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イエス伝

「イエス伝」(17)・・・荒野の霊戦(下) 平野耕一

2010年1月14日14時31分
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関連タグ:平野耕一

人類の代表者は2人いる。1人はアダムでもう1人はイエスである。出現の順序からアダムは第1の人、イエスは第2の人と言える。アダムとイエスはサタンに誘惑された。

アダムは、主なる神から「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるそのとき、あなたは必ず死ぬ」と命じられた。しかし、単純明確な神の命令を承知の上で食べてしまった。

サタンの誘惑のことばは「あなたは、決して死にません。あなたがそれを食べる時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っておられる」だった。サタンの誘惑のことばから、神に背いたアダムの動機を知ることができるが、イエスと比較しながら観察してみよう。

まず、アダムは神のことばよりもサタンのことばを優先した。サタンのことばは、神のことばと真っ向から対立する。神が「あなたは必ず死ぬ」に対して、サタンは「あなたは、決して死にません」と断言した。アダムはサタンのことばを選んだ。

イエスに対する3回の誘惑に向かって、イエスは3度とも「と書いてある」と言って、サタンの誘惑を退けた。イエスは、サタンのことばよりも神のことばを選んだのだ。ここに第1の人アダムと第2の人イエスの決定的な違いがある。この違いこそ2人の原点なのだ。

次に、「あなたがたの目が開かれる」「善悪を知ることができる」とサタンは誘った。神に背いたとき、確かに目は開かれたのだが、それは、サタンが約束した「神のように知る」ことではなく、むしろ逆に、自分の恥、罪責と恐れを感じることであった。ここからあらゆる苦しみが始まったのだ。

まずは、関係の問題。妻イブとコミュニケーションがとれなくなった。それまでのオープンな関係が、隠す関係になったのだ。罪悪感は、神への恐れを起こさせ、神から逃げるよう仕向けた。神との親密な関係は破れたのだ。神に背いた代価は、想像以上に大きかった。アダムとイブの長男カインは、次男アベルを殺害した。今まで全く知らなかった人間の苦しみに向けて目が開かれたに過ぎなかった。

イエスは、「知る」誘惑を拒絶した。「この石がパンになるように命じたら何が起こるか」「神殿の頂から身を投げたら何が起こるか」「サタンにひれ伏して拝むと何が起こるか」などを知ろうとしなかった。第2の人イエスは「善悪を知る木の実」から取って食べなかったのだ。

最後にアダムに対するサタンの殺し文句は「あなたは、神のようになる」であった。つまり、アダムは「神のようになろう」として、意志的に反逆したのだ。小さな人間が「神になる」とは、なんとばかげた誘惑だろうか。しかし、何と効果的だったのか。

サタンはイエスに対して「神のようになれ」と誘惑している。神のように「石をパンに変え」「神殿の頂から身を投げてもかすり傷一つ受けず」「全世界を所有せよ」。イエスがサタンの誘惑を退けたとき、神のようになることを拒んだのだ。

神のようになろうとするどころか、イエスは主なる神に従って、十字架を負う決心をした。十字架を負うことによって、イエスは与えられた使命を遂行しようと覚悟したのだ。(続く)

◇平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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