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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(231)宣教拡大の鍵「善き隣人バンク」の紹介と支援のお願い 広田信也

2025年9月20日09時42分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

2019年末から続いたコロナ禍を経て、地域教会の礼拝出席者の減少に歯止めがかからず、活動をやめてしまう教会や、売却される教会堂が増えていると聞いています。

その一方で、オンラインによる聖書や信仰に関する発信量は徐々に増え、これまでキリスト教会に集ったことのない人々にも多くの情報が届き、キリスト教に好意的な人が増えているように思います。

つまり、日本社会ではキリスト教への好意的な傾向が強まる一方で、地域教会を訪れる人が減少するという、相反する状況が続いているわけです。

傾聴を通し、信頼関係を得て寄り添う

このような状況に対し、地域教会の在り方さえ変われば、日本宣教は必ず拡大すると思いますが、個人主義を基本とする欧米文化の上に、絆の強い日本独自の教会文化を重ねた現状を、教会内部から変えるのはとても難しいことです。(参考・第227回:教会の内と外の間には境界線がある)

そこで私たちは、自ら創設したブレス・ユア・ホーム(株)において、日本宣教拡大を目指して、さまざまな宣教手段を試してきました。試行錯誤が数年続きましたが、多くの宣教手段の中、介護保険外サービスとして始めた「継続的な傾聴」の宣教効果が、最も優れていることに気付きました。

形のある福祉的なサービス事業は、現代社会において数多く提供されていますが、一般的に依頼者の状況変化に伴い、サービスを終了するか、あるいは内容を変更する必要があります。

一方、傾聴(話し相手)を通し、良い人間関係を築くことに特化すれば、依頼者の状況変化にも柔軟に対応し、長期にわたって寄り添うことが可能です。福音宣教は、このような信頼関係を築いてこそ拡大展開するものです。

やがて、聖霊を心に宿す信者が、傾聴の姿勢で依頼者の話を聴くとき、神様ご自身が、忍耐強く依頼者に寄り添ってくださることを実感するようになります。

私たちは、この働きを何とか日本社会に拡大展開したいと考えましたが、話を聴くだけの介護保険外サービスでしたので、有料サービスの事業として拡大展開するのは極めて難しいと思いました。

完全無償、寄付金によって運営

さらに、このような依頼者に寄り添う働きは、傾聴を担う実務者の負担が大きいため、スタッフを支えるため、統括する組織を充実させる必要があり、多額の経済的負担と長期にわたる人的投資が必要になります。通常の方法や考え方では、拡大展開が難しいのは明らかでした。

唯一、多くの依頼に対し、長期にわたって応え、拡大展開できるとしたら、宣教の志を持つ献身的な信者が中心となり、応援者、賛同者からの寄付金を用いて、依頼者に対しては、完全無償でサービスを提供することに限ると考えました。

大変大きなチャレンジでしたが、この手法こそ、神様が示してくださった宣教手段と確信した私たちは、「継続的な傾聴」の働きをブレス・ユア・ホーム(株)の業務から切り離し、2021年に、完全非営利型一般社団法人「善き隣人バンク」を設立し、フルタイムスタッフを1人雇用して働きを始めました。

おのずと宣教が拡大する唯一の手段

その時から約5年が過ぎ、「善き隣人バンク」の働きは徐々に拡大し、フルタイムスタッフは2人、傾聴スタッフは約60人、応援者、支援者に至っては数百人になりました。傾聴件数は1年に約1800件に及んでいます。

いまだ小さな歩みですが、宣教が進みにくいとされる日本社会にあって、依頼者もスタッフもおのずと増えるわけですから、他に例を見ない効果的な宣教手段であることが実証されてきたと思います。

依頼者からの感謝を伝える言葉や、スタッフからの喜びの声も数多く届くようになり、大変励まされて働きを進めています。

「善き隣人バンク」は日本宣教拡大の鍵になる

これまで地域教会の内と外には大きな境界線があり、地域教会が地域住民に寄り添う道が閉ざされてきたと思います。日本社会では、キリスト教に好感を持つ人が多いにもかかわらず、信者との接点は少ないのが現実でした。

しかし「善き隣人バンク」の働きは、今後もおのずと拡大し、やがて地域教会の信者が多くの地域住民に寄り添える道を備えるようになると考えています。信者が地域住民の「善き隣人」になれば、地域社会との信頼関係が育まれ、これまで進まなかった他の宣教手段も大いに生かされるようになるはずです。

やがて、日本の各地において「善き隣人バンク」が日本宣教拡大の鍵の役割を果たし、多くの人々が福音を知るようになると心より期待しています。

心配された人件費などの活動費は、不安を抱えつつも、不足額は常に信仰によって備えられています。しかし、日本各地への拡大展開のために、さらに多くの人材と人材を支える資金が必要になります。

現在、マンスリーサポーターを募集しています。慣れない一般のファンドレイジング活動に参加して悪戦苦闘していますが、下記サイトより、私たちの働きへの応援者、支援者になっていただけると大変ありがたいです。

サイトはこちら:『グッドサマリタンサポーター』大募集!

皆様と共に神様の祝福を日本の各地に届けたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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