニケーションがとれなくなった。それまでのオープンな関係が、隠す関係になったのだ。罪悪感は、神への恐れを起こさせ、神から逃げるよう仕向けた。神との親密な関係は破れたのだ。神に背いた代価は、想像以上に大きかった。アダムとイブの長男カインは、次男アベルを殺害した。今まで全く知らなかった人間の苦しみに向けて目が開かれたに過ぎなかった。

イエスは、「知る」誘惑を拒絶した。「この石がパンになるように命じたら何が起こるか」「神殿の頂から身を投げたら何が起こるか」「サタンにひれ伏して拝むと何が起こるか」などを知ろうとしなかった。第2の人イエスは「善悪を知る木の実」から取って食べなかったのだ。

最後にアダムに対するサタンの殺し文句は「あなたは、神のようになる」であった。つまり、アダムは「神のようになろう」として、意志的に反逆したのだ。小さな人間が「神になる」とは、なんとばかげた誘惑だろうか。しかし、何と効果的だったのか。

サタンはイエスに対して「神のようになれ」と誘惑している。神のように「石をパンに変え」「神殿の頂から身を投げてもかすり傷一つ受けず」「全世界を所有せよ」。イエスがサタンの誘惑を退けたとき、神のようになることを拒んだのだ。

神のようになろうとするどころか、イエスは主なる神に従って、十字架を負う決心をした。十字架を負うことによって、イエスは与えられた使命を遂行しようと覚悟したのだ。(続く)

◇平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:平野耕一
  • ツイート

関連記事

  • 「イエス伝」(18)・・・時は満ちた 平野耕一牧師

  • 平野耕一牧師「イエス伝」(16)・・・荒野の霊戦(上)

  • 平野耕一牧師「イエス伝」(15)・・・WHO IS JESUS〜天からの啓示〜5

  • 平野耕一牧師「イエス伝」(14)・・・WHO IS JESUS〜天からの啓示〜4

  • 平野耕一牧師「イエス伝」(13)・・・WHO IS JESUS〜天からの啓示〜3

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • 「もうひとりの助け主」の恵みを受けよう 万代栄嗣

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.