Skip to main content
2026年2月5日10時54分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム

平野耕一牧師「イエス伝」(15)・・・WHO IS JESUS〜天からの啓示〜5

2009年9月24日08時57分
  • ツイート
印刷
+

 ヨハネに忠誠を尽くし、共同生活をしていた少数者はヨハネを離れることはなかったが、他の弟子たちはこだわりなくイエスに従った。ヨハネがそのように仕向けたのであった。ヨハネは「わたしは衰退していくが、イエスはますます繁栄していく」と公言してはばからなかった。また、「イエスを花婿に例えるなら,わたしはその付き人にすぎない」とも言った。「わたしの弟子たちよ。これからはイエスについて行きなさい」と言ったと同じであった。しかもその時、ナザレのイエスは全く無名で、ヨハネは誰よりも人気を博し人々の期待を集めていた時なのだ。



 ペテロは興味深い申し出をイエスにした。「ガリラヤ地方にこられたら、どうぞ私の家にお泊りください。家は大きく広いのです。何日でも思いのままに滞在してください。家はガリラヤ湖畔のカペナウムにあります」



 イエスがヨハネの教団から離れた理由は、他にもいくつかあった。



 エッセネ派で育てられたヨハネは、その慣習から脱皮して人々の前に現れて、罪の悔い改めと赦しを教えるようになったが、教えが終わるとやはり荒野に帰って行った。ナザレの人々の間で育てられ働いたイエスは人好きであった。彼は人々の間で住みたいという強い欲求を持っていた。人々を離れてではなく人々の間に住み、人々の近くで活動する教団にしようと思った。ペテロの「私の家に思うままに滞在してください」という申し出は妙に魅力的だった。



 ヨハネは、やはり陰気的だった。明るく笑い声が爆発する家族で育ったイエスには不自然でもあり暗すぎた。彼はもっと人間らしく自由であり自然体でいられる仲間作りをしたかった。ヨハネは弟子たちにとって近づきがたい権威をもっていたが、イエスは自分の追従者と近く親しくしたいとも思った。



 ヨハネは禁欲的であった。限られた「いなごと野蜜」を主食とし、一週間に二日の断食をしていた。ワインは決して口にしなかった。食事時間に語り合うことも少なく、笑い声が起こることもなかった。ヨハネ教団にいた時はその慣習に従ったものの、イエスにとって不自然であり、きつくもあった。もっと人間らしい食事の時間にしたかった。仲の良い家族が楽しく食べるように食べたかった。地とそれに満ちるものはすべて神の祝福であり、感謝して食べるならすべてのものは清いと考えた。



 ぶどうとぶどうから作られたワインは神からの最上のプレゼントだから大いに楽しむべきだとも考えた。儀式だけのワインではなく、楽しみ生活を祝うためのものでもあった。父ヨセフが母マリヤの手作りのワインを飲んで愉快に笑った時の顔を懐かしく思った。



 習慣的な断食は一切廃止しよう、と決めた。競い合って断食した時代に、断食を廃止したリーダーは他にいなかった。というより、考え付かないほど宗教と断食は密接していた。



 ヨハネは死海のほとりのユダの荒野から離れることはなかった。ヨルダン川に姿を現しても、そこは死海に注ぎ込む川の出口に近い場所だった。ヨハネはガリラヤ地方どころかユダヤ地方を歩き回ることがなかった。伝道したものの、住処はユダの荒野であった。イエスは人々のいるところならどこでも行こう、と思った。ユダヤ人が毛嫌いして決して近づくことのなかったサマリヤでも、ブタを飼っており食したゲラサ地方でも、イスラエル国内を離れた地方でも行こうと思った。



 ヨハネは女の弟子をもたなかった。当時は女の弟子を従えるリーダーは皆無だ。人々は祈祷書の一文を繰り返し読んで祈っていた。「神よ。私が異邦人にも女にも豚にも生まれなかったことを感謝します」。ヨハネはエッセネ派の戒めに従って、女が近付くことを許さなかった。イエスは、「神はご自分のかたちに似せて人間を造り、男と女に造られた」ことを知っていた。秩序としては男が先に造られたのだが、女の価値は男のそれに決して劣ることはなかった。女を除外することなど、イエスにとって論外であった。イエスは母マリヤを愛し尊敬していたのだ。そして、マリヤは女だった。



 ヨハネは重い皮膚病患者を近づけなかった。汚れた者とし、その汚れに触れることは自分の心もからだも汚すことであった。イエスにとって、それは罪の結果でも神からのろわれたことでも、汚れた者でもなく、ただ肉体的な病に侵されたにすぎなかった。彼らはかわいそうな人々に過ぎなかった。



 イエスはヨハネを「女が産んだ最も偉大な人物」と呼んで最大の尊敬心をいだき、彼から学んだ遺産を尊び感謝したが、違いもまた明らかであった。ヨハネの弟子たちは、イエスをヨハネの後継者になると思い込んでいたが、それはヨハネもイエスもあり得ないと知っていた。二人は、それぞれ神から与えられた使命に忠実に生きようとしたのであり、その使命は明らかに異なっていた。



 荒野の霊戦。



 イエスは仕事にもどらなければならないガリラヤの男たちと離れて、ひとりユダの荒野に向かった。聖なる霊がイエスを荒野に向けさせていた、いや追い込んでいたと言うべきだろう。メシヤ活動を始める前にしなければならない一つのこと、それはサタンと戦うことだった。(次回につづく)



◇



 平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

  • ツイート

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 衆院選での排外主義的ヘイトスピーチを懸念、日本キリスト教協議会がメッセージ

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • ヨハネの黙示録(12)天に一つの開いた門 岡田昌弘

  • 十字架を背負う(その2) マルコ福音書8章31節〜9章1節

  • ワールドミッションレポート(2月5日):トルクメニスタン 統制国家の地下教会はそれでも主を礼拝する

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(38)3人の将校

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • ヨハネの黙示録(12)天に一つの開いた門 岡田昌弘

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • 米ワシントンの教会、礼拝出席者が7年で20倍に 信仰に立ち返る若年・中堅世代たち

  • AIに心を持たせることは可能なのか クリスチャンの東京科学大学名誉教授が解説

  • ワールドミッションレポート(1月31日):チベット イエスに出会ったチベット仏教僧―光の使者になる④

  • UFOと終末預言がテーマ クリスチャン映画「未確認」「収穫の終わり」が日本語字幕化

  • ムラリー主教、第106代カンタベリー大主教に正式就任 1400年の歴史で初の女性

  • 英米の聖書販売部数、過去数十年で最高を記録 6年で倍増の勢い

  • 韓国の合同捜査本部、「新天地」の本部などを家宅捜索 政界との癒着疑惑で

  • 衆院選で外国人敵視拡大に懸念、外キ協など11団体が共同声明「排外主義の扇動に反対」

  • 無料オンライン講座「キリストの基礎知識コース」第11期受講者募集 2月14日開講

  • ヨハネの黙示録(12)天に一つの開いた門 岡田昌弘

編集部のおすすめ

  • 世界最悪は北朝鮮、死者が最も多いのはナイジェリア 迫害国50カ国まとめた報告書発表

  • お薦めのボンヘッファー入門書3冊 映画を観て興味を持った人のために

  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.